「FX取引で、うまく利益が出せない」

「上がると見せかけて下がる、といった『ダマシ』に苦労している」

そんな方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そんな方に知ってほしいチャート分析の考え方、マルチタイムフレーム分析についてお話していきます。

マルチタイムフレーム分析は、重要視しているトレーダーも多い考え方の一つですので、ぜひマスターして勝率UPを目指しましょう。

 

マルチタイムフレーム分析とは？

マルチタイムフレーム分析とは、ポジションを持つ前に上位足・下位足等時間軸の違うそれぞれのチャートから相場を分析することを言います。

「Multiple Time Frame」の頭文字をとって、MTF分析とも呼ばれています。

では、どの時間足を上位足・下位足にわけているのかというと、それはトレードスタイルによって異なります。

一例としては、下記のように分けられます。

これを踏まえたうえで、次に分析を行う際の簡単なルールをもとに具体的なやり方を見ていきましょう！

マルチタイムフレーム分析の流れ

マルチタイムフレーム分析は、どんな取引スタイルでも上位足⇒下位足の順番で分析します。

この理由は、上位足は、下位足の集合体だからです。

例えば、週足1本は日足5本分ですし、日足1本は12時間足2本分で、12時間足1本は4時間足の3本分です。

このように上位足は多くの下位足が集合してできており、より多くのトレーダーの思惑を含んでいるローソク足と見ることもできます。

また、相場は大きな流れに従うという法則があるため、このように大きな時間の中で、短期的な値動きがあると考えましょう。

マルチタイムフレームの手順

では、マルチタイムフレームの手順を見ていきましょう。

まず、上位足である日足チャートを見てみましょう。

【日足チャート】

これは2022年8月時点で見た米ドル/円相場です。

画像のように、2022年初めから上昇トレンドが顕著な状況でした。

続いて、日足よりも下位足の1時間足でチャートを見てみましょう。

【1時間足チャート】

1時間足では下落傾向にあることがわかりました。

最後にさらに下位足の15分足を見てみましょう。

【15分足チャート】

15分足だと強い下落基調であることが分かります。

これらをマルチタイムフレームで分析すると、下記がわかります。

・上位足である日足は、上昇トレンド
・日足よりも下位足の1時間足は、上昇⇒下落基調の動き
・さらに下位足である15分足は、強い下落

ここで、もしも1時間足や15分足のような下位足しか見ていない人は、円の下落基調が続くと考え、売りから入りたくなるかもしれません。

しかし、マルチタイムフレーム分析の考え方に基づけば、長期では米ドル/円は上昇トレンドにあるため、下位足では上昇反転すると予想して、買いポジションから入るのが良いでしょう

実際、米ドル/円は8月半ばから10月まで上昇を続け、10月21日には32年ぶりとなる151円を記録しました。

ここではマルチタイムフレーム分析を用いた、大きなトレンドに沿った取引が正しかったことになります。

下位足しか見ていなければ、相場の大きな流れを読み取れない可能性もありますが、そのような失敗を避け、トレンドに沿った売買をするためにも、マルチタイムフレームを覚えておきましょう！

本日のまとめ

今回は、FX投資をするならチェックしておきたいマルチタイムフレーム分析をご紹介しました。

FXを始めてみたけど「うまく利益が出せない」「ダマシに苦労している・・・」と感じていた方も多いのではないでしょうか？

今回ご紹介したマルチタイムフレーム分析を活用する為に、現在の相場がどのような状況にあるのかを分析する『相場環境認識』や『エントリーポイント』について深堀している動画もあるので、是非チェックしておきましょう！

相場環境認識の方法はいくつかあります。種類、やり方を初心者にもわかりやすく解説している動画です。

▼相場環境認識の詳細はこちらの動画をチェック▼
https://youtu.be/Z8HUqbXVbVA

エントリーポイントを見定めることができれば勝率が高まります。基本、重要性、具体的なタイミングを解説している動画です。

▼エントリーポイントの詳細はこちらの動画をチェック▼
https://youtu.be/zuoYWRZmx6c

最後までご覧いただきありがとうございました。

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※本記事は情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本記事の情報により生じたいかなる損害についても弊社及び執筆者は一切の責任を負いかねます。