「いつもの検索」が落とし穴:公式そっくり偽サイトを避けるログイン習慣

目次
その「一番上」は、本当に公式サイトですか?
あなたは、利用している証券会社や銀行にログインする時、どうやってアクセスしていますか?
・検索窓に「〇〇証券」と入力
・一番上に出たリンクをクリック
・そのままID・パスワードを入力
もしこれが“いつもの習慣”になっているなら、今日から変えてください。
少し強めに言うと、その行動は「見た目が似ている別の入口」に入って、ID・パスワードという“鍵”を渡してしまうのに近いです。
最近は、検索結果の最上部に“公式そっくり”の偽サイトが出てしまうケースもあります。
この記事では、見抜き方より先に、「踏まない入口の作り方」を“行動手順”で整理します。
1. なぜ起きる?「目立つ場所に出せる仕組み」を悪用される

検索結果の画面には、大きく2種類があります。
①普通の検索結果(検索内容に合うページ)
②広告(お金を払うと目立つ場所に出せる)
この「広告」が、検索結果の一番上に出ることがあります。
小さく「広告」と書いてあっても、急いでいると見落としがち。犯人はここを狙います。
やられる流れはシンプルです。
・公式に似たURLを作る
・会社名で広告を出す(=最上部に表示)
・偽サイトでID・パスワードを入力させる
つまり、「一番上=公式」という思い込みを、そのまま利用してきます。
2. よくある手口:気づけないまま進むのが一番怖い

こんな流れが起きます。
①朝、急いでログインしたくて会社名を検索→最上部のリンクをクリック
②ログイン画面はいつも通りに見える(違和感がない)
③ID・パスワードを入れてログイン
④一瞬エラーっぽくなり、次の瞬間、公式サイトが開く
⑤「入力ミスだったかな」と思って公式側で再ログイン→普通に入れる
ここで「助かった」と思いがちですが、最初の入力が盗まれていると、裏側ではこうなります。
・盗まれた情報でログインを試される
・連絡先や各種設定を変更され、出金準備を進められる
・本人が気づいた時には資産が動いている
怖いのは、騙されたことに気づきにくい点です。
「なんか変だったけどログインできたし…」が、一番危ないパターンです。
3.「検索しない」が最強。入口を固定するだけで事故は激減する

偽サイトを見抜く力を鍛えるより、確実なのはこれです。
【結論】偽サイトに出会わない入口を使う(入口を固定する)
対策①:ブックマーク(お気に入り)からアクセス
一度だけ正しい公式サイトにアクセスしたら、ブックマーク登録。
次回からは検索せず、ブックマークから入る。
これだけで、検索上位に紛れた偽サイトを踏む確率は大きく下がります。
対策②:公式アプリを利用する
スマホなら、可能なら公式アプリ固定が強いです。
検索結果を踏まない導線になり、偽サイトに誘導されにくくなります。
対策③:どうしても検索するなら「URLを確認してから」クリック
どうしても検索が必要な時は、クリック前にURL(アドレス)を確認してください。
“雰囲気”ではなく、文字で判断します。
4. 偽URLの見分けかた(初心者でもできる“3秒チェック”)

URL確認は、慣れると本当に3秒でできます。見る順番はこれです。
①会社名のあとに“余計な単語”が付いていないか
偽物は、公式っぽく見せるために、後ろにそれっぽい単語を足すことがあります。
例:login/secure/auth/confirm/supportなど。
「盛っているほど疑う」がコツです。
②末尾(.co.jp/.comなど)を確認する
公式が「.co.jp」なのに、「.com」「.xyz」などになっていたら警戒。
最後が違えば別物です。
③ハイフン(-)や余計な記号で“寄せて”いないか
偽物は、公式に寄せるために余計な記号や単語を足しがちです。
迷ったら、その時点で入力しない。
ブックマークやアプリに戻るのが正解です。
④クリック後も油断しない:入力前に“もう一回”確認
クリック前に見たとしても、入力前にもう一度URL確認。
焦っている時ほど、確認は2回が安全です(指差し確認のつもりでOK)。
5.まわりの人に広めるが一番効く:共有テンプレ(コピペOK)

詐欺は「知っている人」が増えるほど、刺さりにくくなります。
家族やまわりの方に、まずはこのまま貼って共有してください。
テンプレ①(短文/まず注意喚起)
【注意】ログインは“検索しない”が安全です。
証券会社・銀行は、検索結果の一番上が偽サイトのことがあります。
次回からブックマーク/公式アプリからアクセスしてください。
どうしても検索する時は、URL(アドレス)を見てから押してください。
テンプレ②(少し丁寧/やること3つ)
【資産防衛ルール(超重要)】
①ログインは検索せずブックマークから
②可能なら公式アプリを使う
③検索する場合は、押す前・入力前にURL確認(1文字でも違ったら中止)
「一番上=公式」は危険です。
テンプレ③(万が一やった時の初動)
【もし偽サイトに入力したかも?】
すぐに公式サイト(ブックマーク/公式アプリ)に移動し、パスワード変更。
ログインできない/不安なら、サポートに連絡して利用停止(凍結)を相談してください。
“気づいた瞬間の行動”が被害を分けます。
6. まとめ:資産を守れる人は「入口」を固定している
「大手検索サイトだから安心」「一番上だから本物」この感覚は、今日で捨ててください。
・検索しない(ブックマーク/公式アプリ)
・どうしても検索なら、URLを確認してから
・1文字でも違えば、入力しない
・入力前にもう一回URL確認(2回が安全)
この数秒の手間が、あなたが積み上げた資産を守る壁になります。
セキュリティソフトの前に、まずはアクセス習慣をアップデートしましょう。
偽サイト対策Q&A
もし偽サイトにIDやパスワードを入力してしまったら?
すぐに“本物の公式サイト”で変更し、必要なら利用停止を相談してください。
気づいたら、ブックマークや公式アプリから正しいサイトへ戻り、パスワード変更。
ログインできない場合はサポートへ連絡し、利用停止(凍結)を相談しましょう。スマホでもURL確認は必要ですか?
必要です。むしろスマホの方が見落としやすいです。
画面が小さく、URLが省略表示されることがあります。
可能なら公式アプリ固定が安全です。ウイルス対策ソフトがあれば防げますか?
助けにはなりますが、完全ではありません。
偽サイトは新しいURLが次々作られます。
最後に効くのは、検索しない/URL確認の習慣です。
【注意事項】
- 本記事に掲載する情報については、正確性・完全性の確保に努めておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 本記事は、資産運用やFX取引に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の取引手法やサービスの利用を推奨・勧誘するものではありません。
- 投資に関する最終的な判断は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
なお、本記事の閲覧または利用により生じたいかなる損害についても、著者および株式会社アイネット証券は一切の責任を負いかねます。