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2021/05/19
シストレ活用事例

【最新版】米ドル/円の今後の見通しと運用戦略を解説【鈴木拓也】

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こんにちは、元メガバンク為替ディーラーの鈴木拓也です。

2020年からのコロナ禍以降、下落トレンドが長く続いてきたドル円ですが、2021年1月上旬の1ドル102円59銭を境にして、上昇してきています。底をついてトレンドは完全に転換したことになりますが、なぜ転換したのか、どこまでドル円は伸びるのか疑問に感じている人も多いでしょう。今回は現在のドル高の要因と、今後の米ドルの見通しについてお伝えしていきます。

【今回の記事でわかること】
2021年ドル高の要因と今後の注目点
2021年米ドルを扱って稼ぐための戦略

※注)4月29日までの情報を元に執筆しています。




2021年ドル高の要因と今後の注目点

2021年3月31日には1ドル110円96銭のラインまでドル円は回復。これは2020年3月以来になります。4月にかけて108円台まで反落しましたが、再び上昇の気配です。この背景にはいったい何があるのでしょうか?

アメリカの経済回復と長期金利の上昇

ドル売りが長く続き、2021年には1ドル90円台まで下落するのではないかという憶測もありましたが、実際は真逆の現象が起きています。これは対ユーロに対しても同様で、1ユーロ1.23台半ばまでドルは売られましたが、2021年に入ってからはドル円と同じ動きでドル高に転じ、3月末には1ユーロ1.17台前半までドル買いが強まりました。

背景にはアメリカの経済状況が回復してきているといった点があります。ワクチン接種が進んでおり、さらにコロナ禍に対する財政支援もバイデン政権のもと進められて、経済指標は軒並み良好です。例えば4月の消費者信頼感指数は121.7と、コロナ禍以前の数値まで回復してきています

こうなると市場の注目は金融緩和から金融引き締めに移ってきます。FRBはFFレート(政策金利)について利上げを2023年までは行わないと表明していますが、一方で長期金利は急上昇し、1月上旬に1.05%だったアメリカの10年債利回りは、3月下旬には1.70%を突破しました。

ドル買いはこの長期金利の上昇に後押しされ、ドル円は一気に1ドル110円をブレイクするところまで急騰したのです。4月に長期金利が1.50%台で落ち着くと、ドル買いの動きも収まっています

金融政策の転換期となるテーパリングのタイミング

今後、ドル買いがさらに強まるかどうかは、アメリカのインフレ率と、利上げの見通しが大きなウエイトを占めています。目標の2.0%というインフレ率には到達しておらず、パウエルFRB議長は緩和策維持を強調しており、年内の利上げの可能性は低いでしょう。ただしその時期が早まるという見通しになると、市場はそれを織り込んでドル買いが加速することになります。そうなると1ドル111円どころか115円辺りまで上昇することは充分に考えられます。

まずは利上げ前のテーパリング(量的緩和の縮小)のタイミングです。2021年度のアメリカの経済成長見通しは4.2%から6.5%に引きあげられました。パウエルFRB議長はまだ不確実性があるとして量的緩和策は長期間維持すると発表していますが、景気が回復してくると出口戦略は否応無しに現実味を帯びてきます。ですから今後、FOMC後のパウエルFRB議長の声明には注目です。少しでもテーパリング時期を早めることを匂わせたら、市場は敏感に反応します。4月29日には、今はまだテーパリングの議論の時期ではないという声明だったため、ややドル売りに転じています。

アメリカ経済の回復はもう間違いない状態ですから、後はいつ金融引き締めが開始されるのか、そこが最大の注目点になっているのです。

2021年ドル高の要因と今後の注目点のポイント!
・アメリカの経済回復と長期金利上昇によってドル買いが強まっている
・FRBがテーパリング時期を早めると、さらにドル買いは加速する。



米ドルを扱って稼ぐための戦略

それでは今後、FXで米ドルをどのように扱っていけば稼ぐことができるのでしょうか。その戦略をふたつご紹介します。

ドルコスト平均法

2020年の米ドル低迷時期にコツコツ毎月一定額の米ドルを買っていた人は、その低迷時期が長かっただけに、今になってはかなりの含み益になっているはずです。今後緩やかにでも1ドル112円〜115円まで上昇していくと考えると、「ドルコスト平均法」は時間を分散できるので、リスクを抑えながら長期運用するにはおすすめです

ドルコスト平均法というと、長期に渡り一方的に上昇が続いたり、下落し続けずにある程度のラインに達すると反発してくる米ドルと円で行うのがメジャーですが、新興国通貨などのスワップポイント狙いの投資でも有効です。

自動売買ツール・ループイフダンの利用

ドルコスト平均法は積立投資になりますので、長期視点で資産を増やしていく方法になります。より短期間で利益を膨らませていくことを望むのであれば、小刻みに為替差益を得ていく必要があります。ただしこちらはチャートを確認する頻度が高まり、取引回数も多くなるので負担は増えます。

そこで利用したいのが、自動売買ツールです。これだと本業中も睡眠中も自動で24時間売買を繰り返してくれるので負担なく利益を積み上げていくことが可能です。おすすめはアイネット証券の「ループイフダン」になります。こちらは設定が簡単ですし、どの通貨をどういう値幅設定にすると成果が出ているのか、ランキング形式で公表されていますので選択しやすくなっています。

しかも、2020年度(2020年4月1日から2021年3月31日)のループイフダン利用者の平均利回りは27%です。これは投資信託や株よりもはるかに大きいリターンです。しかも初心者割合が66%ですから驚きです。自動売買に不慣れなトレーダーでも利益を出しやすいことをはっきりと示しています。

ループイフダンはトレンドに乗るとより効果を発揮するので、ドル円であればドル買い、ユーロドルであれば今はドル売りとなるでしょう。ただしユーロドルは転換期を向かえる予想ですから、そうなった場合は設定を速やかに変更し、ドル買いに切り替えるのがいいでしょう。トレンドに対して逆張りをすると、転換期まで損切りが続くことがありますので注意してください。

私も実際にループイフダンで300万円を運用しており、米ドル円の通貨ペアで年間利益率10%超を実現しております。

記事:ループイフダンは儲かるの?300万円で運用した実績と評判・口コミ!

米ドルを扱って稼ぐための戦略ポイント!
・ドルコスト平均法で毎月米ドルを買っていく
・ループイフダンの自動売買で利益を積み上げていく。



米ドル見通し【最新版】のまとめ

アメリカの景気回復が一時的なものではないことが証明され、FRBの金融政策が転換期を迎えたタイミングでドル買いを始めるのは、かなり後手に回ってしまいます。今後の見通しに沿って、今の段階からドル買いを少しずつ進めていくのが得策でしょう。

米ドルを扱って稼ぐためには、ドルコスト平均法による積立投資と併せて、ループイフダンで利益を積み上げていくという両輪を回すのがより効果的です。



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著者プロフィール
鈴木 拓也
鈴木 拓也

公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経験 ・東京工業大学大学院修士課程修了