様々な変化の兆しが見えつつあります。【SSS】
高金利通貨が上がっています。ここまでの高金利通貨のチャートはひどいものでした。
アイネット証券
売りを仕掛けることで耐え忍んできました。両建て、2すくみです。54円から12円まで長かった。
この状態が続くと本当に利益が出ないため、買いだけではだめだと思い、売りを仕掛けて両建てをしていきました。両建ては経済合理性がないという理由から、様々なFX会社で推奨はされていない状態ですが、心の安定感が違いました。買いの損切をすることでポジションを軽くすることもできましたが、売りのポジションを同時に持つことで、そのポジションも利益になることがわかると、両方どうせ動くと考えたのちは、気持ちよく売り払うことができました。この両建による売りは、トルコリラ円の取引をするにあたって、安定して利益を出してくれました。ただループイフダンはスワップポイントが良くも悪くも高いため、売りのスワップ支払いもかなりの量が出ていきます。そのため、売りの量は最小限にせざるを得ませんでしたが、売りのシステムも仕掛けることでより一層の利益が出てきました。これでかなりの下落幅を耐え抜きまして、54円から12円まで耐えた格好となりました。12円まで耐え抜いたリラ円の取引は極めて大変でしたが、売りの仕掛けがうまくなったのは良かったと感じています。それにしても長かった。
売りから買いの状態が遂にくるのかもしれません。様々な変化の兆しが見えつつあります。
ここからは売りから買いの状態へついに上がってくる可能性が出ています。まず大きな変化はアメリカ大統領選挙です。最初は接戦と見られていた大統領選挙は、バイデン氏がリードを広げつつあります。不正が行われていたとしても、その不正がどの程度のものになるのかで、情勢は決まりますが、投票率からすれば小さなものになりそうです。トランプ大統領時代とは大きく政策が変化し、その変化がトルコの経済にも大なり小なり影響を与えるはずです。この変化がリラ円にとってどのような変化をもたらすかが次の大事な焦点となります。少なくとも変化が認められるのはいいと感じています。加えて、トルコ政府を取り巻く状況が変わりつつあります。トルコの中央銀行総裁がエルドアン大統領に更迭され、財務大臣が辞任とトルコ政府内でも様々な亀裂が生じつつあり、体制に変化が認められます。この変化もトルコリラ円の一方的なチャートを見る限りでは、好ましいものといえるでしょう。更に言えば、トルコを取り巻く周辺国の現状も大きな変化があり、トルコと仲の良い、アゼルバイジャンがアルメニアに進行したり、そのアゼルバイジャンがトルコと回廊で接することになったり、地政学的にも変化が認められます。このように様々な変化の兆しが見えつつあるトルコの状態はリラ円の価格にも大きな影響を与えると思っています。
ここからのトルコリラ円は買いではないでしょうか。そろそろ大きな変化があってもいいころです。買いのポジションをループイフダンで仕掛けていきます。
このようにトルコリラを取り巻く現状が大きく変わっていく中で、チャート形状を見ると、ずるずると落ち続けた12円台を付けた後、大きく反発しています。ここから金利の変更などがどのように行われるかでまたチャート形状は大きく変わりますが、少なくとも変化のためのエネルギーは十分そろってきました。ある程度大きな動きがないと変化が起きないのが長期トレンドをつけているチャートですが、チャートの変化を起こすには上記の変化点の数とその大きさとしては十分なのではないでしょうか。利益がしっかりと出てくる最初の取引はえてして気持ちが乗らない取引が多いため、今回の取引もそのような気持ちの中で、トレンドには逆張りするトレードとなっていますが、このトレードであれば、逆に勝てる気もしています。投資家は人の裏を読み続ける職業だと思っていますので、リラ円もそろそろ飽きられつつあり、ペソ円になってきていますが、こんな今こそ、リラ円、更には買いで利益を出してみたいと思います。どこまでループするかはわかりませんが、少なくとも少しだけスワップポイントが上がってくれれば、買いのポジションの利益は増大すると思います。増大した利益をもとに、ループイフダンを仕掛けてみて、リラ円の大きな変化を取っていきたいと思いました。
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