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2026/09/10
★音声解説付き

FXの値動きはどう比べる?ループイフダンの「総推移」とレート変動幅確認表の見方

#FX
#ループイフダン
#為替

 

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本音声は、記事をもとにAIを活用して制作しています。一部、発音やイントネーション、漢字の読み方が不自然または正確でない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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FXの通貨ペアを比べるとき、「どれくらい大きく動いたか」だけを見ていないでしょうか。

同じようによく動く通貨ペアでも、一方向へ大きく価格が動いたのか、比較的限られた価格帯の中で上下を繰り返したのかでは、その中身は異なります。

そこで確認したいのが、当社の「レート変動幅確認表」です。

この表には、各通貨ペアの高値・安値・変動幅に加えて、「推移」という項目を掲載しています。本記事では、この「推移」を分かりやすく「総推移」と表記します。

変動幅は「どこまで動いたか」、総推移は「その期間にどれだけ値動きが積み重なったか」、この2つを組み合わせることで、通貨ペアごとの過去の値動きを異なる角度から比較できます。

当社のループイフダンは、あらかじめ設定した値幅をもとに、相場の動きに合わせて自動で売買を繰り返すFX自動売買です。こうした仕組みでは、通貨ペアが「どの範囲で」「どのくらい動いてきたのか」を知ることが、運用を考える材料になります。

この記事では、2026年9月時点のデータを使いながら、レート変動幅確認表の見方と、ループイフダンでの活用方法を解説します。

1.FXの「変動幅」と「総推移」の違い

当社のレート変動幅確認表では、10年、5年、3年、1年など期間別に、各通貨ペアの高値・安値・変動幅・推移を確認できます。
まず、それぞれの数字が何を表しているのかを整理しましょう。

変動幅とは?

変動幅は、計測期間中の高値と安値の差です。
たとえば、ある通貨ペアが5年間で、

  • 高値:160円
  • 安値:140円

だった場合、変動幅は20円です。
つまり、

変動幅=その期間に価格がどこまで広がったかを見る数字

過去の変動幅を確認すると、その通貨ペアが一定期間にどの程度の値動きの範囲まで広がったのかを把握できます。

総推移とは?

総推移は、レート変動幅確認表で「推移」と表記している数値で、「計測期間内における1時間足の高値と安値の差の合計」です。
たとえば、

  • 1時間目:30pips
  • 2時間目:20pips
  • 3時間目:40pips

であれば、この3時間の総推移は合計90pipsです。
これを計測期間全体で積み上げたものが総推移です。
つまり、

総推移=その期間にどれだけ値動きが積み重なったかを見る数字

総推移の単位は、対円通貨ペア、外貨同士の通貨ペアともにpipsです。

fx-price-range-total-movement-pips-comparison.jpg

2.変動幅だけでなく総推移も確認する理由

高値と安値が分かれば、その通貨ペアがどこまで動いたのかは確認できます。
それでも総推移も見る理由は、変動幅だけでは、その価格帯の中でどれだけ値動きが積み重なったのかまでは分からないからです。

たとえば、どちらも140円から160円までの20円の変動幅だったとしても、

【相場A】
140円 → 145円 → 150円 → 155円 → 160円
のように比較的一方向へ進む相場と、

【相場B】
140円 → 150円 → 143円 → 158円 → 148円 → 160円
のように途中で上下を繰り返す相場では、値動きの中身が違います。

fx-price-range-vs-total-movement-market-patterns.jpg

実際の総推移は、この価格経路をそのまま足し合わせるわけではありませんが、目安として1時間足ごとの高値と安値の差を合計して算出しています。

ここで大切なのは、同じ変動幅でも、その期間に積み重なった値動きの量は異なるということです。

「どこまで動いたか」と「どれだけ動いたか」は違う

整理すると、

  • 変動幅=値動きの「範囲
  • 総推移=値動きの「
    変動幅が大きければ、期間中に高値と安値の差が大きく広がったことが分かります。
    総推移が大きければ、1時間足ごとの値動きが大きく積み重なっていたことが分かります。
    この2つをセットで見ることで、
    「値動きの範囲そのものが大きく広がった通貨ペアなのか」
    「限られた価格帯の中で値動きが積み重なった通貨ペアなのか」
    という違いを考えやすくなります。

「変動幅が小さく、総推移が大きい」と何が分かる?

