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2021/03/02
FX投資

ダマしに遭わない三尊・逆三尊の捉え方とトレード方法【Invest Navi チャンネル】

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トレーダーとして生き残っていくには、相場の本質的な動きを理解する必要があります。

なぜなら、チャートはある一定の法則があり、特徴的な形を示して動いているからです。

そのため、手法の確立に固執してしまうことは、相場の世界に生き残ることと、必ずしも正しい行いではないと言えます。

また、基本的な法則が分かるようになると、情報に振り回されずに、自分の手法に必要な情報だけを取り入れていけるようになります。

今回は、相場の本質的な動きについて、ライン足を用いて説明していきたいと思います。



三尊・逆三尊とは

investnavi20210301_ユーロドル日足1.png

引用元:trading viewのチャート

 

上の画像はユーロドルの日足のライン足チャートになります。

この画像のように3つの山が形成して、中央の山が高くなる現象を「三尊」といいます。

また、人の頭と肩に見えることから「ヘッド&ショルダー」とも呼ばれています。

この形が発生すると、トレンド転換が起きる傾向があり、上昇トレンドから下降トレンドに移行すると予想されるチャートパターンです。

この逆のパターンは「逆三尊」と呼ばれ、下の画像のように逆さまになった、三つの山の形をいいます。

 

investnavi20210301_ユーロドル日足2.png

引用元:trading viewのチャート

こちらもユーロドルの日足のライン足チャートになります。

逆三尊が形成されると、下降トレンドから上昇トレンドが予想されるチャートパターンになります。



なぜ三尊・逆三尊が発生するのか

この部分に関しては色々と諸説ありますが、三尊・逆三尊が発生する理由は、大口の注文方法と個人投資家の乗っかりトレードによって起こる現象と捉えられることが多いです。

大口とは「ヘッジファンド」「機関投資家」と呼ばれる、莫大な資金をもった存在のことで、相場をコントロールしている立場にいます。

大口の注文はAIを用いて行っているとされ、規則的な数量で取引を行っています。

そのため、ある一定の法則でチャートが動き、それが三尊、逆三尊のような形となって現れていると考えて良いかと思います。

では、三尊について、具体的に日足のユーロドルのチャート画像を用いて説明していきます。

investnavi20210301_ユーロドル日足3.png

引用元:trading viewのチャート

①まで上昇トレンドが発生していましたが、この段階で大口が売り注文を入れています。

大口は莫大な資金を持っているとしても、一気に売り注文を行うことはできません。

FXはマッチング取引であるため、売り注文を入れる際には、同時に買いの注文が発生していないと注文できないからです。

そのため、大口がたくさんの売り注文を入れると、すぐに買いの注文がなくなってしまうのです。

そのため、大口は①の段階で定められた数だけ、売り注文を入れていきます。

これによって、①からチャートが一時的に下降しますが、エリオット波動の第3波を期待した、個人投資家や小規模のヘッジファンドが買い注文を入れていきます。

チャートは上昇していきますが、②の段階で売り注文が多くできるようになり、大口が再度売り注文を入れてきます。

その影響によってチャートは下降して、エリオット波動の形は崩れます。

この動きにより投資家達は、上昇トレンドが終了したと判断し、売り目線に切り替えて、売り注文を入れていきます。

大口と個人投資家の売り注文と、さらには買い注文を入れていた投資家達の損切りもあり、チャートは大きく下降していきます。

この段階になると、大口は売り注文の利益確定のため、少しづつ決済を行い、個人投資家達もそれに合わせて利益確定を行っていきます。

この時、大口は一気に売りの決済を行うことができません。

それには大きく2つの理由があります。

1. 売り注文を多く持っているので、一度に買い注文とマッチングが成立しない。

2 . 徐々に売り決済を行っていかないと、買いの決済によってチャートが上昇してしまい、利益を得られなくなってしまうため。

 

このため段階を追って、大口は利益確定を行い、チャートは③までいったん上昇していきます。

その後再度、大口は相場の上昇に警戒しながら、利益確定を行っていくのです。

以上の動きが三尊を発生させる流れになり、逆三尊も同じことが言えます。

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三尊・逆三尊を使ったトレード方法

三尊、逆三尊がトレンド転換の形だとしても、それだけを根拠にトレードするにはリスクが伴います。

何故なら、三尊、逆三尊にはダマしと言われる現象が起きる場合があるからです。

その為、色々な角度から判断して見ることが必須です。

三尊・逆三尊を使ったトレードでは、以下のことを判断材料にするのがおすすめです。

①トレードしている通貨ペアと逆相関になっている通貨ペアの状況
②RSIの売りと買いの状況

今回はポンドドルの場合で説明していきます。

ちなみに、ポンドドルの逆相関として連動性が高い通貨ペアが、「ユーロポンド」「ドルスイス」「ユーロオージー」が挙げられます。

例えば、ポンドドルが1時間足で三尊を形成したとして、この三尊がダマしでないか確認するとします。

その場合、逆相関に通貨ペアで三尊、逆三尊が発生しているか確認します。

もし、逆相関の通貨ペアで三尊が発生していて、それが1時間足以上の上位足で確認できているものであれば、ポンドドルの三尊はダマしになる可能性が高いと予想されます。

ポンドドルと逆相関の通貨ペアは、同じ方向に相場が動くことはできないので、どちらかの三尊が優先されます。

上位足で発生している三尊であれば、それだけ大きい売りエネルギーを蓄えていることになります。

従って、1時間足のポンドドルの三尊が発生しても、4時間足でユーロポンドに三尊が発生している場合は注意が必要です。

もちろん、ドルスイス、ユーロオージーでも三尊、逆三尊が発生しているかによって状況は異なりますが、とにかく上位足で発生しているかを確認することが重要です。

続いて②では、1時間足以上のRSIの売りと買いのバランスを見ていきます。

これが全体的に売りに傾いている状況であれば注意しなくてはいけません。

FXはマッチングにより注文を行っているので、一方的な方向に動き続けることはできません。

RSIが売りに傾き過ぎていると、いったん調整で買いの方向性に流れが転じてきてしまいます。

そのため、2〜4時間足まで見ていき、全体的に買いが強い状況に傾いているかを確認しなければなりません。

以上の①と②を確認して、問題なければ1時間足で発生した、ポンドドル三尊は本質的な形として捉えてよいでしょう。



まとめ

三尊・逆三尊は相場の転換点を示す重要な形であることが分かりました。

しかし、相場には様々な状況を、予想しておかなければならないため、安易に三尊・逆三尊を根拠にトレードすることは危険です。

本質的なものとして捉えるためには、多面的に見ていくことで、ダマシを事前に見抜いていくことができるようになっていきます。

 

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