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2017/09/14
FX投資

「FXは儲かる」という話はどこまで信じてもよい?FXは怖いと感じているあなたへ

#FX

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「FXは儲かる」という話はどこまで信じてもよい?FXは怖いと感じているあなたへ

「一晩で給料1ヵ月分を儲けました!」
「仕事も辞めても、自宅で十分に収入を得られます!」
FXと聞くと、このような噂話を思い浮かべる人が多いかもしれません。資産運用の手段になるFXですが、実際FXで儲けている人はどんな特徴を持っているのか、そして運用にあたっての心構えなどを紹介します。

FXで儲かる人はリスク管理がうまい人

FXで儲けられる人は、リスク管理がうまい人です。具体的には、損をしたときの対処法を決めてあり、それを厳守できる人です。例えば、「損をしてもよい許容範囲」「損をした場合の損切りライン」を設定しておき、万が一の場合はその設定に基づいて行動します。

投資で最も危険な行動は、損をしてしまったときに「どうにかして取り戻そう」という気持ちばかりが先行してしまい、どんどん損を大きくしてしまうことです。万が一に備えて、「どこまでなら損を受け入れられるのか」「その金額以上に損をしそうな場合、いつ取引を止めるのか」を決めておくと、損失を最小限に抑えられます。

FXで儲けている人は、こういった「万が一」に備えたシミュレーションを平時から想定している傾向があります。

こんな人にはFXは危険かも

FXで失敗しがちな人は、儲かる人の逆で、感情的な運用が目立ちます。特に、損をした場合に「どうやって損を取り戻そう!?」と、冷静さを見失ってしまうケースが多いようです。感情的な運用例としては「FXで一気に大儲けしようとする」「損を認めず、すぐに取り返せると考えてしまう」といった行動が挙げられます。

FXには、自分が投資した金額よりも多い金額を運用できる仕組み(レバレッジ)が用意されています。レバレッジを利用することで、より多くの金額を儲けることも可能ですが、それと同じくらい損をする金額も大きくなります。FXで一気に大儲けしようとする人は、レバレッジを設定するときに「儲ける」ことだけを考えてしまうケースが多いようです。

損を認めず、「すぐに取り返せる」と考える人は、想像以上の損を抱えた状態で取引を終えるケースが少なくありません。FXは為替相場に投資することで利益を出します。為替相場の変動はプロでも予測が難しく、一度下がり始めたレートがどこまで下落するのか、また、いつ元の金額に戻るのかを正確に予測することはできません。こういった予測がつかない状態のまま取引を続行するのは良策とはいえません。損を認め、取引から手を引く決断ができない人にとって、FXは危険な投資になると考えられます。

FXへの投資は手元からなくなってもよい金額から始める

FXで儲けている人は、損をしたときの金額が自分の予測範囲内に収まるように取引をしています。「ここまでの損は認めるが、それ以上になった場合は損切りをする」というルールを決めて取引を進めるため、万が一の事態が発生しても動揺しないのです。

「これからFXを始めてみたい」と考えている人は、「ここまでなら損をしても大丈夫」というラインを設定してから取引を開始するとよいでしょう。もちろん「損をしても大丈夫なライン」には個人差があります。例えば、「お小遣いの2ヵ月分」とか、「投資した金額の20%まで」という感じで、具体的な数字をあらかじめ決めておくことが大切です。

まとめ:FXは資産運用のひとつと考える

FXで儲けられる人は、リスク管理がうまく、損をしたときの対処法を事前に決めて確実に実行する人が多いようです。逆に、FXで失敗しがちな人は、感情的な取引をしてしまい、損を認めたくないため傷口を広げてしまう傾向があります。FXで一攫千金を夢見る人もいますが、FXは「資産運用の手段のひとつ」と考えなければいけません。一攫千金というよりは、小さな利益を積み重ねて資産を増やす、と考えるのが基本です。

FXを始めるなら、まず「自分が失ってもよい金額」を設定することから始めましょう。「利益を得るために、失ってもよい金額を決める」というのは矛盾しているような気もしますが、「ここまではリスクを負う」という基準を明らかにしておくことで、最悪の事態を回避できます。自分にとって「適切な金額」を判断できない場合は、FX取引のシミュレーションを行えるWebサイトもあるので、そこを利用して実際の取引の様子を確認しておくとよいでしょう。