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2022/10/18
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2022年10月②)

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ループイフダン「2022年10月の戦略」

●お知らせ

  • 現状は移動平均線のストラテジーのみのポートフォリオ運用に戻しました。リスク管理にも変更がありますので、概要は「2022年のポートフォリオ運用について」をご覧ください。

●2022年のポートフォリオ運用について

「移動平均で攻めるループイフダン戦略」

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。

リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。

ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

*10月15日時点の損益について
10月15日(執筆日17日)時点でポートフォリオ全体の含み損が192,335円となっていますが、ポンド円のポジションを閉じたことによる損失がほぼ全てという状態です。ポンド円を除いたその他の通貨ペアの損益は合計するとほぼゼロですが、現状から含み損が10万円増えてしまうとポジションを全て決済した上で運用停止となりますので、注意深く見守っていきたいと思います。

●米ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

10月15日までのレンジ=143.52〜148.85

10月15日時点の戦略=B100を継続

10月前半のドル円は、9月22日の円買い介入時点を安値に着実にドル高が進み、介入前高値145.89レベルを上抜けると一段高の動きを見せました。13日の米国CPIが予想よりも強かったことによる米金利上昇をきっかけに日米金利差拡大を背景としたドル買いから148.85レベルまでドル高が進んできました。介入警戒感はあるものの介入が出て下がったところはカウンターでドル買いと考える参加者も増えています。現状は150円の大台トライを視野に入れた流れにあります。

ドル円は「B100」で継続運用しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト148.234)、4,930円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は44,388円の利益となっています。

●ユーロ円

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10月15日までのレンジ=140.89〜144.83

10月15日時点の戦略=10月10日にB100で運用開始

10月前半のユーロ円は当初はユーロドルの動きに引っ張られ買いが先行後に売りに転じましたが下げきれずという動きでしたが、その後はドル円でのドル買い・円売りの動きがクロス円全般にも波及し、円独歩安の動きの中でユーロ円も144円台後半へと上伸しています。円安の地合いが続きやすいため、ユーロ円も早晩年初来高値を更新する展開にあると考えられます。

ユーロ円は前月にポジションを閉じて以降は、移動平均線をまたいでの値動きとなっていたため、10月10日にB100で運用を開始しました。現時点でのポジションは1単位(平均コスト145.519)で70円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は39,620円の利益となっています。

●ポンド円

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10月15日までのレンジ=159.72〜167.20

10月15日時点の戦略=10月13日に運用停止

10月前半のポンド円は、減税案を巡り与党内で足並みが揃わない状況から改めてポンド売りとなっていましたが、トラス首相は減税案撤回とともに財務相を更迭し幕引きとしました。政権の先行きに不安は残すものの減税案に端を発した動きはいったん収束、その後は円独歩安の動きからポンド円でも買いが強まる展開となってきました。

10月13日時点で前月から持ち越しているポンド売りポジションの含み損が膨らみポンド円ポジションの含み損が20万円に到達したため、ポジションを決済しましたので、現時点のポジションはありません。10月のポンド円は207,031円の損失となりました。

●豪ドル円

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10月15日までのレンジ=90.83〜94.68

10月15日時点の戦略=S100を継続

10月前半の豪ドル円は4日の豪中銀による利上げ幅が予想よりも小さかったことをきっかけに豪ドル売りの動きが先行しました。9月安値は下抜けたものの8月安値はトライしきれなかったことから買い戻しも入り、その後は円独歩安の動きによるクロス円全般の上昇から豪ドル円も買われていますが、利上げ前の水準には戻せずにいます。

現時点でのポジションは3単位(平均コスト92.003)で、45,919円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益はポジション転換時の損失を回復しきれず10,331円の損失となっています。

●ユーロドル

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10月15日までのレンジ=0.9631〜0.9999

10月15日時点の戦略=S100を継続

9月前半のユーロドルはこれまでの悪材料に加え、小康状態を保っていたウクライナ情勢がロシアによるウクライナ攻撃激化を嫌気してユーロ売りにつながりました。またテクニカルに長期下降チャンネルの中でレジスタンスで反落する動きを繰り返していますが、今回も0.9999レベルでレジスタンスラインにぶつかり反落と、テクニカルな要因で売りとなっていたと言えそうです。

ユーロドルは「S100」で継続運用しています。現時点でのポジションは3単位(平均コスト0.96536)、62,861円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は44,939円の利益となっています。

●カナダ円(チャートのみ)

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10月15日時点の戦略=B80を継続

●スイス円(チャートのみ)

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10月15日時点の戦略=B80を継続

●ランド円(チャートのみ)

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10月15日時点の戦略=S50を継続

●トルコリラ円(チャートのみ)

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10月15日時点の戦略=10日にB50に転換

●メキシコペソ円(チャートのみ)

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10月15日時点の戦略=B50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャートのみ)

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10月15日時点の戦略=S80を継続

●豪ドルNZドル(チャートのみ)

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10月15日時点の戦略=B80を継続



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