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2021/04/02
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2021年4月①)

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ループイフダン「2021年4月の戦略」

●セミナー、その他のお知らせ

4月24日(土)13:00〜にオンラインセミナーを行います。今回は初の試みで週末昼間の開催となります。詳細は以下のURLでご覧ください。

https://inet-sec.co.jp/news/detail.jsp?id=385

過去に実施したオンラインセミナーは以下のURLでオンディマンド視聴が可能です。

https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/

●移動平均で攻めるループイフダン戦略(戦略概要)

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数はドル円が10(その他は5)、損切設定はあり、とします。(*下線部分は昨年11月からの変更)

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくてあります。

ポートフォリオ全体の資金管理としては、以前の戦略と同様「1か月の最大想定損失額25万円以上に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」というスタンスです。なお、この状態で「ポジションが無い状態での翌月のエントリーは、2週連続で終値が上か下かというトレンドが確定した週末を待つこと」としています。つまり、再エントリーの場合でもフィルターをかけます。

ポートフォリオ全体としては、証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超の損失)で、全ての利益が出ているポジションも含めて成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで25万円以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

3月のレンジ=106.36〜110.96

4月の戦略=B50を継続

3月のドル円は、中旬に踊り場を挟んだものの月初から月末まで一貫したドル買い・円売りとなりました。基本的に米国長期金利が上昇する動きの中でドル買いの動きがとなっていましたが、長期テクニカルで2015年からのレジスタンスラインが109円台前半、2017年からのレジスタンスが110円の大台に位置していたことから、上抜けによるテクニカルな買いがドル円110円大台超えの大きな要因になっていたと考えられます。年単位、月足レベルでのレジスタンスを上抜けたことで今後もドル円は下がったら買いという流れになってきそうです。

ドル円は「B50」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、850円の含み損(平均約定レート110.805)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。3月の確定損益は52,875円の利益となりました。

●ユーロ円

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3月のレンジ=128.18〜130.66

4月の戦略=B80を継続

3月のユーロ円は、米金利上昇を背景とした主要通貨におけるドル高の動きは共通だったもの、月前半はドル円でのドル高が目立っていたことからユーロ円をはじめクロス円でも円安となりました。月後半はECB関係者が4月からの緊急債券購入プログラムでの購入速度が加速することを繰り返したこともあってユーロドルでのユール売り(ドル買い)から月初の水準へと押しましたが、月末の110円超えの動きの中で改めてユーロ円にも買いが入って引けています。

ユーロ円は「B80」で継続運用しています。現時点のポジションは2単位、9,330円の含み損(平均約定レート130.151)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状態です。3月の確定損益は21,718円の利益となりました。

●ポンド円

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3月のレンジ=82.06〜152.78

4月の戦略=B100を継続

ポンド円は強い地合いが続きました。月前半はドル円での円安に加え、英国内における新型コロナワクチン接種が先進国の中でも最も早いペースで進んでいることによる景気回復期待も大きかったと言えます。ドル高の動きの中でポンドドルも水準は下げましたが、ユーロに比べると底堅くポンド円は月末には月間高値を更新しての引けとなりました。金融政策においても英中銀はマイナス金利導入を否定し、ECBに比べると相対的に緩和的でもないという見方が根強く、ポンド高を支える要因となっています。

ポンド円は「B100」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、2,440円の含み益(平均約定レート152.170)となっていますが、設定値幅での利益確定を待っている状況です。3月の確定損益は68,987円の利益となりました。

●豪ドル円

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3月のレンジ=82.06〜85.44

4月の戦略=B80を継続

3月の豪ドル円は上下の動きも見られたものの、ほぼ横ばいの一か月となりました。月前半は他のクロス円同様にドル円における円安の動きによって2月高値をわずかに上抜けましたが。しかし月後半は豪州と中国の貿易問題など豪ドルにとっての悪材料も出て反落、月末に向けての上昇はドル円での110円大台乗せに伴った流れと豪ドル円特有の材料よりもドル高の動きの中でドル円と豪ドル米ドルとのスピードの違いによる動きといった印象でした。

豪ドル円は「B80」で継続運用しています。現時点のポジションは2単位、16,676円の含み損(平均約定レート83.295)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。3月の確定損益は40,151円の利益となりました。

●ユーロドル

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3月のレンジ=1.1703〜1.2112

4月の戦略=S60を継続

3月のユーロドルは全般的なドル高地合いから下げが先行し、その後はアストロゼネカのワクチン接種が欧州主要国において停止される中で、ドイツやフランスでのロックダウンによる景気回復の遅れ、さらにはECBによる4月からの緊急購入プログラムに関する言及が繰り返されるなど、ユーロ売り材料が続き月末に向けては1.1700を試しに行く流れで終わりました。引き続きドル高地合いは続きそうですし、欧州のロックダウンも出口が見えないため、ユーロドルも下げやすい動きとなるでしょう。

ユーロドルは「S60」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、3,123円の含み益(平均約定レート1.17511)となっていますが設定値幅での買い戻しを待っている状態です。3月の確定損益は前半のレポートにも書いた通りポジション転換による損切りがあったため、54,573円の損失となりました。

 

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●カナダ円(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=「B80」を継続

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=B80を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=B50を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=B50を継続(4月2日終値でS50へ転換する可能性大)

●メキシコペソ円(チャートのみ、冒頭に書いた通りでバーチャートとなっています。)

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4月の戦略=B50に転換(3月19日)

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=B80を継続(4月2日終値でS80へ転換する可能性大)

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=B80を継続

 

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【本レポートに関するご注意】

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。