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2019/04/26
FX投資

豪ドル/NZドルが戻した理由と今後の予想【Yuki】

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こんにちは。為替研究所のYukiです。

今回は、私もループイフダンで300万円、他の自動売買で260万円を投資している豪ドル/NZドルについて書きたいと思います。

豪ドル/NZドルと言えば、3月まで下落基調が続いており、一時は1.02半ばまで落ちたのが、3月末から急上昇し、現在1.068近辺まで戻しております。

 

【豪ドル/NZドル 日足チャート4/23時点】

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このチャートを見てもらうと、かなり急激な回復であり、さらにチャートで見ても、下落トレンドを明らかにブレイクしての大幅上昇であることが分かります。

そのおかげで、ループイフダンのハイリスク設定も一時は100万円元本で、含み損込だと-22万円まで落ちたのが、一転して含み損を入れても+20万円近くというように、大きく利益をあげることができました。

私のループイフダン設定だと、ハイリスク版とローリスク版の両方を運用した結果、豪ドル/NZドルが0.99を割るとロスカットラインとして危なくなってくると思っていたのですが、そこまで落ちることなく戻してくれて、一安心しております。

そこで、今回は、何故これまで豪ドル/NZドルが下落していたのか、そして何故3月末から戻したのかを解説し、最後に今後どうなるか予想していきたいと思います。



豪ドル/NZドルが下落していた理由

? 先ほどのチャートを見ると、

  • 11月から下落している
  • 1/3のフラッシュ・クラッシュで一瞬急落したがすぐに戻した
  • 3月に入って再び急落

ということが分かります。

まず、11月の下落は、ニュージーランドの11/7発表の雇用統計で、失業率が市場予想4.4%に対し、実際が3.9%と大きく上回り、NZドルが上昇したことが原因でした。さらに12月に入ると、今度は豪GDPによって、また下落しました。

2019年に入ると、フラッシュ・クラッシュで一瞬急落したものの、しばらくは回復基調にあり、そろそろ底を打ったかなと思ったら、2/6にこれまで「次は利上げ」と言っていたオーストラリアのロウRBA総裁が「次は利上げも利下げもどちらもありうる」と弱気なことを言った一方で、2/13にはニュージーランドのオアRBNZ総裁が「利下げの可能性は高まっていない」等と強気なことを言ったことでさらに下落しました。

さらに3月発表の豪GDP成長率が12月に続いて弱い結果であったため、豪ドルが再び下落し、一時1.03を割り、どこまで落ちるのか・・・・という状態になりました。

このように、豪の指標が悪く、RBAも弱気なスタンスになっていた一方、NZは2019年に入って弱い指標も散見されるようになったものの、RBNZがこれまで通りのスタンスを貫いていたことで、豪ドル/NZドルは、分母、分子両方の要因によって下落しておりました。



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豪ドル/NZドルが3月に入って上昇に転じた理由

このように、豪は弱気、NZは相対的に強気ということで下げていた豪ドル/NZドルでしたが、3/27に、流れが一気に変わります。

この日には、RBNZの声明で、ついに「次の動きは利下げの可能性がより高い」となったことで金融緩和組の仲間入りし、NZドルは大きく下げました。NZドルは、ドルストレートで見ると、発表直後に100pips以上いきなり動き、普段はNZドルについてあまりコメントしない人たちも一気に注目していたのが印象的でした。

このように、市場では「5月利下げ」の可能性まで取り上げられるように、一気にNZドルのセンチメントが悪化しました。

そのような中で4/2にあったRBAの声明はこれまで通りのニュアンス(後の議事録公開では、「インフレを鑑みると、目先の利上げの可能性は低い」等、ハト派よりのものであったことが分かり若干下落しましたが、声明発表当時は、「現状維持」くらいで解釈されました)で、さらにNZの方では、4/17に発表されたCPI(消費者物価指数。要はインフレ率)が市場予想1.7%に対して1.5%と低く、利下げの可能性がさらに高まったと考えられたことで、豪ドル/NZドルの流れとしては、上昇基調になりました。

これまでは、

豪:弱気

NZ:現状維持

だったのが、ここ1か月で一気に形成が逆転したというのが私の印象です。

では、その上で今後どうなるか考えていきたいと思います。



豪ドル/NZドルの予想

今後の予想としては、基本的には上昇基調・ないしレンジ相場を予想しております。

こういう金融政策による影響は、長い時間をかけて調整していくもので、RBNZが弱気になったことで、少なくとも豪ドル/NZドルがこれまでのように下落基調に戻すということは、今時点では考えづらいなと思っております。

むしろ、5月の利下げはまだ織り込み切られておらず、そこで本当に5月利下げ等があったら、さらにNZドルは下落する可能性があり、そうなると、豪ドル/NZドルは一気に上昇し、レンジで考えている場合、むしろレンジの上抜けという可能性すらありうるのではないかと考えております。

逆に言えば、5月に据え置きで、かつ、声明も「しばらくは据え置きが妥当」というようなコメントであれば、NZドルも買戻しが入り、豪ドル/NZドルは一度下落するも、しばらく方向性のないレンジ相場となり、自動売買にとっては絶好のチャンスとなる可能性もあると考えております。

個人的には、最近は、中国の指標も予想を上回るものが出てきており、また、株価も戻しているように、今のところ景気後退への不安は後退しており、そうしたことも含めてRBNZが据え置きという判断をする可能性の方が高いのではないかと見ておりますが、こればかりは実際に見てみないと分からないので、今後も注目したいと思っております。



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著者プロフィール
Yuki
Yuki

FX歴10年超のファンダメンタルズ派トレーダー。主に短期から中期でのトレードを得意としており、最近は自動売買やスワップ投資も行っております。 2010年より為替研究所を運営。相場の見通しや、FXでのおすすめの投資方法などを分かりやすく解説しております。 ループイフダンでは、豪ドル/NZドルやトルコリラ等を運用中。