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2021/04/15
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2021年4月②)

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ループイフダン「2021年4月の戦略・月中レビュー」

●セミナー、その他のお知らせ

4月24日(土)13:00〜にオンラインセミナーを行います。今回は初の試みで週末昼間の開催となります。詳細は以下のURLでご覧ください。

https://inet-sec.co.jp/news/detail.jsp?id=385

過去に実施したオンラインセミナーは以下のURLでオンディマンド視聴が可能です。

https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/

●移動平均で攻めるループイフダン戦略(戦略概要)

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数はドル円が10(その他は5)、損切設定はあり、とします。(*下線部分は昨年11月からの変更)

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくてあります。

ポートフォリオ全体の資金管理としては、以前の戦略と同様「1か月の最大想定損失額25万円以上に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」というスタンスです。なお、この状態で「ポジションが無い状態での翌月のエントリーは、2週連続で終値が上か下かというトレンドが確定した週末を待つこと」としています。つまり、再エントリーの場合でもフィルターをかけます。

ポートフォリオ全体としては、証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超の損失)で、全ての利益が出ているポジションも含めて成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで25万円以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

4月15日までのレンジ=108.80〜110.96

4月15日時点の戦略=B50を継続

4月前半のドル円は、3月に複数の長期レジスタンスラインを上抜けたことでドル高に転換した動きを長期的にも確認した後の利食いの動きと言ってよいでしょう。為替相場と相関が高い米国長期金利も低下する中で、実需のドル売り、短期筋のストップなどが111円台後半から108円台後半へとドルの水準を切り下げた要因です。しかし長期的なドル高トレンドが再び変化したとは言えず、現状のドル円は調整局面入りという見方でよいでしょう。

ドル円は「B50」で継続運用しています。現時点のポジションは5単位、43,170円の含み損(平均約定レート109.771)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。4月前半の確定損益は5,015円の利益となっています。

●ユーロ円

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4月15日までのレンジ=129.56〜130.67

4月15日時点の戦略=B80を継続

ユーロ円は最近のドル円とユーロドルがドルとしてどちらもドル売りの動きとなる中で、それぞれの動きのスピードに違いが出る時に上下はするものの基本的に横方向のもみあいを継続しています。ドル円の項目に書いた通りですが、米金利低下によるドル安の影響が主要通貨において共通している結果と言えます。値幅も130円の大台を中心に上下50銭程度の動きに留まりました。

ユーロ円はB80で継続運用していますが、現時点のポジションは1単位、2,704円の含み損(平均約定レート130.566)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。4月前半の確定損益は15,200円の利益となっています。

●ポンド円

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4月15日までのレンジ=149.66〜153.40

4月15日時点の戦略=B100を継続

4月前半のポンド円は、月初からじり安の展開が続いていますが、これはドル円と同様それまでのポンド円の買いポジションの利食いによるものです。要因としてはそれまでは英中銀のマイナス金利導入否定や先進国の中で最も新型コロナのワクチン接種が進んでいることによる景気回復期待といったポンドにとっての好材料がいったん出尽くし、利食いに動きやすかったという面が大きかったと考えられます。

ポンド円は「B100」で継続運用しています。現時点のポジションは4単位、63,277円の含み損(平均約定レート151.626)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。4月前半の確定損益は9,643円の利益となっています。

●豪ドル円

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4月15日までのレンジ=83.03〜84.47

4月15日時点の戦略=B80を継続

4月前半の豪ドル円は3月にいったん高値を見た後の調整局面が長引いています。世界的に景気回復期待が広がる中で中国が一足先に景気回復を果たしていることは資源国である豪ドルにとって好材料ですが、欧米でのワクチン接種期待の先取り同様に中国の回復も既に織り込み済みで新たな材料なしには上がりにくい状態です。当面は横方向へのもみあいを継続すると見ていてよさそうです。

豪ドル円は「B80」で継続運用しています。現時点のポジションは2単位、16,676円の含み損(平均約定レート83.295)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。3月の確定損益は40,151円の利益となりました。

●ユーロドル

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4月15日までのレンジ=1.1737〜1.1926

4月15日時点の戦略=S60を継続

4月前半のユーロドルはドル円と同様に米金利低下の動きによるドル安の動きからユーロが買われる展開が続きました。3月までは米金利高によるドル買い(ユーロ売り)の動きが欧州のロックダウン懸念で強まっていた動きに対して、いったん調整の買い戻しという構図はドル円と同じです。ここから更なる上昇があるかとなると、4月から緊急債券購入プログラムの加速化がECB関係者から繰り返されていることもありますし、1.20の大台に近づいていることもあって、そろそろ上値が重たくなってくる水準ではないかと考えています。

ユーロドルは「S60」で継続運用しています。現時点のポジションは4単位、58,220円の含み損(平均約定レート1.18434)となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状況です。4月前半の確定損益はありません。

 

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●カナダ円(チャート、ゾーンのみ)

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4月15日時点の戦略=B80を継続

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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4月15日時点の戦略=B80を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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4月15日時点の戦略=B50を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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4月15日時点の戦略=S50へ転換(4月2日)

●メキシコペソ円(チャートのみ、冒頭に書いた通りでバーチャートとなっています。)

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4月15日時点の戦略=B50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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4月15日時点の戦略=S80へ転換(4月2日)

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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4月15日時点の戦略=B80を継続

 

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【本レポートに関するご注意】

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。