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2021/01/18
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2021年1月②)

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ループイフダン「2021年1月の戦略・月中レビュー」

●過去のセミナー、その他お知らせ

12月16日(水)18:00〜に実施したオンラインセミナーは以下のURLでオンディマンド視聴が可能です。

https://youtu.be/NsTxbwZoDj4

また昨年実施された全セミナーのライブラリは以下からご覧いただけます。

https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/

データ配信元のメキシコペソ円日足データが3本値となった関係で、今回からメキシコペソ円のみバーチャートに変更しました。移動平均線の計算には週末の終値しか使いませんので、移動平均線と終値との位置関係には影響ありません。

●移動平均で攻めるループイフダン戦略(戦略概要)

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数はドル円が10(その他は5)、損切設定はあり、とします。(*下線部分は11月から)

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくなります。

ポートフォリオ全体の資金管理としては、以前の戦略と同様「1か月の最大想定損失額25万円以上に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」というスタンスです。なお、この状態で「ポジションが無い状態での翌月のエントリーは、2週連続で終値が上か下かというトレンドが確定した週末を待つこと」としています。つまり、再エントリーの場合でもフィルターをかけます。

ポートフォリオ全体としては、証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超の損失)で、全ての利益が出ているポジションも含めて成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで25万円以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

1月15日までのレンジ=102.58〜104.39

1月15日時点の戦略=S50を継続

1月前半のドル円は、12月のドル安トレンドを継続し年初には102.58レベルの安値をつけました。しかし、5日に行われた米国ジョージア州上院決選投票で民主党が2議席取ったことから実質的に過半数(同数の場合は副大統領の1票が決定)となったことから、バイデン新政権が政策運営を進めやすくなり、大規模な財政支出を行うという見方から、米国の財政赤字拡大思惑で米国債が売られることとなりました。債券売りはいっぽうでは金利上昇となるため、為替市場ではその面に着目したドル買いが入り、104.39レベルまで反発後に103円台後半へと押しています。

ドル円は「S50」で継続運用しています。現時点のポジションは3単位、13,856円の含み損(平均約定レート103.364)となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状況です。1月前半の確定損益は8,930円の利益となっています。

●ユーロ円

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1月15日までのレンジ=125.96〜127.48

1月15日時点の戦略=B80を継続

ユーロ円はドル買いでのドル買いの動きとユーロドルが年末高値を超えたことでテクニカルなユーロ買いが入った動きが重なって、一時127円台半ばまで上昇する動きとなりましたが、その後はドル円が横ばいの動きの中で欧州における新型コロナ感染拡大がロックダウンの長期化につながりそうなことやイタリアの政局が流動的となったことなどを嫌気したユーロ売りに押され12月のもみあい下限の水準へと押してきています。

ユーロ円はB80で継続運用していますが、現時点のポジションは2単位、20,800円の含み損(平均約定レート126.951)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状態です。1月前半の確定損益は7,103円の利益となっています。

●ポンド円

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1月15日までのレンジ=139.50〜142.25

1月15日時点の戦略=B100を継続

1月前半のポンド円は、貿易協定が合意となり正式にEUの単一市場から離脱したことか月初は貿易以外の面での問題や、貿易でも通関手続きに時間やコストがかかるといった懸念から売りも出たものの下げきらず、その後は英中銀総裁がマイナス金利導入を否定する発言が出たことをきっかけにポンド買いが強まり、12月高値を上抜けるとテクニカルな買いも加わって堅調な値動きを続けています。

ポンド円は「B100」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、3,608円の含み損(平均約定レート142.157)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。1月前半の確定損益は19,705円の利益となっています。

●豪ドル円

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1月15日までのレンジ=78.84〜80.91

1月15日時点の戦略=B80を継続

1月前半の豪ドル円は年初から堅調な動きとなっていますが、これまで同様に景気回復を期待した資源国通貨としての買いに、豪ドルNZドルクロスの買い、また同ドル円が80円の大台を上抜けてきたことからテクニカルな買いと、全般に買い材料が目立ち81円近い水準に上昇して来ました。

豪ドル円は「B80」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、3,507円の含み損(平均約定レート80.711)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。1月前半の確定損益は8,344円の利益となっています。

●ユーロドル

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1月15日までのレンジ=1.2131〜1.2348

1月15日時点の戦略=B60を継続

1月前半のユーロドルはユーロ円の項でも振れましたが月初こそ12月高値を上抜けた買いが見られたものの、その後は主要国におけるロックダウン延長懸念やイタリアの元首相が連立から離脱したことによる政局を懸念した動きからユーロ売りが強まっています。またラガルドECB総裁も繰り返しユーロの水準を注視しているとの発言も買い手の利食いを招いている動きとなりました。

ユーロドルは「B60」で継続運用しています。現時点のポジションは4単位、49,201円の含み損(平均約定レート1.22512)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。1月前半の確定損益は30,185円の利益となっています。

 

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●カナダ円(チャート、ゾーンのみ)

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1月15日時点の戦略=B80を継続

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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1月15日時点の戦略=B80を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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1月15日時点の戦略=B50を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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1月15日時点の戦略=B50を継続

●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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1月15日時点の戦略=B50を継続

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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1月15日時点の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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1月15日時点の戦略=S80を継続(15日終値でB80に転換の可能性大)

 

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【本レポートに関するご注意】

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著者プロフィール
山中康司
山中康司

1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。