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2019/10/09
シストレ活用事例

FXの両建ては推奨されていませんが、好きな手法です。【SSS】

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FXの両建ては推奨されていませんが、好きな手法です。

FX会社で両建て、つまり買いと売りのポジションを同時に持つことは、あまり推奨されていません。その理由としてFX会社から言われることは、経済的合理性がないとの言い方ですが、どうでしょうか。私は逆に人間行動学的、経済性合理性が高いと思っています。人間行動学的は私の勝手な人間行動学ですので、公的なワードではないですが、人間には感情がつきもので、その感情を上手くコントロールしながら、取り引きをする必要があります。行動のコントロールをすることで、利益を上げやすくなると思っているので、経済的合理性は高いと思っています。普通の取引つまり、片方、買いなら買い、売りなら売りのポジションを持つだけでは、利益が出る方向は常に一つであり、もう片方の方向では利益がでません。この状態は含み損が増えていく状態でもあるので、結構気持ちがなえてきます。気持ちがなえると恐ろしいのは、大した含み損でないときには、必ずしも判断しないこと、つまり大きな損切をしてしまうとか、逆に大きなポジションをナンピンしてより多く稼いでやろうとか、そんな気持ちがずっと出てきてしまうことがあります。アイネット証券を使っている方なら、両建ては可能ですし、ループイフダンで買いのB系とともに、売りのS系も同時に持てますので、自動売買の両建てもできるようになります。両建てを行うことで、常に片方のポジションは利益が発生します。この利益の発生は極めて重要で、心が安定するので、人間のへたな行動を抑制すると思っています。この両建てという手法はFX会社からは推奨されていませんが、推奨されていないところに妙があるのが投資の常ですし、難しいものです。

 

両建ては結構いろいろなことができます。特に買いポジションと売りポジションの証拠金が相殺される点は良いと思います。

FXはレバレッジ、つまりてこの原理で少量の証拠金で、大きな金額を持つことができますが、この少量の証拠金から利益を出すためには大きな量の取引をしないといけなくなります。このため、レバレッジを大きくしてしまうことが増えますが、それが極めて危ない点でもあります。レバレッジを小さくすることで、安全性は間違いなく増します。安全性が増すと、複利運用でずっと長い間、続けていける可能性があがりますので、それは長期で見ると経済的合理性を持つと思います。レバレッジを下げるほうが経済的な合理性を持つのも不思議な話です。また両建てをすると、買いポジションと売りポジションで両方共、決済の利益を取ることができるようになるため、2倍の為替差益の決済機会を得ます。どちらも決済利益を持つことができるのは結構強いのではと思います。含み損は未だ確定損ではないので、いつか含み益に回復する可能性も残されています。相場が一方通行に走っていくことが良くありますが、一方で、含み損が回復しないことは長期ではまれです。当然トルコリラの買いポジションのように、高値で買ったものが、ずっと回復しないこともあるのですが、その場合においてもスワップポイントが付いたりと良い点はあるわけです。買いポジションと売りポジションの証拠金が両方で相殺される両建てポジションを持つことは、このような利益を出すタイミングが2倍に増えながら、高金利通貨は売りの為替差益が取れます。買いの含み損は増えますが、売りの為替差益を取りつつ、スワップをプラスでとれるため、かなりの確率で悪くない取引になりえます。また先進国通貨同士のペアでは、高金利通貨ではない回帰性があります。回帰性とは通貨価値が同じ位置に戻ってくる特性と思っていますが、この回帰性は通貨ペアのチャート形状がレンジになるために極めて重要です。回帰性があれば、先進国通貨もしっかりと両建てで利益を出すことができます。回帰性を持ちつつ、レンジを狙っていくことで利益をより安定して出せると思います。

 

両建ては三通貨ペアになると、3すくみ。4通貨ペアになると4すくみとして作り上げることもできます。

両建てを仕込んでいくと次に出てくるのが、3すくみ、4すくみの考え方です。3すくみはわかりやすく考えるときにじゃんけんが良い例となります。じゃんけんの、グーチョキパーのようなイメージで、どれかが勝ち、どれかが負け、どれかがあいことなります。このため、常に確定利益が出つつ、含み損が出つつ、特になにも動かない通貨ペアが出来ます。ドルで円を買い、円でドルを買うと両建てです。つまり2すくみ。ドルで円を買い、円でユーロを買い、ユーロでドルを買うと3すくみ。逆方向ではドルでユーロを買い、ユーロで円を買い、円でドルを買うと3すくみの逆方向となります。すくみは逆方向も加えた両方向で実施すると、完全な両建てを3通貨ペアで行ったことになりますので、安定した利益が出てくるようになります。またこれを4通貨ペアで行った4すくみや、5通貨ペアで行った5すくみなどは私のブログにしっかりと書いてありますので、この情報をご参考ください。アイネット証券のループイフダンならば、3、4、5すくみどの例でも仕掛けることが可能です。年間利益率20%程度で推移するこの手法は時間が経てばたつほど安定します。レンジに強いこの手法を使いこなすと、両建ての良い点をしっかりと受けることができます。

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著者プロフィール
SSS
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大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。