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2025/01/08
一般社団法人日本ファイナンス協会

FXの税金ってどうなっているの?利益を出したときの注意点を解説【一般社団法人日本ファイナンス協会】

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#お金の知識
#税金
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FXを始めるにあたり、重要なのが「口座選び」です。口座開設する会社によって、かかるコストやサポート体制は異なり、取引のしやすさや利益に大きな影響を受けます。

FXは少ない資金でも始められるのが魅力の投資ですが、利益を出した時には税金を納めなければなりません。

「黙っていればバレないのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、税金の申告を怠るとペナルティが発生します。そのため、税金トラブルを避けるなら、FXの税制について理解しておかなければならないのです。

この記事では、国家資格である「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」などを保有している一般社団法人日本ファイナンス協会が、FXの利益に対する税金や確定申告の基本と、税金トラブルに遭わないためのポイントについて詳しく解説していきます。

 

1.FXの税金の仕組みと計算方法


サラリーマン(給与所得者)の方が年間20万円以上、専業主婦や学生の方が年間48万円以上FXで利益を出した場合は、基本的に確定申告が必要です。

FXの利益に係る税金は、一律20.315%です。この内、所得税は15%、住民税は5%、そして復興特別所得税が0.315%となっています。

この仕組みは日本全国で統一されており、税率が変わることはありません。

例えば、FXで年間50万円の利益を出した場合、税額は以下のようになります。

50万円×20.315%=101,575円

確定申告の際にはこの金額を報告し、税金を納付する必要があります。申告を怠ると延滞税や加算税が課されるため、正確に計算し、必ず期限内に申告するようにしましょう。

また、FXの損益を計算する際にはスワップ益や手数料なども考慮する必要があります。例えば、年間のスワップ益が10万円あり、手数料が5万円発生している場合、実質的な利益は以下のように計算されます。

50万円(取引利益)+10万円(スワップ益)-5万円(手数料)=55万円

なお、未決済の取引利益やスワップポイント益は課税対象外となります。ポジションを決済して実際に受け取った利益が課税対象となるので、その点には注意しておきましょう。

 

FXの経費として計上できる項目

FX取引にかかった費用の一部は、経費として計上することができます。代表的な費用としては、下記の6つが挙げられるでしょう。

・取引手数料
・通信費
・FXに関連する書籍やセミナー代(交通費も含む)
・FX専用のPCや周辺機器の購入費
・取引環境を整えるためのソフトウェア購入費など

上記のように、FXのために発生した費用であると認められる場合は、それぞれを経費として計上することができます。

ただし、経費を計上する際には、以下の3点に注意しておく必要があるのです。

①    領収書を保管する
②    私用とFX用で物を分ける
③    年間損益報告書を活用する

例えば、PCと仕事とプライベートで共用する場合、経費に計上できるのは仕事に使用した分のみとなってしまいます。つまり、より多くの費用を経費として計上したいのであれば、FX専用のPCや周辺機器が必要となるのです。

経費を適切に計上すれば、税負担を軽減しつつ正確な申告をすることができます。特にFX初心者の方は、どの経費が申告可能かを事前に確認しておくと良いでしょう。

なお、スマホやタブレット端末から確定申告に必要な書類を確認したい方は、アイネット証券がおすすめです。

取引システムから「レポート」→「金融商品取引年間報告書」を選択することで簡単に書類を出力できるので、確定申告の際は必ず確認するようにしてくださいね!

 

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2.FXの確定申告の手順と必要書類


FXで一定の利益を出した人は、毎年2月中旬から3月中旬にかけて確定申告を行う必要があります。確定申告は、以下の手順に従って行いましょう。

①    年間損益報告書を取得(利用しているFX会社からダウンロード可能)
②    確定申告書を作成
③    源泉徴収票、経費関連の領収書、年間報告書などの必要書類を準備
④    税務署に提出

確定申告は用紙での提出も可能ですが、国税庁のe-taxを使用すれば多くの手間を省くことができます。オンラインで確定申告を行いたい方は、e-taxを活用するようにしましょう。

なお、FX初心者の方はサポート体制が非常に充実しているアイネット証券がおすすめです。

アイネット証券では、取引画面をオペレーターに共有してリアルタイムで操作方法などの説明を受けられる遠隔サポートも用意しています。安心して取引できる環境が整っているので、FX取引や確定申告に不安がある方は是非一度利用してみてくださいね。

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なお、アイネット証券の評判や口コミについて詳しく知りたい方は、アイネット証券の評判・口コミにて紹介しているので、是非参考にしてください。

 

 

3.FXの税金面での注意点と節税のポイント

FXの税金対策をしたい方は、以下のポイントを押さえておきましょう。

①    他の金融商品と損益を合算する(損益通算を行う)
②    確定申告の期限を守る
③    税理士などの専門家に相談する
④    経費や損失の詳細など、できるだけ正確な記録を残す

確定申告は期限内に行わないと、延滞税や加算税が課されるリスクがあります。これらのペナルティによって余計な税負担が増える可能性もあるので、期限を守って申告することを意識しておきましょう。

また、税金計算が複雑だと感じた場合は、税理士などの専門家に相談するのも一つの手です。正確な申告ができるのはもちろん、場合によっては見落としていた節税対策をアドバイスしてもらえることもあるので、不安な方は利用してみてくださいね。


 

4.FXの税金に関するよくある質問

Q.FXで利益が出ました。初めて確定申告をするのですが、どこから手を付ければ良いですか?
A.まずは年間損益報告書を取得し、自分の収支を確認しましょう。その後、必要書類を揃えたら申告書を作成してください。

Q.FXの利益が少額だったとしても確定申告は必要ですか?
A.はい、FXの利益が一定額を超えている場合はどなたでも確定申告が必要です。サラリーマンなどの給与所得がある方は年間20万円、専業主婦や学生の方は年間48万円以上の利益で確定申告が必要になることを覚えておきましょう。

Q.確定申告はスマホからでもできますか?
A.e-taxを活用すれば可能です。事前にマイナンバーカードを用意しておくと、スムーズに手続きを進めることができますよ。

 

 

5.FXの税金ってどうなっているの?【まとめ】

FXで得た利益を守るためには、税金に関する正しい知識が欠かせません。

税率や経費計上のルールをきちんと理解し、確定申告を正確に行うことで、税金トラブルを未然に防ぐことが可能です。

税金対策を万全にしておけば、FX取引により安心して挑むことができます。確定申告が初めての方でも、今回の記事を参考にして準備を進めてみてくださいね。

なお、FX初心者の方は5年間のお客様の損益平均が136万円の利益※・シンプルな仕組みで人気のアイネット証券の「ループイフダン」がおすすめです。

※2019年4月1日〜2024年3月31日にループイフダン口座で運用中のお客様を対象とし、各口座の損益額を平均した金額です(アイネット証券調べ)

FX初心者向けの丁寧なサポート体制が整っているので、興味がある方はぜひ口座を開設して取引を始めてみてくださいね。

 

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金融の専門家である1級ファイナンシャル・プランナーや、日本証券業協会が認定する証券外務員一種の資格保有者が記事の執筆を行い、さらに監修者として金融の外部専門家によってチェックされた質の高い金融記事を公開しています。