お金の勉強サイト 金銭改革 お金の勉強サイト 金銭改革
2019/09/04
シストレ活用事例

すくみ手法と裁量による円高対応は安定感があり、動かしやすいシステムです。【SSS】

SSStitle.jpg

 

アイネット証券のループイフダンは使いやすいFXの自動売買システムです。私のブログでは自動売買の使いこなしを「すくみ」手法として提案しています。

 

アイネット証券ではループイフダンというFXの自動売買システムを提供しています。このシステムは自動でFXの売買を行ってくれます。例えば、ループイフダンB100 (USD/JPY) であれば、100銭毎に円でドルを買い、100銭上がったところで、自動で売るシステムとなり、どのような相場の動きがあっても、相場が動いていれば売り買いを繰り返してくれます。売り買いは自動で行われるため、一度システムを動かしてしまえば、淡々と利益を出し続けてくれます。また私のブログでは、「すくみ」の考え方を使って、より安定化させる手法を考えて、発信しています。ループイフダンは新規幅、決済幅が固定されて提供されます。固定されているからこそ、固定を利用した様々なアプリケーション=使いこなしがあると思います。その一つが「すくみ」の考え方です。

 

すくみ手法により相場が上下しても、安定して利益が取れるようになります。レンジに強い手法ですね。

すくみとは、じゃんけんのようなイメージで、グー、チョキ、パーと一つが勝ち、一つが負け、一つがあいことなる状態を指します。このすくみの状態になるように、ループイフダンを仕掛けることができます。つまり、円でドルを買い、ドルでユーロを買い、ユーロで円を買えば、3つの通貨のペアでの3すくみとなります。この3すくみは、一方的にどれかの通貨が暴落したとしても、他の通貨は価値が上がっていますし、また価値が相対的に同一な通貨ペアもできます。このように、常に利益が生じつつ、常に含み損が生じつつ、常に特に値動きがないような状態をループイフダンで作り出すことができます。例えば、アイネット証券のループイフダンB100 (USD/JPY) とループイフダンB100(EUR/USD) とループイフダンS100 (EUR/JPY) を三つ仕掛けると、円でドルを買い、ドルでユーロを買い、円でユーロを売る=つまりユーロで円を買うことができ、円で円を買う状態となります。このすくみの考え方を使うと、3角形が大きくいびつになることも少なく、いきすぎると元に戻る力も各国政府から働きますので、より安定化した値動きを楽しめるようになると思います。特にレンジの時に威力を発揮し、より高い利益が取れるようになっていきます。

 

すくみ手法はトレンドになると一つの通貨ペアの含み損が増えていきます。ただし、増えながらも、利益確定が起き続けます。

すくみ手法の弱点はトレンドです。トレンドが発生すると、一方的に買いや売りのポジションを持ち続けてしまうので、その方向の含み損がどんどんと増えていきます。三角持ち合いなどが発生した後に、大きくブレイクし、一方的に、新しいポジションを持ち続けますし、そのポジションがどんどん含み損が増えていくのが弱点となります。つまりレンジに強く、トレンドに弱い手法となります。ただこのトレンドの間も他の通貨ペアでは勝ちが生じている通貨ペアがあり、その間に一定の利益は出ていますので、完全に含み損が増えるだけではありません。利益も同時に出る手法となっており、上で売り、下で買うような自動売買のハーフ&ハーフとも異なる手法になります。この手法は利益確定をしながら、含み損が増えていくため、より安定感が増すことが理解できます。2019年8月現在円高トレンドが発生し、含み損が増えつつありますが、その資産価値下落はある程度のところで落ち着いています。例えば、19年1月より始めた5すくみの8か月間の利益確定結果は、18万円でした。現在は、300万円の入金に対して、通算利益と含み損を含めた実質損益はマイナス7万円程度です。これは、単純に利益確定がないとマイナス25万程度であるのに対して、18万円程度の利益確定により、マイナス7万円と算出されます。下落幅をパーセンテージで示しますと、7/300=2.3%の資産価値下落となっています。この間にユーロ円なら、127.4〜117.4のポジションを持っており、10円の変動があっても、たったの2.3%の下落幅ですので、極めて安定して推移していると思います。戻れば一気にプラス圏へ浮上します。

 

裁量の売りを同時にしかけると最高の形ができます。今の円高トレンドにも対応できます。

さらにアイネット証券のループイフダンすくみ手法を仕掛けながら、赤字のポジション方向に向けて裁量で逆ポジションを持つことで、より安定感が増す印象です。例えば、現在は19年1月から始めたループイフダン5すくみは円高になっていますので、円高方向に大きくユーロ円買いのポジションが増えてしまい、含み損が多くなっています。この含み損に対して、ユーロ円の売りを裁量で同時に仕掛けますと、仕掛けたのちに、ユーロ円が落ちたときには、ユーロ円の売りポジションは含み益が出た状態となります。この含み益を決済しますと、ユーロ円の落ちた部分を帳消しにすることができる利益となります。買いポジションと同数の売りポジションを裁量で仕掛けると、完全にその間の落ちた部分は帳消しになります、半分のポジション量なら半分の利益を取れます。このように、ループイフダンすくみ手法と、赤字方向の反対のポジションを裁量で果敢に取ることにより、安定して下方向へのトレンドにもついていくことが可能となります。裁量で同時に仕掛けると、一方通行のトレンドでもかなり安定した値動きを得ることが可能となります。日々の値動きを完全に注目せずとも、値動きの予測を外したとしても利益が上がりやすい手法となると思います。

<著者運営ブログをチェック!>

SSSの世界観

 

【注意事項】

・本レポートは筆者の主観及び経験に基づき執筆されており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。両建てやすくみは株式会社アイネット証券が推奨するものではありません。筆者及び株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。

・本レポートはあくまでも参考情報であり、筆者及び株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。

・筆者及び株式会社アイネット証券の許可無く当レポートの全部もしくは一部の転送、複製、転用、検索可能システムへの保存はご遠慮ください。

・スワップポイントは一定ではなく変更される場合がありますのでご注意ください。また、変更により、「受取」から「支払」へ転向する可能性がありますのでご注意ください。

著者プロフィール
SSS
SSS

大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。