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2020/10/16
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2020年10月号②)

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ループイフダン「2020年10月の戦略・月中レビュー」

●過去のセミナー、その他お知らせ

当レポートの戦略と相場動向について解説しています。以下のURLから7月22日のオンディマンドをどなたでもご視聴いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=kpLvsup2kNw

8月からチャートのみですが「カナダ円」を追加しましたので運用の参考にしてみてください。

今回から保有ポジションの決済予定(含み)損益とともに平均約定レートを付記しました。

月中レポート執筆時点の確定損益と未確定損益の合計は252,928円の損失となっています。下の戦略概要にある通りですが、ポートフォリオ全体として30万円超の損失となった場合には全ポジションを成り行き決済、月末まで一切ポジションを持たないことになります。想定損失枠の8割を超えてきましたので、最初に注意喚起しておきます。



●移動平均で攻めるループイフダン戦略(戦略概要)

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数10(ポンド円のみ5)、損切設定はあり、とします。

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくなります。

ポートフォリオ全体の資金管理としては、以前の戦略と同様「1か月の最大想定損失額25万円以上に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」というスタンスです。なお、この状態で「ポジションが無い状態での翌月のエントリーは、2週連続で終値が上か下かというトレンドが確定した週末を待つこと」としています。つまり、再エントリーの場合でもフィルターをかけます。

ポートフォリオ全体としては、証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超の損失)で、全ての利益が出ているポジションも含めて成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで25万円以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

10月15日までのレンジ=104.95〜106.11

10月15日時点の戦略=S50を継続

10月前半のドル円は、2日東京市場の時間帯に流れたトランプ大統領新型コロナ感染で振れたものの短時間の行って来いで終わり、その後はこれまでのレンジの中でのもみあいを繰り返すに留まりました。市場参加者の興味は今週16日のEUサミットと、それに伴ってのEUと英国との移行期間後の協議の行方に向いています。10月後半は米国大統領選に向けての動きが出てくる可能性はありますが、どうもドル円は動く感じがまったくしません。

ドル円は7月から「S50」での運用を継続しています。現時点のポジションは4単位、27,274円の含み損となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状況です。9月の月間確定損益は12,959円の利益となりました。

ドル円は7月から「S50」で運用しています。現時点のポジションは3単位、27,508円の含み損(平均約定レート104.613)となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状況です。10月前半の確定損益は9,324円の利益となっています。

●ユーロ円

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10月15日までのレンジ=123.02〜125.09

10月15日時点の戦略=B100を継続

10月前半のポンド円は、ユーロ円と同じで英国側の対EU協議姿勢に一方的な協議決裂ではなく対話継続に柔軟な面が出てきたことから前月末からの買い戻しの流れが継続しました。しかし、実際には協議は平行線を辿り16日のEUサミットは協議継続が決まる程度であることや、英国内で新型コロナ第二波で感染者が激増していることに対する懸念もあって今週に入ってからは上値が重たい展開となっています。今後は協議が合意にせよ決裂にせよ大きく振れる可能性がありますので、ポンドのポジション管理には今まで以上に注意したいところです。

ユーロ円は7月から「B80」で運用しています。現時点のポジションは5単位、73,196円の含み損(平均約定レート124.776)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状況です。10月前半の確定損益は15,111円の利益となっています。

●ポンド円

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10月15日までのレンジ=135.42〜142.72

10月の戦略=S100を継続

9月のポンド円はユーロ円同様に月初が高値でその後はユーロ同様に英国でも新型コロナ感染者数が再拡大していることに加え、10月末に期限を迎えるブレグジット移行期間後の交渉が難航していることもあって、大きく水準を下げることとなりました。この下げの結果、9月18日終値、9月25日終値と2週連続で週足移動平均線を下回ることとなり(黄色のラインマーカー)、9月28日にB100をS100へとドテン売り戦略へと転換しています。

ポンド円は上記の通り9月28日に全てのポジションを決済し「S100」で運用を開始しています。現時点のポジションは1単位、3,240円の含み損となっていますが下降局面での買い戻しを待っている状況です。9月の月間確定損益は損切設定にかかった注文とドテンした際の損切合わせて142,437円の損失となりました。

ポンド円は「S100」に転換したと思ったら先週末終値で2週連続の移動平均線上抜けとなったことで、再び「B100」に方向転換です。移動平均線が平らに近くなり値幅も少なくなってくると方向転換によるダマシが出やすくなるため、2週連続ルールを導入していますが、今回は2週ごとにポジションが転換していて、今後の動き次第では来週末にまた方向転換が起きる可能性があります。

現時点(B100)のポジションは2単位、16,470円の含み損(平均約定レート136.857)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状況です。10月前半の確定損益はポジション転換もありましたが、利益が出た取引もあり3,840円の損失に留まりました。

●豪ドル円

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10月15日までのレンジ=74.47〜76.52

10月15日時点の戦略=B80を継続

10月前半の豪ドル円は他のクロス円と同様に月初から先行していた買いが先週末から下げに転じる動きとなっています。クロス円はイベントを控えているユーロ円の動きに引っ張られやすい展開となっていますが、豪ドル円に関しては豪中銀総裁が今後3年間は利上げしないと発言したことも豪ドル売りにつながりました。仮に今週末、来週末と2週連続で移動平均線を下回るとS80へ転換する可能性があることには注意が必要です。

豪ドル円は7月から「B80」で運用しています。現時点のポジションは5単位、90,151円の含み損(平均約定レート76.565)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状況です。10月前半の確定損益は16,055円の利益となっています。

●ユーロドル

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10月15日までのレンジ=1.1691〜1.1831

10月15日時点の戦略=B60を継続

10月前半のユーロドルはEUサミットに向けての英国との協議進展思惑が買い材料、いっぽうで1.20の大台をつけて以降複数のECB関係者からユーロ高に対する懸念の発言が出ていることと、欧州における新型コロナ第二波で経済の回復に悪影響を及ぼすということが悪材料となっています。それでも16日が過ぎるまでは動きにくいといった感じになっていた積極的な取引は手控えられている様子です。

ユーロドルは7月から「B60」で運用しています。現時点のポジションは6単位、100,156円の含み損(平均約定レート1.18546)となっていますが上昇局面での売り直しを待っている状況です。ここまでの確定損益は17,903円の利益となっています。

 

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●カナダ円(チャート、ゾーンのみ)

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10月15日時点の戦略=「B80」を継続

●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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10月15日時点の戦略=B80を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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10月15日時点の戦略=B50を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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10月15日時点の戦略=S50を継続

●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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10月15日時点の戦略=B50を継続

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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10月15日時点の戦略=B80を継続

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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10月15日時点の戦略=B80を継続

 

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。