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2025/06/17
山中康司

「ループイフダン研究室」6月の戦略(月中版)〜主要通貨でBS運用〜

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#ループイフダン
#資産運用

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「ループイフダン研究室」6月の戦略(月中版)

 

1.お知らせ

これまで月に2回レポートを提供してきましたが、3ヶ月後の運用評価も特に問題なさそうですので当面は現在のポートフォリオ運用を継続予定です。それに伴いレポートはスタイルを変え、アイネット証券による運用報告として今後は継続していきます。

いっぽう、これまで隔月ペースで実施してきたオンラインセミナーを毎月上旬に実施し、その中でも運用報告を行うとともに、ループイフダンのより詳細な分析を行うべく色々な設定による過去検証を実施していきます。

例えばドル円で最大ポジション数や値幅設定を変化させた場合に具体的にどのような変化が見られるのかといったような検証です。実際に自分でトレード内容を設定する場合に役立つ内容になると思います。

次回セミナー(6月21日)はこれまで同様の内容で実施し、その次の7月5日から新しいスタイルでのセミナーとなります。市場分析もファンダメンタルとテクニカルとでこれまで以上に力を入れていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

2.マーケット概況

6月上旬も金融市場はトランプ大統領の発言が影響していますが、先週はいくつかの変化が見られました。

まず米中協議が着実に進んでいることから市場参加者はリスクオンのスタンスで動き、先週水曜にはトランプ大統領が米中間協議は双方のトップが承認すれば合意、レアアースは前倒しで供給と発言したことで6月高値145.46レベルまでドル円は上昇しました。しかし、直後に発表された米国CPIが前月比で予想よりも弱かったことから米金利が低下、ドル円も144円台へと水準を下げていたところに、木曜朝には中東情勢緊迫のニュースが飛び込んできました。

イスラエルによるイランへの攻撃が実施されたことで急速にリスクオフが強まり、ドル円は終日下落を続け、翌金曜の東京朝方にはテヘランで爆発音とのニュースに株式市場が急落、ドル円も142.79レベルの安値をつけました。その後のドル円は週末クローズに向け買い戻しが入り144円台に乗せて引けましたが、ダウ先物は引けにかけて週間安値を更新して引けています。

依然として中東発のリスクオフ懸念が強い証拠ですが、今週はG7サミット、日銀会合、FOMCとイベントが続きます。その間もトランプ関税に関するニュースは出てきそうですから引き続きリスクオンとリスクオフの材料に揺さぶられながら方向感は出にくい、という流れが続いていくのではないかと見ています。

 

3.全体評価

【現在の戦略】
  ドル円=  BS100(ネットポジション数=±0
  ユーロ円=  BS80(ネットポジション数=-6
  ポンド円=  BS100(ネットポジション数=-8
  豪ドル円=  BS80(ネットポジション数=-4
  ユーロ米ドル=BS60(ネットポジション数=-7
       全て、取引単位1000通貨単位、最大ポジション数25となっています。

【6月前半の損益合計】
  確定損益= +36,736円
  (詳細は各通貨ペアの項目を参照) 
    

【運用開始来損益合計】(2025年4月10日〜)
  確定損益= +218,496円
  含み損= ―161,360円
  時価評価= +57,136円   

【運用開始来月別損益推移】
  4月 +83,515円
  5月 +98,245円
  6月 +36,736円(6月13日まで)

【必要目安資金】
  当初取引時= 2,098,161円(4月10日)

 

各通貨ペア内のネットポジションについて

ネットポジションとは、同一通貨ペアの未決済のポジションを相殺して残った実質的な保有ポジションのことです。売りポジションが多い場合はマイナス表記で、買いポジションが多い場合はプラス表記で表します。

 

4.米ドル円

【チャートとポジション状況】
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【現在の戦略】
6月後半の戦略=BS100(取引単位1000通貨単位、最大ポジション数25)

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  ネットポジション(※)=±0
  確定損益=+9,813円
  含み損=-23,078円
  時価評価=-13,265円 
 

  

5.ユーロ円

【チャートとポジション状況】
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【現在の戦略】
6月後半の戦略=BS80(取引単位1000通貨単位、最大ポジション数25)

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  ネットポジション(※)=-6
  確定損益=+6,513円
  含み損=-21,503円
  時価評価=-14,990円 
 

 

6.ポンド円

【チャートとポジション状況】
ポンド円.png

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【現在の戦略】
6月後半の戦略=BS100(取引単位1000通貨単位、最大ポジション数25)

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  ネットポジション(※)=-8
  確定損益=+6,946円
  含み損=-60,051円
  時価評価=-53,105円 
 

 

7.豪ドル円

【チャートとポジション状況】
豪ドル円.png

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【現在の戦略】
6月後半の戦略=BS80(取引単位1000通貨単位、最大ポジション数25)

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  ネットポジション(※)=-4
  確定損益=+5,698円
  含み損=22,502円
  時価評価=-16,804円 
 

 

8.ユーロ米ドル

【チャートとポジション状況】
ユーロドル.png

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【現在の戦略】
6月後半の戦略=BS60(取引単位1000通貨単位、最大ポジション数25)

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  ネットポジション(※)=-7
  確定損益=+7,766円
  含み損=-28,226円
  時価評価=-20,460円 
 

 

9.現在の運用方針について

現在の運用は、アイネット証券が公開している運用ランキングの中から長期的な運用に向きそうな戦略をピックアップしています。具体的にはドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルで過去半年のパフォーマンスをチェックの上で最大ポジション数が25となっているストラテジーを選びました。詳細は各通貨ペアの項目をご覧ください。

今後もパフォーマンスをチェックしながら運用開始から3か月後(6月末時点)に継続運用に問題が無いかの評価を行う予定です。

 

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著者プロフィール
山中康司
山中康司

1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。