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2021/01/05
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2021年1月①)

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ループイフダン「2021年1月の戦略」

●過去のセミナー、その他お知らせ

12月16日(水)18:00〜に実施したオンラインセミナーは以下のURLでオンディマンド視聴が可能です。

https://youtu.be/NsTxbwZoDj4

また昨年実施された全セミナーのライブラリは以下からご覧いただけます。

https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/

データ配信元のメキシコペソ円日足データが3本値となった関係で、今回からメキシコペソ円のみバーチャートに変更しました。移動平均線の計算には週末の終値しか使いませんので、移動平均線と終値との位置関係には影響ありません。

●移動平均で攻めるループイフダン戦略(戦略概要)

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数はドル円が10(その他は5)、損切設定はあり、とします。(*下線部分は11月から)

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくなります。

ポートフォリオ全体の資金管理としては、以前の戦略と同様「1か月の最大想定損失額25万円以上に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」というスタンスです。なお、この状態で「ポジションが無い状態での翌月のエントリーは、2週連続で終値が上か下かというトレンドが確定した週末を待つこと」としています。つまり、再エントリーの場合でもフィルターをかけます。

ポートフォリオ全体としては、証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超の損失)で、全ての利益が出ているポジションも含めて成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで25万円以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

12月のレンジ=102.87〜104.74

1月の戦略=S50を継続

12月のドル円は、ユーロを中心とした全般的なドル安トレンドが続き12月17日には11月安値を下回る動きとなりました。しかし103円割れの水準ではドル買いの動きも根強く反発、と言っても104円台ではドル売りオーダーも構えていて、上下ともにオーダーが見えている中103円台前半での年末クローズとなりました。世界的な緩和で株式市場に資金が集まるいっぽうで為替市場では2021年は米国ではインフレ懸念が高まるとの見方が米国債売り(長期金利上昇)と米ドル売りの動きになっています。2021年もしばらくはこの動きが継続しやすいと見てよさそうです。

ドル円は「S50」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、3,232円の含み益(平均約定レート103.353)となっていますが、設定値幅での利食いを待っている状況です。12月の確定損益は28,110円の利益となりました。

●ユーロ円

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12月のレンジ=124.48〜127.22

1月の戦略=B80を継続

12月のユーロ円は、月初にユーロが対ドル、対円ともに大幅上昇したことで一気に水準を切り上げることとなりました。戦略も12月の月中レポートに書いた通りですが、S80からB80に転換しています。しかし、その後はユーロドルもドル円もどちらも年末に向けてドル安の動きとなったことでユーロ円は、126円台前半から半ばを中心としたもみあいに終始しました。12月最終週には改めてユーロ高けん制発言が出たこともあり、12月末はユーロ売りが入っての年末となりました。

現時点のポジションは1単位、4,170円の含み損(平均約定レート126.535)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状態です。12月の確定損益はポジションをドテンさせた際の損失がありましたので34,749円の損失となりました。

●ポンド円

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12月のレンジ=136.78〜141.24

1月の戦略=B100を継続

12月のポンド円はEUと英国との間の通商協議が難航し、合意できるのか合意無しとなってしまうのかという双方の思惑が売買を交錯させることとなりましたが、12月下旬になり合意の目途がたち、年末ぎりぎりに貿易協定は合意という運びとなりました。それまで、あまりにも時間がかかったこともあって、12月末がポンド円は最高値にはなったものの大きく買われることもありませんでした。貿易協定以外の分野ではEU単一市場から抜けたデメリットもあり、今後は現実的な実力を見ていくこととなるでしょう。

ポンド円は「B100」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、2,920円の含み損(平均約定レート141.161)となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。12月の確定損益は129,168円の利益となりました。

●豪ドル円

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12月のレンジ=76.62〜79.78

1月の戦略=B80を継続

12月の豪ドル円は11月からの上昇トレンドを継続しました。資源国として他地域に比べて中国の景気回復を好材料としやすいことに加え、12月以降は対NZドルで売られていた豪ドルに買い戻しが入ったこともあり、豪ドル円は年初来高値を更新、テクニカルにも押し目買いが出やすい流れのまま年末を迎えています。資源国通貨としての強みが年明け以降も続くと考える市場参加者も多い様子です。

豪ドル円は「B80」で継続運用しています。現時点のポジションは1単位、3,705円の含み益(平均約定レート79.111)となっていますが、設定値幅での利益確定を待っている状況です。12月の確定損益は23,179円の利益となりました。

●ユーロドル

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12月のレンジ=1.1935〜1.2009

1月の戦略=B60を継続

12月のユーロドルは月初に年初来高値を更新したことから対ドル、対円で大きく上昇して始まりましたが、その後も底堅い動きを続け12月30日には1.2309レベルの年間高値をつけることとなりました。米国株高に引っ張られた面はあるもののECBの緩和が欧州株にも好材料として捉えられユーロ買いの動きとなったことや、EUと英国との貿易協定合意が視野に入ったことも下支え要因となりました。しかし、30日にECB関係者からユーロ高けん制発言が出たことから年末は調整売りが出ての引けとなりました。

ユーロドルは「B60」で運用していましたが、10月29日に冒頭の理由によってポジションを決済しました。月末時点のポジションはなし、10月の確定損益は51,990円の損失となりました。

ユーロドルは「B60」で継続運用しています。現時点のポジションは2単位、2,941円の含み益(平均約定レート1.22511)となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。12月の確定損益は47,869円の利益となっています。

 

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●カナダ円(チャート、ゾーンのみ)

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1月の戦略=「B80」を継続

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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1月の戦略=B80を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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1月の戦略=B50を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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1月の戦略=B50に転換

●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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1月の戦略=B50を継続

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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1月の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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1月の戦略=S80を継続

 

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。