鈴(suzu)のループイフダン リアルトレード(2018年5月7日週)
鈴(suzu)のループイフダン リアルトレード(2018年5月7日週)
ユーロ/米ドルと豪ドル/円をループイフダンで実際に運用し、その結果を毎週報告していきます。
運用方針は10年単位での長期を想定し、2018年5月7日にループイフダンを仕掛けました。
1.1週間の運用利益
2018年5月7日週の運用結果をまとめました。
1週間の運用利益
通貨ペア |
利益 |
含み損 |
時価残高 |
ユーロ/米ドル |
2,127円 |
-291円 |
1,836円 |
豪ドル/円 |
1,184円 |
-140円 |
1,044円 |
合計 |
3,311円 |
-431円 |
2,880円 |
運用1週目は合計で約3,000円の利益でした。
ユーロ/米ドル、豪ドル/円ともにバランスよく決済しています。
ループイフダンをはじめとする自動売買は序盤のうちは利益よりも含み損が多くなる方が一般的なのですが、相場の状態がよかったのかプラスの状態で開始することが出来ました。
まだ運用開始1週目なので評価できる状況ではありませんが、順様な滑り出しと言えると思います。
ただし、為替は基本的にレンジ(上がったり下がったりする)相場ですので、いつか必ず多くの含み損が発生します。
仮に多くの含み損が発生したとしても事前に想定したレンジ内であれば全く問題ありませんので、慌てずに運用することが大切です。
ちなみに表の時価残高とは累計利益から含み損を差し引いた金額、つまり、保有しているポジションをすべて決済した際に残る金額としています。
2.累計利益と時価残高の推移
累計利益と時価残高の推移をグラフにまとめました。
まだ運用1週目なので、5月1日を運用ゼロ週目として無理やり推移図にしています。
今後も1週間ごとの運用状況を蓄積していき、①決済による利益がどのように積み重なっていくのか、②時価残高はどのように推移していくのかの2点を検証していきます。
3.ループイフダンの運用方針
運用方針としては、ハーフ&ハーフの考え方を採用して、レンジの上半分を売り設定、下半分を買い設定で運用していきます。
ハーフ&ハーフとは主にトラリピに用いられるテクニックの一つで仕掛けるレンジ(範囲)の上半分に売り、下半分に買いを設定する手法です。
買い設定だけでループイフダンを仕掛けるとレンジが広くなり暴落したときの含み損が多くなりますが、
買い設定と売り設定でレンジを分けることで、高値でポジションを持つことがなくなり、相場急変時の含み損を半分以下に抑えることができます。
ただし、シンプルで低コストが魅力のループイフダンは、シンプルゆえにレンジをわけて買いと売りを設定するようなことはできません。
そのため少し手間はかかりますが、買いレンジから売りレンジ、売りレンジから買いレンジに変わるときは手動で運用するループイフダンを変更する必要があります。
4.各通貨の設定
実際に運用するユーロ/米ドルと豪ドル/円について、どのように運用していくかまとめました。
4-1.ユーロ/米ドルの設定
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わたしが仕掛けたユーロ/米ドルの設定です。
必要目安資金が50万円程度となる設定で、運用開始時のレートはおよそ1.180ドルでした。
それではなぜこのような設定にしたのか解説していきます。
以下はユーロ/米ドルのチャート図です。
チャートを見るとおおよそ1.050ドル〜1.350ドルの間で推移していますので、ユーロ/米ドルは1.050ドル〜1.350ドルのレンジ相場だと仮定して、買って、売ってを繰り返すループイフダンを仕掛けていきます。
ハーフ&ハーフなのでちょうど中心の1.200ドルを境界にして、1.200ドル〜1.350ドルを売り、1.200ドル〜1.050ドルを買いとして、ループイフダンを仕掛けます。
実は2000年代前半を含めるともっと広いレンジを想定する必要があるのですが、ユーロは2002年に現金が発行された比較的歴史の浅い通貨です。
そのため、発行直後からの数年間はあまり参考にならないと判断してこのレンジを設定しました。
今後の値動きの推移を見ながらレンジを広げる必要があれば設定を修正していく予定です。
また、1.200ドルちょうどで買いと売りを切り替えることは現実的ではないので、1.220ドルよりも上昇するようなら買いのループイフダンを停止して、売りのループイフダンに切り替えます。
その後、1.180ドルよりも下落するようなら今度は売りのループイフダンを停止し、買いのループイフダンに切り替えます。
1.200ドル付近を推移しているときはメンテナンスが必要になります。
4-2.豪ドル/円の設定
わたしが仕掛けた豪ドル/円の設定です。
必要目安資金が40万円程度となる設定で運用開始時のレートはおよそ81円でした。
それではなぜこのような設定にしたのか解説していきます。
まず以下は豪ドル/円のチャートです。
チャートを見るとおおよそ70円〜100円の間で推移していますので、豪ドル/円は70円〜100円のレンジ相場だと仮定して買って、売ってのループイフダンを仕掛けていきます。
ハーフ&ハーフなので、ちょうど中心の85円を境界にして、100円〜85円を売り、85円〜70円を買いとして、ループイフダンを仕掛けます。
豪ドル/円は実際にはもっと広いレンジで推移しているのですが、2008年のリーマンショック前後は値動きが激しすぎるので、一旦はレンジから除外しました。
今後の値動きの推移を見ながらレンジを広げる必要があれば設定を修正していく予定です。
また、85円ちょうどで買いと売りを切り替えることは現実的ではないので、87円よりも上昇するようなら買いのループイフダンを停止して、売りのループイフダンに切り替えます。
その後、83円よりも下落するようなら今度は売りのループイフダンを停止し、買いのループイフダンに切り替えます。
85円付近を推移しているときはメンテナンスが必要になります。
5.今後に向けて
ループイフダンのリアルトレードをはじめました。
基本的に週に1回運用状況を報告していきます。
相場の運用環境の変化などで設定を変更した際にも変更内容を随時、報告していきますので、皆さんのトレードに役立ててください。
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