次の予測。ここ数年はレンジが広がると見ており、逆張りをします。また両建てを外す良いタイミングですね。【SSS】
ドル円、ユーロ円、豪ドル円など、三角持ち合いが放たれた後の、円高と円安とのせめぎあいが続いていますね。
ドル円は125-75円を行ったり来たりする15年でした、真ん中は112.5円となりますが、この真ん中を中心に上に行ったり下に行ったりするレンジがずっと続いていました。リーマンショック後の75円から、アベノミクスとなり、125円、その後は100〜115円をいったりきたりであり、この間はずっと安定したレンジだったといえると思います。最後の三角持ち合いはかなり長い時間となり、アベノミクス、その後のダウ平均の最高値の大幅更新など、いろいろ安定した経済拡大がおこった10年間でした。この三角持ち合いもそろそろ大きく崩れると思って警戒を続けていましたが、やはり予測通り、一気に崩れるときがきました。まだ2か月しか経っていませんが、2020年3月のコロナショック、これが大きなエネルギー放出の引き金を引きました。コロナショックはドル円であれば、112円から一気に100円まで円高が始まり、その後112円まで大きく値幅を取ることとなりました。コロナショックはエネルギー放出としては素晴らしい引き金になったわけですが、未だその方向性が見えていません。
リスクオフと思われますが、その後のリスクオンも十分あり得ます。中央銀行が控えています。
経済としてはかなりの会社で破綻が起きていることから、間違いなくダメージがあり、リスクオフになっていくことは間違いないのですが、単純に円高になるかどうかです。今回日本もあまりにダメージが大きいため、赤字国債の発行や、国民へのお金バラマキ、更には消費税減税も踏み込まれる可能性があると思っています。財務省のプロパガンダ、「国民一人当たりの借金」という言い方で、バランスシートを全く考えない形での、財政の健全化を言い続けて、消費税やその他税の増税を行ってきましたが、そろそろその物言いも通じなくなってきています。消費税含め、国民にお金を渡すタイミングが来ているため、政治が動き始めています。円の価値はリスクオフになるとすぐに上がるため、少々の日銀からの通貨供給を増やしても全く問題ない状態が続いています。今、日銀は資金供給を行うことに躊躇がありません。この状態ならば、円の価値を希釈するような動きを起こす可能性は十分にあります。そのため、単純に円高が進むとも考えにくいと感じています。
円高にもなりにくく、円安にもなりにくいのであれば、すくみ手法が素晴らしい状態となり続けるはずです。
このように、現在はある程度エネルギーも放出が起きた後、さらにそのエネルギーに対して、中央銀行が丁寧にケアをしている状態、つまりレンジが続く可能性が高い状態と見ています。このレンジが続くのであれば、まさに「すくみ手法」がよい利益となりえます。
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すくみ手法を続けながら、裁量もうまくできると最強となります。ここ数年は逆張りを続ける投資を考えたいです。両建てを外すにも良いタイミングですね。
このように現在はすくみ手法がいい形で利益を上げ続けるタイミングとなりうると思います。ただ、このすくみ手法は年間利益率が10%程度であり、一気に利益を上げるには少しばかり時間がかかります。そのため、同時に裁量も加えていき、大きく利益を出すこともできます。今回すくみと一緒に、あえて裁量では逆張りをしたいと思っています。いつもだと、すくみで含み損が出ているほうに向けて、つまりトレンド側にポジションを持ちますが、今後は先ほどから申し上げているとおり、リスクオフと中央銀行の支えとが交互にでるため、大きな円高トレンドが出にくいと思っています。つまり三角持ち合いが壊れたエネルギーが、片方にトレンドを作るのではなく、上下に大きく動かされながら、三角持ち合いが大きく開いてくると予測します。そのため、逆張りを続ける投資を裁量でも行っていき、来るべき次のトレンドに向けて、大きな利益を出しておき、最大限の資金を用意しておきたいと思います。このタイミングの逆張りは、実は外側の両建てを外す良いタイミングでもあります。円高に走ったと思いきや、その後円安に走る可能性が高いと思いますので、これを複数回繰り返していけば、両建てを上手に外せると思います。
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