FX自動売買と裁量取引のハイブリッド戦略とは?メリット・デメリット【Money Agent】

FXトレードには、自動売買システムを使って取引を行う「自動売買」と、トレーダー自身がリアルタイムで判断する「裁量取引」があります。
どちらもメリットがある一方、どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。そこで注目されているのが、「自動売買」と「裁量取引」を組み合わせた「ハイブリッド戦略」です。
この記事では、ハイブリッド戦略の概要やメリット・デメリットについて、お金の専門家であるMoney Agentが詳しく解説していきます。効率的に稼ぎたいと考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。
1.FX自動売買と裁量取引の基本的な違い
FXについて調べていると、「自動売買」「裁量取引」という2つの単語を目にする機会も多いはずです。では、この2つの違いは何なのでしょうか?
ここからは、FX自動売買と裁量取引がどういったものなのか、それぞれ簡単に見ていきましょう。
FX自動売買とは?
FX自動売買とは、プログラムに取引ルールを設定し、そのルールに基づいてシステムが自動的に売買を行う仕組みです。
トレーダーがパソコンやスマートフォンの前にいなくても、24時間取引を続けられるため、忙しい方や感情に左右されない取引を求める方に向いています。
FXの裁量取引とは?
一方、FXの裁量取引はトレーダーがリアルタイムで市場を見ながら、自分の判断で売買を行う方法です。
自分の経験や知識に基づき、相場の動きに柔軟に対応できるのが特徴です。ただし、市場の変動に応じて常に判断するため、時間や精神的な負担がかかることもあります。
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2.FXのハイブリッド戦略とは?
FXでは裁量取引だけ、自動売買だけで取引するトレーダーも多くいます。しかし、様々な相場に対応しながら効率的に利益を狙うなら、ハイブリッド戦略に挑戦してみるのも1つの手です。
ここからは、FX自動売買と裁量取引のハイブリッド戦略とはどういったものなのか詳しく解説していきます。
①FX自動売買と裁量取引のハイブリッド戦略とは?
ハイブリッド戦略とは、複数の取引スタイルの特徴をうまく組み合わせたトレード手法です。
ハイブリッド戦略としてよく用いられるのは、長期投資と短期投資の組み合わせ、FXと株式投資の組み合わせ、自動売買と裁量取引の組み合わせなどです。
例えば、FX自動売買と裁量取引のハイブリッド戦略では、自動売買でエントリー(取引開始)を行い、手動でエグジット(取引終了)を行います。
他にも、市場が安定している時間帯は自動売買を使い、急激な変動が予想される場合は手動での取引に切り替えるなど、状況に応じた活用が可能です。
②FX自動売買と裁量取引のハイブリッド戦略の具体例
ハイブリッド戦略の具体例としては、以下のような方法が考えられます。
・自動でエントリー、手動でエグジット:自動売買にエントリーを任せて、取引の終了タイミングは自分で判断する
・時間帯によって使い分ける:平常時は自動売買、イベント時や重要な経済指標発表時は裁量取引に切り替える
・複数の自動売買システムと裁量取引の併用:異なるシステムで分散させつつ、重要なタイミングで手動の介入を行う
このように、それぞれの特徴をうまく組み合わせると、よりライフプランに応じて柔軟な取引ができたり、リスクを回避しながら効率的に利益を狙ったりできます。使い分け方は人によって様々なので、デモ口座などを活用して自分に合った戦略を立てていきましょう。
3.FXのハイブリッド戦略のメリット
FXでハイブリッド戦略を立てるメリットは主に3つあります。
ここからは、ハイブリッド戦略のメリットについて詳しく見ていきましょう。
FX自動売買の利点を活かしつつ柔軟性を取り入れる
ハイブリッド戦略では、自動売買の強みである機械的な精度を活かしつつ、裁量取引の柔軟性も取り入れられます。
これにより、日中は自動売買に任せつつも、自分の判断でリスクを調整することが可能になります。特に、裁量取引をしていてエントリータイミングが中々つかめないと悩んでいる方にとって、ハイブリッド戦略は非常に有効と言えるでしょう。
精神的な負担の軽減&リスク管理の向上
裁量取引は自分で売買のタイミングを決断しなければならないため、自動売買に比べて精神的な負担が大きいと言われています。
しかし、ハイブリッド戦略を活用すれば、完全な裁量取引に比べて精神的な負担が軽減しつつ取引することが可能になるのです。
自動売買で一定の取引を任せている間は休息をとることができるため、心理的な余裕が生まれます。焦りはFX取引における最大の敵ですが、そういった負担を軽減しつつ利益を狙えるのはハイブリッド戦略の大きなメリットと言えますよ。
また、ハイブリッド戦略では自動売買だけに任せず、必要な場面に手動で取引できるため、よりリスク管理がしやすくなります。
市場の急変時には自動売買を一時停止し、手動で対応するなどして柔軟にリスクコントロールをしていきましょう。
4.FXのハイブリッド戦略のデメリット
ハイブリッド戦略はメリットが多いものの「作業量の増加」「自動売買システムと手動判断がぶつかるリスク」といったデメリットも存在します。
例えば、ハイブリッド戦略を用いてリスクコントロールをしようと考えたら、市場の動きを常に意識することや適切なタイミングで介入する判断力が求められます。
さらに、自動売買のルールではエントリーの指示が出ても、トレーダー自身が見送る判断する場面が出てくると、最適な取引タイミングを逃す可能性もあるのです。
このように、システムとの連携が取れていないのに、無理にハイブリッド戦略を用いようとすると逆効果になる恐れがあるため、注意が必要です。まずはデモ口座などで戦略を試し、本番でも実践可能かをシビアに判断していきましょう。
5.まとめ
ハイブリッド戦略は、FX自動売買と裁量取引の両方の良い点を活かし、リスクを管理しつつ取引機会を最大化するアプローチです。
自動売買だけでは難しい柔軟な判断を加えられるため、より安定した運用が期待できます。
しかし、ハイブリッド戦略を活用するには、システムと自分の判断がぶつかるリスクや、一定の作業量が伴うことを理解しておくことが大切です。
初心者の方も、まずは簡単な方法から始めて、少しずつ経験を積み重ねていきましょう。
なお、裁量取引とFX自動売買を同じ口座で行いたいという方には、アイネット証券がおすすめです!
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