トルコリラ円のテクニカル観点での考え方で、これまでの下落を考えていきます。【SSS】
高金利通貨が上がってくる可能性が高い理由を先月のシストレちゃんねるで記載しました。チャート形状もそれを示していました。
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下落チャートのエネルギーがどこまで進むかを見極めていました。エネルギーを吐き出すのに極めて長い時間がかかったと思います。
両方共一度上がりかけた、買い手の攻めを大きく売り返し、最低値を切る。これは売りの勢力が強いことを示しますので、下を取ったのちは極めて強い売りを引き起こすことが多いです。当然ダマシもあるのですが、ダマシよりも、そのまま突き進む方が多いと感じています。為替は様々な主体が同時に取引を行うため、全世界の人間の相違に近い動きとなることが多いと思っていますので、全世界の値動きは自然現象に近いものだと思います。人間の総意ですので、その金額が上がって再度下がるような下げが強い場合ですと、その後のダマシはあまり大きなものにはなりにくい時が多いです。当然それでもダマシであることもありますが、トレンドが発生する初動の値動きですので、トルコリラ円の30円から33円、その後また30円を切った値動きに関しては、まさに下落トレンドが発生するタイミングと思われました。このタイミングで大きく下値を掘っていってしまったので、その後は54円からの大きな下落トレンドが続いてしまいました。チャート形状からは30円を切ったタイミングで、19円ほどに落ちることが見えていました。これはやばいと感じたタイミングでこのあたりから、しぶしぶでしたが大きく売りを仕掛けるようになりました。またその後にも、19円から16.8円と下に行き過ぎたのちに、19円に戻り、再度22円になっていきました。今思えば、この19円はかなり重要なポイントで、ここから22円に上がったのちに、再度下がっていったのが、ダメでしたね。ここからは、再度10円くらいまで落ちてもおかしくなかったのですが、さすがに2回も大きな下落があったので、次は上がりやすくなりましたね。このように下落チャートの見極めを進めながら、エネルギーが減るタイミングを見極めていました。下落チャートのエネルギーはほぼ吐き出せましたが、長い時間がかかりました。
ここからは最後のダマシに注目したいと思います。最後のダマシをクリアすれば、大きく上がってくるかと思っています。
本記事はチャートのテクニカル形状の考え方から、トルコリラ円を考えている記事となりますね。前回の記事は主にファンダメンタルからの考え方に着目してトルコリラ円の下落から元に戻るタイミングを考察していましたが、今回の記事はテクニカル、つまりチャート形状からトルコリラ円の下落幅を予測していることとなります。この下落幅の予測は当たるようで当たらないのですが、ある程度7割くらいは当たっている感じがしていますので、全幅の信頼はおけませんが、なんとなくの信頼はおいております。チャートという未来を見通す方法はなかなかないので、助走というか、エネルギーの貯まり方を可視化するように動きを見ています。今回のトルコリラ円の値動きだとエネルギーを使い果たした状態がそろそろ来ると思います。この状態なら、次の大きな下落があったとしても、その下落幅はより小さくなると思います。この最後のダマシがあるかどうかに注目して、もしあれば、それが最後としたいと思います。また下落幅をこなした時に揺り戻しされる、上昇のエネルギーは大きくなると思います。上昇幅が大きくなるためには大きな下落が必要ですが、今回の下落はまさにそれに値する下落だと思っています。この後の上昇幅はかなり面白い幅になると感じているので、相当上まで、トルコリラ円を売らずに行きたいと思っています。リラを上手く扱うのは本当に難しいのですが、それはスワップマイナスが大きいため、売りをどうしても躊躇してしまうためです。今回上がっていくのであれば、トルコリラ買いになるため、そのスワップはプラスで推移します。最後のダマシがあるかないか、なければこのまま上がってもおかしくありません。楽しみに推移を見ていきたいと思います。
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