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トレードで勝ち続けるためには負けパターンを取り除きましょう【鹿子木健】
FXは勝っている人よりも負けている人の方が圧倒的に多いと言われていますが、負けている人には共通のパターンがあります。
この負けパターンに陥らないようにすれば、勝ち組に入れる可能性も上がると思います。
今回は負けている人が陥っている負けパターンについて解説していきます。
1.勝てない人は負けパターンに注意が必要です
トレードで利益を出し続けるためには、勝ちパターンの構築が重要であることを何度も説明してきました。私が重要視する勝ちパターンとは、現状確認、戦略、実行というトレードの最初から最後までの一連の流れのことです。
勘違いする人が多いですが、テクニカル指標や手法だけが勝ちパターンではないということに注意してください。
一方で、勝ちパターンもあれば負けパターンもあります。仮に、利益を出しているトレーダーが1割、損失を出しているトレーダーが9割だとすると、9割の人は負けパターンに陥っている可能性が高いです。
トレードで勝つためには、負けパターンに陥らないことが重要です。勝ちパターンだけでなく、負けパターンとはどのような状況なのかを知っておくと対策を立てやすいです。
2.陥りやすい主な負けパターン
私は10年以上にわたってトレードを教えてきましたが、失敗している人にありがちなパターンは主に以下のとおりです。
①目的もないのにチャートを見て時間をつぶす
②思いつきでポジションを持ってしまう
③勝てないからと手法をコロコロ変える
④早く大きな利益を得ようとレバレッジを高くした結果、値動きが気になってしょうがない
⑤感情で利益確定や損切りを行う
⑥インフルエンサーやアナリストなど他人の意見に流される
⑦予想と逆行してもすぐに戻るだろうと思い込む
⑧お金に困っているのにトレードをする
⑨「今回だけは特別だ」と考える
⑩経済指標やニュースに右往左往する
⑪トレードする時間足が定まっていない
⑫短期トレードでポジションを持ったのに、含み損になったら長期トレードに変更する
以上が主な負けパターンです。自分がこれらに当てはまっていないでしょうか?
もし、心当たりがあるのであれば、修正しましょう。当てはまっていない人も、これらをしっかりと把握し、これからのトレードで負けパターンに陥らないようにしていきましょう。
3.負けパターンはメンタルが影響しやすい
負けパターンに陥る最大の原因はメンタルのコントロールが上手くできないからだと思います。主に欲や喜び、不安、恐怖がメンタルに影響を与えます。
例えば、早く利益を稼ぎたいという欲望によってレバレッジを許容以上に大きくしてしまうと、値動きが気になってずっとチャートを見続けてしまうことにつながります。
少しの含み益で利益確定するのも、利益が出た喜びと利益を失いたくない恐怖による影響が大きいです。
そして、損失を出すという行為には大きなストレスを感じます。ストレスを嫌がるからこそ損切りができず、「すぐに戻るだろう」と根拠のない救いを求めてしまうのです。
インフルエンサーの意見や経済ニュースに右往左往するのも、「今のままで本当に利益を出せるのだろうか」という不安が影響します。
負けパターンに陥らないためには、メンタルと上手に付き合えるようになりましょう。そのためにはデモトレードや少額取引でトレード経験を積み重ねていくことが大切です。
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