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2020/11/17
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2020年11月②)

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ループイフダン「2020年11月の戦略・月中レビュー」

●過去のセミナー、その他お知らせ

当レポートの戦略と相場動向について解説しています。以下のURLから7月22日のオンディマンドをどなたでもご視聴いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=kpLvsup2kNw

次回オンラインセミナーは12月16日(水)18:00〜で調整中です。詳細が決まりましたらアイネット証券のセミナーページに掲載されますので、そちらをご覧ください。次回レポートでも告知いたします。

先月から保有ポジションの決済予定(含み)損益とともに平均約定レートを付記しました。

●移動平均で攻めるループイフダン戦略(戦略概要)

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数はドル円が10(その他は5)、損切設定はあり、とします。(*下線部分は11月から)

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくなります。

ポートフォリオ全体の資金管理としては、以前の戦略と同様「1か月の最大想定損失額25万円以上に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」というスタンスです。なお、この状態で「ポジションが無い状態での翌月のエントリーは、2週連続で終値が上か下かというトレンドが確定した週末を待つこと」としています。つまり、再エントリーの場合でもフィルターをかけます。

ポートフォリオ全体としては、証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超の損失)で、全ての利益が出ているポジションも含めて成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで25万円以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

11月15日までのレンジ=103.18〜105.68

11月16日時点の戦略=S50を継続

11月前半のドル円は、1週目は12月FOMCにおける追加緩和思惑の広がりから株式市場はリスクオン、いっぽうで為替市場は米金利低下思惑からドル売りという動きで始まりました。2週目は新型コロナのワクチン治験で90%の効果というニュースにNYダウが1600ドル上昇となり、さすがにドル円も円安へと振れましたが105円台半ばでは上値を抑えられじり安の動きとなっています。

ドル円は11月から「S50」で運用再開しています。現時点のポジションは1単位、4,091円の含み益(平均約定レート104.856)となっていますが設定値幅での利益確定を待っている状況です。11月前半は注文ミスで第2週からの取引開始となったため、確定損益は4,924円の利益となっています。

11月は新たに104.932からS50、最大ポジション数10で運用を開始しました。

●ユーロ円

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11月15日までのレンジ=121.68〜125.13

11月16日時点の戦略=S80を開始

前月に決まっていたフランスをはじめとする欧州主要国のロックダウンによる景気回復の遅れを懸念したユーロ売りが先行していましたが、第2週に株高による円安がクロス円全般に見られたことからユーロ円も上昇し、一時125円台乗せとなりました。しかし、125円台では戻り売りも見られたことや12月ECB理事会における追加緩和が決定的なこともあって、その後はじり安の動きとなっています。

ユーロ円は月初時点はポジションがありませんでしたが、11月6日の終値で2週連続で移動平均線を下回って引けたことから「S80」で運用を開始しました。現時点のポジションは1単位、4,381円の含み益(平均約定レート124.286)となっていますが設定値幅での利益確定を待っている状況です。11月前半の確定損益はまだありません。また、先週末時点で移動平均線を上回っているため、今週末も上回る状況が続けばB80へとポジションが転換することとなります。

●ポンド円

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11月15日までのレンジ=134.87〜140.32

11月16日時点の戦略=S100を開始

11月前半のポンド円は、月初はロックダウンの悪影響とブレグジット後の通商協議の進展期待がミックスして横ばいの動きとなっていましたが、ユーロ円と同じく第2週に入ってからドル円が円安に振れたことからポンド円も一時140円の大台乗せを見ることとなりました。しかし、相変わらず協議は難航していることやロックダウンでも新型コロナ感染者が収まらないこともあって高値圏から反落する動きとなっています。

ポンド円は月初時点はポジションがありませんでしたが、11月6日の終値で2週連続で移動平均線を下回って引けたことから「S100」で運用を開始しました。現時点のポジションは1単位、3,180円の含み益(平均約定レート138.398)となっていますが設定値幅での利益確定を待っている状況です。11月前半の確定損益は9,960円の利益となっています。また、先週末時点で移動平均線を上回っているため、今週末も上回る状況が続けばB100へとポジションが転換することとなります。

ポンド円は「B100」で運用していましたが、10月29日に冒頭の理由によってポジションを決済しました。月末時点のポジションはなし、10月の確定損益は21,423円の損失となりました。

●豪ドル円

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11月15日までのレンジ=73.19〜77.10

11月16日時点の戦略=S80を継続

11月前半の豪ドル円は11月3日の政策金利引き下げは織り込み済みだったこともあって月初の安値からは全く下げることなく材料出尽くしによる買い戻しが先行する動きとなりました。その後は他のクロス円同様に豪ドル円でも買いが強まり、一時77円台に乗せた後にやや下げる動きとなっています。

豪ドル円は11月から「S80」で運用を開始しています。現時点のポジションは4単位、65,171円の含み損(平均約定レート74.656)となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状況です。11月前半の確定損益は15,900円の利益となっています。また、先週末時点で移動平均線を上回っているため、今週末も上回る状況が続けばB80へとポジションが転換することとなります。

●ユーロドル

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11月15日までのレンジ=1.1603〜1.1920

11月16日時点の戦略=B60を開始

11月前半のユーロドルは月初は前月末のECB追加緩和思惑で下げた動きに対する調整による買い戻しが、米国の追加緩和思惑をきっかけに出たということになりますが、テクニカルには月初に10月安値を下抜けて失敗、翌週は10月高値を上抜けて失敗と、テクニカルには悩ましい値動きを続けています。今のところ、ダマシはあったものの横方向への動きを継続していると見ることが妥当な様子です。

ユーロドルは「B60」で運用していましたが、10月29日に冒頭の理由によってポジションを決済しました。月末時点のポジションはなし、10月の確定損益は51,990円の損失となりました。

ユーロドルは月初は様子を見ていましたが、移動平均線を上回る状態が安定したと見て、B60で運用を開始しました。現時点のポジションは1単位、177円の含み損(平均約定レート1.18615)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状況です。11月前半の確定損益はまだありません。

 

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●カナダ円(チャート、ゾーンのみ)

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11月16日時点の戦略=「S80」に転換も今週の終値の位置次第でB80に再転換

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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11月16日時点の戦略=S80に転換

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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11月16日時点の戦略=B50を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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11月16日時点の戦略=S50を継続

●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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11月16日時点の戦略=B50を継続

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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11月16日時点の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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11月16日時点の戦略=S80を継続

 

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【本レポートに関するご注意】

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。