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2020/04/15
シストレ活用事例

FXスキャルピングは稼げない?おすすめできない3つの理由とは?【鈴木拓也】

#FX

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こんにちは、元メガバンク為替ディーラーの鈴木拓也です。

24時間、スマホからでも手軽に取引できることから「FX」(外国為替証拠金取引)で資産運用を始めている人が増えています。

同じFXといえどもトレードスタイルは人それぞれで、超短期売買を繰り返す「スキャルピング」の手法がメインだったり、数ヶ月や数年という長期売買「スイングトレード」「スワップトレード」という取引をしている人もいます。

今回はその中で、初心者には最も難しいとされるスキャルピングがなぜ稼げないのかについてお伝えしていきます。

【今回の記事でわかること】
スキャルピングのデメリット
スキャルピングで稼げない理由




おすすめできない理由1・継続することが困難

スキャルピングがなぜ稼げないのか、大きく3つのポイントに分けました。まずひとつめの理由ですが、「スキャルピングは続けていくことが大変である」ということが挙げられます。どうしてでしょうか?

スキャルピングのトレード回数

スキャルピングの名前の由来は、皮を薄く剥ぐというものです。その名前の通り、わずか5.0pips〜10.0pipsほどで利益を確定し、その小さな利益を積上げていきます。そのぐらいの変動であれば、比較的ボラティリティ(変動率)の小さな通貨ペアであってもチャンスはいくらでもあります。ポジションを保有して数秒から数分で10.0pipsは動きます。そうなると1日100回以上の取引になっても不思議ではありません。1日2000回を超える取引をしているトレーダーもいるほどです。

つまり10.0pipsほどの変動であれば常にチャンスがあるため、チャートを映し出すパソコンやスマホの画面にずっと貼り付いて離れられないことになるのです。そうなると1日24時間のうち大半がチャートとのにらめっこ状態です。時間的な拘束がとても厳しくなってしまうのが、スキャルピングの特徴なのです。

体力と精神力の限界

スキャルピングがそれだけ時間の拘束を受けるということは、トレーダーにはやはり「体力」、「精神力」が要求されます。ただ座ってチャートを見つめながらエントリーと決済を繰り返すだけの作業ですが、これを毎日何時間も続けていくのはかなり大変です。体力はなんとかなるにしても、集中力が続きません。スキャルピングは分足や5分足のローソク足チャートのわずかな動きに対応する反射神経が重要になります。集中力が落ちれば、反応速度も鈍り、結果として負けが続くことになってしまいます。

体調を崩すともちろん集中力が落ちますので、この過酷な生活の中でも体調管理をしっかり行いつつ、精神力も維持していくというのは考えている以上に難しいことです。1日、2日だけに限定すれば問題ないのでしょうが、これが何年も続くとなると体力や精神力で限界を迎える人が多くなるのも仕方がありません。ただ、それ以前に集中力の低下と共に勝率も低下していきます。すると損失が大きくなってFXを続けられない状態になってしまうというケースがほとんどでしょう。

継続することが困難なポイント!
体力、精神力が要求され、継続していくことが困難になる


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おすすめできない理由2・利益が出すことが難しく、コストがかさむ

おすすめできないのは体力や精神力の面のデメリットだけではありません。「コスト」や「利益を出すことの難しさ」についても問題があります。この点を知らずにやみくもに取引を繰り返しても、時間だけを浪費して、まったく利益が出ないということもありますので注意してください。

FXにも手数料はある

FXは手数料が無料となっていますが、実際は「スプレッド」という名目で手数料を支払っています。買値と売値の差で、約定した瞬間に決済したとするとこの差額分だけ損失が出るわけです。これは通貨ペアや使用するFX会社によって異なります。仮に1.0pipsのスプレッドだった場合、1万通貨の取引をすると、100円の手数料を支払っていることになります。レバレッジを効かせて10万通貨の取引をしたらスプレッドとして1,000円支払っているわけです。

スキャルピングは5.0pips〜10.0pipsで利益を確定し、小さな利益を積上げていく手法で、その分だけ取引回数が増えますので、当然のようにそれだけ手数料を支払っていることになります。1日100回取引をして、勝率7割で、300pipsの利益を出しても、1.0pipsのスプレッドであれば100pipsの手数料は支払っているわけです。つまり1日1万円の手数料がかかっている計算です。これだけのコストが毎日積み上がっていくという点を忘れてはいけません。

メンタル面の崩壊で、損小利大を保ちにくい

スキャルピングが初心者にとって難しいのは、「損したくない」という心理が働き、「損切りができないため、損小利大の取引になりにくい」ことが挙げられます。5.0pips〜10.0pipsの利益が出たらすぐに利益確定はできるものの、同じような含み損が出たときにきっぱりと損切りできなければ、どんどん含み損が膨らみ、スキャルピングで少しずつ積上げてきた利益を一発で吹き飛ばすことになりかねません。つまり平然と損切りできるメンタルがスキャルピングには必要なのです。

スキャルピングには、時間も費やし、気力体力も費やし、さらに手数料としてのコストも費やしているわけですから、それだけに損失を確定しにくい、損切りしにくいという側面があります。上級者は冷静な判断で、事前に決めたルールに則り損切りできますから、最終的に利益が出ますが、初心者は事前に決めた損切りラインを守れず、損大利小の取引になってしまい、メンタル面が崩壊してしまうケースに繋がっていきます。

利益が出すことが難しく、コストがかさむポイント!
取引回数が増えていく分だけコストがかさむ
損切りできずに損大利小の取引になりやすい



おすすめできない理由3・アルゴリズムに太刀打ちできない

スキャルピングは一瞬の判断で約定させ、決済し、またすぐにチャンスと見たら約定するといった繰り返しです。こうなると「アルゴリズム」(自動売買取引の仕組み)のシステムトレードに、人間は太刀打ちできません。統計的な判断のもと高速で取引するには、人間の集中力と反射神経では限界があるからです。

ただし、数時間、数日といった分析に余裕があるデイトレードやスイングトレードでは、AIやアルゴリズムに対して人間の判断による裁量トレードは負けてはいません。ですから初心者は特にスキャルピングではなく、デイトレードやスイングトレードでじっくり取引することをおすすめします。

アルゴリズムに太刀打ちできないポイント!
高速の売買では裁量トレードより、システムトレードが圧倒的に有利


FX自動売買について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

記事:FX自動売買4社を実績で徹底比較!儲かる会社ランキング



?FXスキャルピングは稼げない?おすすめできない3つの理由とは?のまとめ

改めて3つの理由を確認してみます。
・継続することが困難
・コストがどんどん積み上がっていく
・アルゴリズムに太刀打ちできない

これがスキャルピングをおすすめできない理由です。短期売買で利益を出していきたいのであれば、アイネット証券の「ループイフダン」といった自動売買ツールを利用していくと成果は出しやすくなります。体力や精神力、取引にかえる時間やメンタル面から損切りできないといった点をしっかりカバーしてくれるからです。無理のない取引で大切な資産を増やしていきましょう。

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著者プロフィール
鈴木 拓也
鈴木 拓也

公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経験 ・東京工業大学大学院修士課程修了