ここで注目したいのが、変動幅が小さい+総推移が大きいという組み合わせです。

変動幅が小さいということは、その期間の高値と安値の差が限られていたことを意味します。
一方で総推移が大きいということは、その価格帯の中で1時間足ごとの値動きが大きく積み重なっていたことを意味します。

つまり、この2つが組み合わさると、比較的限られた価格帯の中で、上下動を繰り返しながら値動きが積み重なってきた特徴を読み取る材料になります。

簡単にいえば、「遠くまで行かないのに、よく動いていた」相場です。
これは、一定の値幅ごとに売買を繰り返すループイフダンを考えるうえでも注目したい値動きです。

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3.2026年9月のデータで通貨ペアを比較

では、実際のレート変動幅確認表を見てみましょう。

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対円通貨ペアの変動幅は円、外貨同士の通貨ペアはpipsで表示しています。
そのため、米ドル/円の55.2円とユーロ/英ポンドの1,054pipsを数字だけで直接比べて、どちらが優れていると判断するものではありません。
見るべきなのは、それぞれの通貨ペアについて、変動幅と総推移がどのような組み合わせになっているかです。

米ドル/円・ポンド/円|値動きの量も範囲も大きい

米ドル/円の5年間の変動幅は55.2円、ポンド/円は70.9円です。
総推移も米ドル/円698,020pips、ポンド/円965,164pipsと大きくなっています。

この5年間では、1時間足の値動きが大きく積み重なっただけでなく、高値と安値の差も大きく広がっていたことが分かります。
つまり、総推移だけを見れば「よく動いていた」といえますが、同時に変動幅も大きくなっています。
このようなケースでは、値動きが大きく積み重なった一方で、価格そのものも広い範囲まで動いていたと見る必要があります。

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ユーロ/英ポンド|限られた範囲で値動きが積み重なっている

ユーロ/英ポンドは、5年間の変動幅が1,054pips、総推移274,885pipsです。
当社ではこれまで、ユーロ/英ポンドについて、通貨の歴史的背景などからレンジ相場を形成しやすい通貨ペアの一つとして紹介してきました。

2026年9月時点の5年間のデータでは、高値0.92556、安値0.82010となっています。
こうした変動幅と総推移を組み合わせることで、比較的限られた価格帯の中で上下動を繰り返しながら、値動きが積み重なってきた特徴を読み取る材料になります。
より具体的に「どの水準で何度往復していたのか」を確認したい場合は、チャートもあわせて見るとよいでしょう。

eur-gbp-range-total-movement-analysis.jpg

豪ドル/NZドル|過去のレンジが続くとは限らない

豪ドル/NZドルも、当社では両通貨の相関性などから、レンジ相場を形成しやすい通貨ペアとして紹介してきました。
以前の運用プランでは、過去5年間がおおむね1.0000〜1.1500の範囲で推移していたことを一つの材料としていました。

しかし現在の5年間のデータでは、高値1.23117、安値1.02738、変動幅は2,037pipsまで広がっています。
総推移も390,657pipsありますが、以前より高値と安値の範囲そのものが広がっています。
このように、総推移が大きくても、同時に変動幅が広がっていれば、以前と同じように一定の範囲の中で動いている通貨ペアとはいえません。

過去にレンジを形成していた通貨ペアでも、金融政策や経済環境などが変われば、それまで意識されていた価格帯から外れることがあります。
レート変動幅確認表を定期的に確認する意味が分かる例です。

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4.レート変動幅確認表の活用法

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ここまで見てきた変動幅と総推移は、FXの通貨ペアごとの値動きを比較するためのデータです。
では、FX自動売買のループイフダンではどう活用できるのでしょうか。

ループイフダンは、一定の値幅ごとに自動で売買を繰り返す仕組みです。
そのため、単に「大きく動く通貨ペア」を探すのではなく、どの程度の値動きの範囲の中で、どのくらい値動きが積み重なってきたのかを見ることが、通貨ペアを検討する材料になります。

① 長い期間から値動きの範囲を確認する
レート変動幅確認表では、10年、5年、3年、1年など複数の期間を確認できます。
まず長い期間を見ることで、その通貨ペアが過去にどの程度の範囲まで動いたことがあるのかを確認できます。
たとえば直近1年では変動幅が小さくても、5年、10年と期間を広げると、それ以前に大きく動いた局面が含まれていることがあります。
そのうえで3年や1年のデータも見ると、長期の値動きと比べて、最近の変動幅や総推移がどのように変化しているのかを確認できます。
長い期間で過去の値動きの範囲を確認し、短い期間で最近の特徴を見る。
複数の期間をこのように使い分けることで、その通貨ペアの値動きをより立体的に捉えやすくなります。

② 変動幅で「どこまで動いたか」を確認する
次に、高値・安値・変動幅を確認します。
当社では、過去のレート変動幅を参考に、どの程度の相場変動を想定して運用するのかを考える方法をご案内しています。
変動幅は、想定する値動きの範囲や必要資金を考えるうえで重要な材料です。

