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2019/11/07
シストレ活用事例

ループイフダンをはじめとする自動売買は、為替のボラティリティと張り方の勝負で勝ち負けが決まりそうです。【SSS】

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ループイフダンはFXの自動売買です。思ったよりも少額の証拠金で、かなりの広い範囲において、自動で為替取引を繰り返してくれます。

このシストレちゃんねるを運営する、アイネット証券は外国為替証拠金取引、通称FXを自動で行ってくれるシステムを提供しています。それが、ループイフダンですが、ループイフダンができるようになったのは、FXが証拠金取引であり、証拠としてのある一定額の入金を入れれば、その何倍もの量のお金を取引することができます。少ない証拠金で何倍ものお金を扱えることができたために、かなり広い領域において、売買を散らばらせて行える状態が出現しました。例えば、ドル円が100円から、110円まで上がるチャート形状があるとしますと、100円で1000ドル買うと10万円かかりますが、レバレッジ10倍なら、ざっと1万円程度の証拠金で済んでしまいます。0円から200円までドル円を、1円幅で1000通貨ずつ買っても、平均100円で200本×1000ドル買うわけになるので、20,000,000、2千万円買っていることになりますが、これをレバレッジ2倍なら1000万円で仕掛けることが可能となります。当然、高い場所で買ったドルは、値打ちが下がると含み損が出てきて、これでは途中で破綻するわけですが、0円から買い始めて、途中ずっと上がり続けて、200円まで行けば破綻もせず、利益が積みあがる可能性が高いわけです。この状態を少ない証拠金ではじめられるようになったために、かなり広い範囲で、FXを自動的に執り行うことができるようになりました。

様々な技術の発達と融合でこのシステムが出来上がっています。未だ歴史は数十年程度です。

FXがデリバティブ取引という、旧来の金融取引ではなく、証拠金で、その差額だけを損益とするような、こねくり回した論理の取引であることと、インターネットができたこと、パソコンの性能が上がったことなど、様々な恩恵や機能改善がおこったために、現在できているシステムです。ループイフダンをはじめとした、これらのシステムができるためには、良好な取引が世界中瞬時に行われるインターネットが必須でしたし、その取引量を支えるパソコンの性能が飛躍的に上がることも重要でしたし、金融の考え方もデリバティブという派生商品や、そもそもの金融取引の法整備、銀行、証券会社だけでなく、個人も為替取引が可能になるような金融ビッグバンなどが立て続けに起こったために、発生したシステムだと思います。このシステムを使いこなせているのは人類の歴史の中でも稀有なタイミングであり、未だ歴史は数十年程度になります。このシステムができ、億万長者も生まれていますし、淡々と稼ぎ続けるシステムも出来上がってきましたし、様々な技術革新や、考え方が整理されています。その整理に対して、このシストレちゃんねるのような媒体が、よりまとまった形で情報を発信していますし、情報が蓄積されてきています。ここの事例を多く上げる、データ取得のブログも数多いですし、データから得られた一般性、再現性をもとにした手法の作成、維持、管理を行う方々もたくさん生まれてきました。このループイフダンをはじめとした、FX自動売買システムは様々な技術の発達と融合で生まれており、今後も歴史は進んでいくのだと思います。

為替のボラティリティと張り方の勝負で勝ち負けが決まりそうです。

さてこの考え方が本格的に始まってから、数十年。お披露目が浸透し、ループイフダンをはじめとした、自動売買などが生まれてきたのは、ここ20年程度でしょうか。その中で、自動売買システムが経験したのは、リーマンショックなどの金融破綻や、スイスショックと呼ばれる、中央銀行と市場とのせめぎあいなど、突然の急激なボラティリティ、つまり通貨価値の変動幅の増大でした。この通貨価値の変動幅、つまりボラティリティは大変重要な観点で、FXの自動売買を成功させようとすると、このボラティリティなしでは語れないと思います。ボラティリティは、価値のFX自動売買の価値の源泉であると同時に、証拠金を一気に変動させるリスクの源泉でもあります。このボラティリティと為替との張り方で基本は勝負の勝ち負けがついてしまうのが、FX自動売買システムの良い点でもあり、弱点でもあります。ボラティリティが大きいか、小さいか、大きい時にはどうするか、小さい時にはどうするかを考えることが、ループイフダンをはじめとした、FX自動売買システムの良い付き合い方だと思います。ループイフダンは過去5-10年の変動幅をもとにうまく設計されていると思います。短期的には、10年幅に対して、ボラティリティが少ないこともあるでしょうし、大きな変動が一瞬で起きる可能性もあります。どちらに備えるかといえば、当然大きな変動に備えざるを得ないと思います。大きな変動がくれば、大きく構えておけば、利益は爆増しますが、細かく構えてしまっていては、突然の変動に対応ができなくなります。為替のボラティリティは常に監視しておく大事な観点です。FXはこの管理で勝ち負けが決まるといっても言い過ぎではないと思います。

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著者プロフィール
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大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。