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投資の最終目的は明確にしておきましょう【鹿子木健】

何か新しいことを始める場合、目的をはっきりさせることが大切です。目的が分からないまま始めてしまえば、自分が何をすればよいのかが曖昧なままになり、最終的には止めてしまうことに繋がります。
それは投資においても同じで、自分が何のために投資をするのかをはっきりとさせておくことは大切です。
今回は投資において、最終目標を決めることについて解説します。
1.目的をはっきりさせることは大切
私たちが何か行動する際には、必ず目的があります。歯磨きは虫歯にならないため、食事は栄養失調で病気にならないため、運動は健康維持やレクリエーションのため、仕事はお金稼ぎや社会のためといったように何らかの目的があります。
仮に具体的な目的がなく、ただ散歩しているだけという人でも、よく考えたら暇つぶしなどの目的はあると思います。
このように、行動には必ず目的があります。もし、本当に何も目的がなくやっているのであれば、それは他の誰かの目的のためにやらされているということです。
これは投資でも同じで、何の目的もなく投資をしている人はテレビやインターネットの情報、もしくは金融機関の人に彼らの目的を実現するためにやらされているということです。ちなみに彼らの目的とは、利益を出すということです。
誰かに言われるがままに行動し、結果的に損をしてしまうことのないよう自分自身でしっかりと目的を持つことが大切です。
2.投資の終着点はどこなのかを考えましょう
目的を見つけるには「その行動の最終地点はどこなのか」を考えましょう。例えば、投資であれば、最終地点が「日々のお小遣いを増やす」なのか、「老後に安心して暮らせる資産を築く」なのか、「生活費を投資で稼ぐ」なのか、最終的な目標は人によってさまざまです。
その最終目標によって投資方法も変わってきます。日々のお小遣いを増やしたいのであれば余剰資金で無理なく少しずつ投資していけばいいですし、老後の資金を求めるのであれば短期の損益に一喜一憂する必要はなく長期目線で投資をしていけばいいですし、生活費を稼ぐのであれば多少無理をする必要があります。
このように、最終目的がどこにあるのかを考えることで、自分の生活スタイルや考え方に最適な投資ができるようになります。
「投資で金持ちになりたい」という安直な目的でもいいです。ただ、金持ちになるという目的を達成するためにギャンブル的な投資になりやすく、大きな損失を出してしまう可能性もあるので注意が必要です。
3.目的が無いと迷ったまま
何でもそうですが、目的がないとまっすぐに進むことはできません。
車の運転を考えてみてください。例えば、東京に行くために運転するなら、目的地は東京です。多少の回り道や迷子になることがあるかもしれませんが、東京という目標があるため、時間はかかっても最終的にたどり着ける可能性は高いです。
一方で、目的地を決めずに車を走らせているだけではどこにもたどり着けません。ただフラフラ徘徊しているだけです。
投資も同じで、自分が投資でどうなりたいかという将来図を思い描いていないと、その目的に達することはできないでしょう。
自分は何のために投資をするのか、投資をしてどうなりたいのかを明確にしましょう。
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