③ 総推移で「どれだけ動いたか」を確認する
同じ期間の総推移を見ることで、各通貨ペアで1時間足の値動きがどの程度積み重なってきたのかを確認できます。
特に、変動幅は小さいのに、総推移は大きい通貨ペアは、限られた価格帯の中で上下動を繰り返しながら値動きが積み重なってきた特徴を持つと考えられます。
こうした値動きは、一定値幅ごとに売買を繰り返すループイフダンを考えるうえで注目したいポイントの一つです。
ただし、総推移だけで具体的な往復回数まで分かるわけではありません。必要に応じてチャートも確認しましょう。

④ 値幅・最大ポジション数・必要資金へつなげる
通貨ペアの値動きを確認したら、実際の設定を考えます。
まず、「設定値幅 × 最大ポジション数」によって、ループイフダンの注文範囲を確認できます。

たとえば値幅50銭、最大ポジション数40なら、
50銭 × 40=20円
です。
自分が想定する相場の変動幅と、この注文範囲を比較して設定を考えます。

つまり、

  • 通貨ペアの値動きを比較する
  • 想定する変動幅を考える
  • 値幅・最大ポジション数を考える
  • 必要資金を確認する

という流れです。

レート変動幅確認表は、ループイフダンの通貨ペアや設定を考えるための入口として活用できます。

5.総推移や変動幅を見るときの注意点

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レート変動幅確認表は、過去の値動きを比較するためのデータです。
ただし、総推移や変動幅だけで通貨ペアや設定を決めることはできません。

総推移だけを見た場合、数字が大きくても、一方向への大きなトレンドによって値動きが積み重なっている可能性があります。
そこで重要なのが、変動幅と組み合わせて見ることです。
変動幅が小さく、総推移が大きい場合は、限られた価格帯の中で上下の値動きが積み重なってきた特徴を読み取ることができます。

一方で、過去の変動幅が小さかったからといって、その値動きの範囲が将来も続くとは限りません。
豪ドル/NZドルのように、過去に一定のレンジが意識されていた通貨ペアでも、相場環境の変化によって値動きの範囲が広がることがあります。

実際の運用では、変動幅や総推移に加えて、チャートの値動き、スプレッド、スワップポイント、売買方向、最大ポジション数、運用資金なども確認する必要があります。

レート変動幅確認表は「正解の通貨ペア」を教えるランキング表ではありません。
通貨ペアが過去にどのように動いてきたのかを理解し、その後の運用を考えるための資料として活用することが大切です。

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まとめ|「どこまで」と「どれだけ」を組み合わせて見る

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レート変動幅確認表では、通貨ペアごとの高値・安値・変動幅・推移を確認できます。

  • 変動幅=その期間にどこまで動いたか
  • 総推移=その期間にどれだけ値動きが積み重なったか

そして、この2つを組み合わせることで、値動きの特徴がより見えやすくなります。

限られた変動幅の中で総推移が大きければ、その価格帯で上下動を繰り返しながら値動きが積み重なってきた特徴を読み取ることができます。
これは、一定の値幅ごとに売買を繰り返すループイフダンを考えるうえでも注目したいポイントです。

ただし、過去の値動きの範囲が将来も続くとは限らず、総推移から具体的な往復回数まで分かるわけでもありません。
「どこまで動いたか」と「どれだけ動いたか」を組み合わせて、その通貨ペアがどのように動いてきたのかを読み解く。
それが、レート変動幅確認表を活用するポイントです。

本記事はFXおよびループイフダンに関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の通貨ペア、設定値幅、取引方法等を推奨するものではありません。

通貨ペアの総推移に関するQ&A

Q1. FXの「総推移」とは何ですか?

A. 当社のレート変動幅確認表では「推移」と表記しています。

計測期間内における1時間足の高値と安値の差を合計したもので、その期間にどの程度の値動きが積み重なったかを見る数字です。本記事では分かりやすく「総推移」と表記しています。

Q2. 変動幅が小さく、総推移が大きい通貨ペアは何が特徴ですか?

A. 一定期間の高値と安値の差が比較的限られている一方、その中で1時間足の値動きが大きく積み重なっていたことを示します。

そのため、限られた価格帯の中で上下動を繰り返してきた特徴を読み取る材料になります。ただし、具体的な往復回数までは総推移から直接分かりません。

Q3. レート変動幅確認表はループイフダン以外でも参考になりますか?

A. 変動幅や総推移は、通貨ペアが過去にどのように動いてきたのかを確認するデータです。

そのため、FXの通貨ペアごとの値動きを比較する材料として見ることができます。ループイフダンでは、さらに値幅、最大ポジション数、必要資金などと組み合わせて活用します。


 

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Mr.X
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飲食から金融まで多彩な現場を渡り歩く、猪突猛進なアイネット証券の社員。データと歴史から知恵を拾い集め、難しい投資話を「面白く、深く」紐解くことをモットーとする。

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