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2025/03/12
鹿子木健

資金管理をするための大切な考え方をお教えします【鹿子木健】

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長期にわたって相場で利益を獲得していくには、資金を守るための資金管理が重要です。

一方で、資金管理の方法をあまり知らない人や、そもそも資金管理自体をあまり重要視していない人もいるかと思います。

今回は、資金管理における重要な考え方について解説していきます。

1.トレードで重要なのは分析や手法よりも資金管理

トレードでは、チャート分析やトレード手法を重要視する人は多いと思います。確かに、エントリーや利確、損切りのタイミングを計ることは大切です。

しかし、トレードで勝つためにはチャート分析よりも重要なことがあります。それは「負けないこと」です。

トレードは100%勝てるわけではないので、負けないというのは不可能ですが、ここでの負けとは相場からの退場のことです。

仮に資金の半分を失っても、資金が残っていれば、取り戻せる可能性はゼロではありませんが、相場から退場してしまうと、取り戻せる可能性はゼロになります。

退場を防ぐには「大きく負けない」と「たくさん負けない」を考える必要があり、そのためには、資金管理をしっかりと行うことが重要です。

 

2.資金管理の重要な要素

資金管理で大切な考え方は、以下の3つです。
①損失許容
②勝率
③リスクリワード
それぞれ説明していきます。

①損失許容

損失許容は1回の損切りでどのくらいの損失を許容するのかです。例えば、1回の損切りを資金の5%に設定した場合、5連敗したら資金の25%を失ってしまいます。

許容できる損失は人によって異なりますが、基本的には
・機械的に損切りできる範囲か
・連敗してもメンタルに影響しないか
・想定しているリターンと比較して損失の方が大きくないか

を考えることが大切です。

特に、機械的に損切りできる範囲を設定することは重要です。1回の損切りにおける損失額が大きすぎると損切りを躊躇してしまい、さらに傷口が広がる可能性があります。

そして、損失が大きくなるほどメンタルにも影響し、トレードへのモチベーションが低下する恐れもあります。

1回の損切りは「取り返せばいいや」と思えるくらいの範囲で決め、それをパターン化することが大切です。

その日の気分でロット数を大きくしたり、小さくしてしまうのはNGです。

②勝率

勝率は得られた利益と損失額の比率が重要ですが、5割を超えていることが望ましいです。

無理に勝率7割や8割を目指す必要はありません。

③リスクリワード

リスクリワードとは、利益額と損失額の比率です。例えば、リスクリワードが1:1であれば、1万円の損失に対して、利益も1万円ということです。

勝率を重視する人は多いですが、実はトレードではリスクリワードの方が重要です。なぜなら、リスクよりもリワードの方が大きければ、勝率が低くてもトータルでプラスになるからです。

仮にリスクリワードを1:2にした時、損失が1万円であれば利益は2万円です。この状態で勝率が4割だとすると、損失は6万円の一方で利益は8万円となり、損益はプラスになります。

反対に、リスクリワードが2:1であれば、損失の2万円に対して、利益は1万円です。仮に勝率が6割の場合、利益は6万円でも損失は8万円となり、勝っているのに損益はマイナスになってしまいます。

勝率だけでなく、リスクリワードに目を向けることが、トレードで利益を出すためには重要です。

ちなみに、私が考える適正勝率は58%〜72%、適正リスクリワードは1:1.2〜1:2です。

 

3.資金管理を甘くみるな

資金管理はトレードの根幹ともいえる部分です。資金管理がずさんだと、1回の負けが致命傷になりかねません。

しかし、相場分析や売買手法ばかりに注目し、資金管理をあまり重視していないトレーダーが多いように感じます。

資金を増やすには、相場に居続けて継続的に利益を獲得する必要があります。相場で生き残るためにも、資金を守る資金管理はしっかりと行いましょう。
 

 

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著者プロフィール
鹿子木健
鹿子木健
お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることがライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野は、FXを中心に、不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産など多岐に渡る。 代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録が完了。現在、外国為替投資助言「FX UNLIMITED」、FX学習コミュニティ「勝ちパターンFXの学校」を提供中。