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2021/03/16
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2021年3月②)

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ループイフダン「2021年3月の戦略・月中レビュー」

●過去のセミナー、その他お知らせ

2月18日(木)18:00〜に実施したオンラインセミナーは以下のライブラリからオンディマンド視聴が可能です。

https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/

またこれまで実施された全セミナーも上記URLからご覧いただけます。

●移動平均で攻めるループイフダン戦略(戦略概要)

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数はドル円が10(その他は5)、損切設定はあり、とします。(*下線部分は昨年11月からの変更)

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくてあります。

ポートフォリオ全体の資金管理としては、以前の戦略と同様「1か月の最大想定損失額25万円以上に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」というスタンスです。なお、この状態で「ポジションが無い状態での翌月のエントリーは、2週連続で終値が上か下かというトレンドが確定した週末を待つこと」としています。つまり、再エントリーの場合でもフィルターをかけます。

ポートフォリオ全体としては、証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超の損失)で、全ての利益が出ているポジションも含めて成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで25万円以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

3月15日までのレンジ=106.36〜109.35

3月15日時点の戦略=B50を継続

3月前半のドル円は、米金利上昇によるドル買いの動きを主要因にテクニカルな仕掛けも加わって109円台前半までドル高・円安が進行しました。109円台前半から後半にかけては2015年高値、2017年高値からのレジスタンスラインがあり、ここを上抜けると長期トレンドもドル高へと大きく転換することとなり、110円の大台という心理的な壁もあることからしばらくは一進一退の展開が続きやすいでしょう。

ドル円は「B50」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、2,650円の含み損(平均約定レート109.283)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。3月前半の確定損益は28,585円の利益となっています。

●ユーロ円

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3月15日までのレンジ=128.18〜130.47

3月15日時点の戦略=B80を継続

ユーロ円はドル円とユーロドルがドルとしてどちらもドル買いの動きとなる中で、ドル円でのドル買いの勢いが強かったことから130円の大台に乗せ、2018年10月以来の高値をつける動きとなっています。今週はFOMC、日銀会合と続きますが、FOMCでは米金利上昇容認、日銀会合では円金利上昇抑制の方向での発言になると、ドル円、クロス円での円安が強まりやすいと考えられます。ただ、上昇ペースが速いため、ここからの上昇は一本調子とはならないでしょう。

ユーロ円はB80で継続運用していますが、現時点のポジションは1単位、2,044円の含み益(平均約定レート129.790)となっていますが、設定値幅での利益確定を待っている状況です。3月前半の確定損益は7,454円の利益となっています。

●ポンド円

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3月15日までのレンジ=148.10〜152.22

3月15日時点の戦略=B100を継続

3月前半のポンド円は、米金利上昇の中でもポンドドルが比較的底堅かったこともあって、ポンド円は150円に乗せてからも上昇ペースが衰えず、2018年4月以来の高値を見ています。今週はFOMCと日銀会合の間に英中銀MPCもあり、同会合では金利は現状維持が確実ではあるものの、景気回復期待からマイナス金利を改めて否定することが予想され、そのこともポンド買いの要因となっています。

ポンド円は「B100」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、2,071円の含み損(平均約定レート152.170)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。3月前半の確定損益は28,727円の利益となっています。

●豪ドル円

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3月15日までのレンジ=82.05〜84.03

3月15日時点の戦略=B80を継続

3月前半の豪ドル円はドル高の動きによる豪ドル売りが先行したものの、押し目では改めて豪ドル買いが出てきたことから、対円での動きは2月までの上昇トレンドに回帰してきました。まだ2月高値を目前に足踏み状態とはなっていますが、2月高値を上抜けると一段高の動きにつながる流れは想定内と言えます。まずは節目の大台85円に乗せてからどうかという展開となるでしょう。

豪ドル円は「B80」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、1,840円の含み損(平均約定レート84.718)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。3月前半の確定損益は32,139円の利益となっています。

●ユーロドル

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3月15日までのレンジ=1.1835〜1.2112

3月15日時点の戦略=S60に転換(3月15日)

3月前半のユーロドルはドル円と同様に米金利上昇の動きによるドル高の動きからユーロが売られる展開が続きました。第2週は一時的に米金利低下とともにユーロ買い・ドル売りの動きも見られましたが、今週のFOMCに向けて金利上昇容認のスタンスを継続すると見られることから、ユーロは戻り売りが出やすい地合いとなっています。

ユーロドルは「B60」で継続運用していましたが、3月に入り2週連続して週末終値が移動平均線を下回ったため、15日にS60へと転換しました。現時点のポジションは1単位、545円の含み益(平均約定レート1.19342)となっていますが、設定値幅での利益確定を待っている状況です。3月前半の確定損益はポジションを転換したことによる損切があったため、73,660円の損失となっています。

 

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●カナダ円(チャート、ゾーンのみ)

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3月15日時点の戦略=B80を継続

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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3月15日時点の戦略=B80を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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3月15日時点の戦略=B50を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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3月15日時点の戦略=B50を継続

●メキシコペソ円(チャートのみ、冒頭に書いた通りでバーチャートとなっています。)

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3月15日時点の戦略=S50に転換(3月8日)

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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3月15日時点の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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3月15日時点の戦略=B80を継続

 

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【本レポートに関するご注意】

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。