FXで資金を溶かす人の3つの特徴と回避する対策とは？【鈴木拓也】

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こんにちは、元メガバンク為替ディーラーの鈴木拓也です。

資産を増やす目的で投資を始めたものの、微増どころか元本割れしてしまうケースがあります。投資資金が損失によって減ってしまうことを「資金が溶ける」という表現を使います。少額から始められ、24時間取引できることで人気の「FX」（外国為替証拠金取引）でも資金を溶かすリスクはあります。今回は「FXで資金を溶かす人の特徴とその回避策」についてお伝えしていきます。

【今回の記事でわかること】
・FXで資金を溶かす人の特徴
・FXで資金を溶かさないようにするための回避策

FXで資金を溶かす人の3つの特徴

資金を溶かすことは、FX初心者の頃によく起こりやすいです。そこには3つの共通点があります。

値頃感だけで取引をしてしまう

FXは、為替レートが上がるか下がるか予測が当たれば利益が出ますし、外れれば損失が出ます。当たるか外れるか確率としては50％ということになります。この感覚だけでFXをしているとまさにギャンブルです。FX初心者にはFXはギャンブルだと勘違いして、政治や経済情勢がどうなっているのかといった情報に無頓着で、場当たり的な取引になりがちです。大きなトレンドが発生しているのに値頃感だけで逆張りしてしまい、結果として含み損が膨らみ、資金が溶けていきます。また、いつがチャンスなのか分析できていないので、24時間ひっきりなしに取引をしてポジションを持ちたがるという特徴もあります。

レバレッジを高く設定してしまう

FXは証拠金取引なのでレバレッジを効かせて資金の数倍〜数十倍の取引をすることができます。金融庁の規制により2020年時点の国内FXのレバレッジは25倍に制限されています。ハイリターンを期待するのであれば高いレバレッジで取引することになりますが、当然ハイリスクです。25倍の利益を出すこともあれば、25倍の損失になることもあるわけです。ここで「できるだけ稼ぎたい」という思いから高いレバレッジを効かせて限界までポジションを保有するというのもFXで資金を溶かす人の特徴です。限界までポジションを保有すると、含み損を少し抱えただけでも証拠金維持率が規定の数値を割り込み、強制ロスカットになってしまいます。強制ロスカットになると最悪の状態で損失が確定してしまうため再起不能に陥る危険性もあります。

損切りができない

FXで「損切り」ができなければ、資金を大きく溶かしてしまうリスクがあります。わずかな含み損で決済できれば損失を最小限に抑えられますが、「いつか為替レートは戻ってくる」という期待感から損切りできずに含み損がどんどん膨らんでいき、やがて強制ロスカットになるというのはFX初心者の頃にはありがちです。「損はしたくない」という思いは誰にでもあります。だからこそFX経験者の中にも損切りできずに資金を溶かしてしまう人はいます。

また損切りできないばかりではなく、「時間が経過すると含み益が減るかもしれない」という思いから、少ない利益ですぐに利益確定してしまうケースもあります。このような「損大利小」の取引をしていると確実に資金は溶けていきます。

FXで資金を溶かす人の3つの特徴のポイント！
・貴重な情報入手がおろそかで、値頃感だけで取引をしている
・高いレバレッジで限界までポジションを保有している
・損切りができず、少ない利益ですぐに利益確定してしまう

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資金を溶かさないようにするための回避策

それではどのような取引の手法を徹底すれば、FXで資金を溶かすことを回避することができるのでしょうか？

正しい知識と分析力を身につける

為替レートの変動の要因はいくつもあります。経済情勢や金融政策、地政学リスクなど重要なニュースには敏感でなければいけません。また市場心理も大事な要素になりますので、ローソク足チャートを分析し、心理的な節目を確認しながら取引をしていく必要があります。「どのような重要経済指標があるのか」、「テクニカル分析ツールはどのように有効活用していくべきなのか」といった点をしっかり勉強していくことで、FXで資金を溶かしてしまうことを回避できるようになります。失敗から学ぶことも大切です。FXを勉強する姿勢は常に意識していきましょう。

ルールを徹底する

勉強を実践するうえで注目すべきなのが「メンタル面」です。「これだけの含み損が出たら損切りする」、「ここまで含み益が伸びないと利益確定しない」と事前に決めたにもかかわらず、いざその瞬間になるとためらいが生れます。「もしかしたら」という迷いが、せっかく決めたルールを乱し、損失に繋がっていきます。いくら正しい知識を身につけても、メンタル面が弱いと実践できません。FXで資金を溶かすことを回避するための重要な点は、「ルールを徹底するメンタルの強さ」です。

FXでは100％勝つことは誰にもできません。損失が出ることはあるでしょう。損失がでたからといって慌ててそれを取り戻そうとして感情的な取引をするのも負ける要因になります。ですからやはり理性をしっかりと保つメンタルの強さが必要不可欠なのです。

自動売買ツール「ループイフダン」の活用

メンタル面を鍛えるのはなかなか難しいですから、それを補ってくれるツールを有効活用してみるのがいいのではないでしょうか。「アイネット証券」が提供している自動売買ツール「ループイフダン」であれば、事前に設定したルールを徹底して24時間取引を繰り返してくれます。裁量トレードだとどうしてもエントリーやエグジットの際に迷いが生まれてしまうのなら、思い切ってシステムトレードに変えるという方法です。これだと確実に設定された値幅で利益確定できますし、損切りも可能です。

またループイフダンを活用すれば、「いつチャンスが来るのか」とずっとチャートを見続ける必要はなくなります。チャンスが来れば逃さずループイフダンが売買してくれるからです。これは日中の仕事が忙しい時間帯でもFXで利益が出せるということですし、最も市場が活発化する日本時間の夜の寝ている時間帯でも同様に取引ができるということです。だからこそ効率的に稼ぐことができるのです。

ただしすべてを任せっぱなしで放置してはいけません。毎日必ずチャートを確認すること、ファンダメンタルズの情報収集は行って取引の方向性については検討することは大切です。

資金を溶かさないようにするための回避策のポイント！
・正しい知識と分析力を身につけられるよう勉強すること
・ルールを徹底するメンタル面の強化
・自分の弱点を補ってくれる「ループイフダン」の有効活用

ループイフダンの実際の運用実績は、下記の記事をご覧ください。

記事：ループイフダンは儲かるの？300万円で実際に運用した結果を公開！

ループイフダンを含め、FX自動売買にもリスクがあります。典型的な失敗パターンや対策を知りたい方は下記記事をご覧ください。

記事：FX自動売買で大損？典型的な失敗パターンを徹底解説！

「FXで資金を溶かす人の3つの特徴と回避する対策」のまとめ

自分の弱点を克服するということは誰にとっても困難なことです。しかしその弱点を発見し、克服しなければFXで資金を溶かし続けることになってしまうでしょう。大切な資産を増やすためではなく、減らすための投資は続けても意味がありません。「自分のどこが弱点なのか」、「どうすればその弱点を克服できるのか」、「克服できないままでも、どうすればその弱点を補えるのか」という点を追求していけば、FXで資産を増やしていくことができるようになります。ぜひそのための努力と工夫を実践してみてください。