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信頼できる人を見つけるのも勝つためには重要な要素です【鹿子木健】
人間である以上、得意なことや不得意なことは必ずあります。これは投資においても同じです。
ファンドマネージャーやアナリストと同じくらい知識や技術のある個人投資家は多くないと思います。素直に専門家を頼ることも、投資で勝つためには重要な要素の一つです。
今回は、専門家に頼ることについて解説していきます。
1.他者を頼るのは悪いことではない
他人を信用しすぎるのは良くありませんが、信頼できる専門家を頼るのは悪いことではありません。
どんなに優れた投資家でも専門家に頼ることはあります。むしろ、優れた投資家ほど自分に足りないものを自覚し、不得意な分野は専門家を頼ります。
これは経営者でも同じです。優れた経営者ほど不得意な分野は得意な人に任せます。自分には難しいことを他人に任せて成果を上げる、それがマネジメントです。
逆に、得意なことでも不得意なことでも自分一人で何でもこなしてやろうと思う人は投資でもビジネスでも成功しにくいと思います。
投資でも不得意な分野があるのなら、素直に専門家を頼りましょう。例えば、株式投資なら日本株、外国株でも米国株や中国株、新興国株に詳しい人、FXならテクニカルやファンダメンタルズに詳しい人を頼るということです。
彼らの意見を参考にしながら、自分の投資スキルや知識を高めていくことも勝つためには大切です。
2.信頼できる人を探すには
分からないことは専門家を頼りなさいとは言うものの、その人が信頼に足る人間なのかを判断することは非常に難しいです。
有名だからといっても優れた知見を持っていて信頼できるとは限りません。むしろ、営業スキルやセルフプロモーションが高いだけということもありえます。
その人が信頼できるかを判断するには多くの人からの評判や評価が大切ですが、現在は主流になっているインターネットやSNSでの評判や評価を参考にする方法はあてになりません。広告費やサクラによって高評価を作っている場合があるからです。
ちなみに、投資系YouTuberも信頼できるとも限りません。彼らの発言をうのみにしてしまうことのないように注意しましょう。
3.リアルの人間関係は大切
成功している投資家は伝手を頼って信頼できる専門家を探しています。自分が信頼できる友人や知り合いから評価や評判を聞き、その人たちが高く評価している人なら間違いないだろうという考え方です。
伝手が信用できるのかと言われると絶対に信用できるとは言えませんが、少なくとも誰でも自由に評価できるインターネットよりは信用できると思います。
伝手以外だと、コミュニティに属する方法もあります。コミュニティに所属している各分野の専門家に意見を聞くということができるからです。
ただし、コミュニティで関わった専門家が必ず信用できるわけでもありません。
最終的に信用できるかできないかを判断するのは自分自身であることは理解しておきましょう。
最終的な判断の責任は自分自身にある。これは投資と同じことです。
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