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2020/06/01
シストレ活用事例

豪ドル/NZドルの見通し2020年6月とおすすめ投資戦略【Yuki】

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こんにちは。為替研究所のYukiです。

今回は、非常にレンジ相場になりやすく、今後の見通しも立てやすい通貨である豪ドル/NZドルについて、2020年6月以降の見通しを最新情報に基づいて書いていきたいと思います。

 

豪ドル/NZドルというのは、あまりメジャーな通貨ペアではありませんが、「知る人ぞ知る」超優秀な通貨ペアで、私自身も500万円以上を実際に運用し、非常に安定的に利益をあげられているもので、しかも自動売買を使えば初心者でも放置しながらの投資も可能な優れものなので、是非ご覧頂ければと思います。

 

結論から言うと、

  • 今は1.084を上限としたレンジ相場か、上昇基調が続くのかいまいち読みづらい
  • ただ、1.07を割ったあたりで買い、1.08前後で利確、逆に1.06前後で損切という戦略なら、リスクリターン的にも良さそう
  • 裁量トレード以外では、ほぼ放置前提でループイフダンのゆったり設定を入れると、ローリスクで年間利益率10%くらいは目指せておすすめ(具体的な戦略も後述します)

と考えております。

 

なお、この豪ドル/NZドルを取引する場合、ループイフダンが自動売買の中で一番スプレッドが安く、スワップも有利なので、もし興味があれば、是非どうぞ。(もちろん、口座開設や口座維持手数料は一切無料で、また、自動売買であるループイフダンにも手数料はかかりません)


また、この記事から口座開設+取引で、3,000円のAmazonギフト券が貰える限定タイアップもあるので、口座開設はこの記事からしていただくのがおすすめです。 

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以下の順番で書いていきます。



 

豪ドル/NZドルという通貨ペアの特徴

豪ドル/NZドルという通貨ペアの特徴をまずおさらいしたいと思います。かなり詳細に書いた記事が他にあるのでそれを引用します。

 

豪ドル/NZドルという通貨ペアは、「豪ドルを買って、NZドルを売る」という通貨ペアです。そして、豪ドルとNZドルは、

  • どちらもオセアニア諸国の通貨
  • どちらも中国経済の影響を大きく受ける
  • どちらも先進国の中では比較的高金利
  • どちらも緩やかに長期間経済成長が続いている
  • どちらも公的債務残高が少なく、財政リスクが低い

というように、特徴が非常に似ているため、為替もほぼ同じような動きをして、その結果、豪ドル/NZドルという通貨ペアは、非常にレンジ相場になりやすい通貨ペアです。

 

実際、直近30年間の豪ドル/NZドルのチャートをご覧ください。

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このように、1.0から1.4の間で安定してレンジ相場を形成しております。

 

このレンジ相場になりやすさは、他の通貨ペアと比べても圧倒的であり、他に自動売買で人気の高いドル円、豪ドル円、NZドル/ドルと直近30年間の値動き幅を比べると、以下の通りです。

 

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このように、豪ドル/NZドルは、長期でレンジ相場になりやすく、レンジの幅も豪ドル円等と比べても狭いという特徴があります。

 

また、豪ドル/NZドルのレートは、オーストラリアとニュージーランドの経済規模の差を考えても、豪ドル/NZドルが1.0を下回る(=ニュージーランドドル>豪ドルになる)可能性は低く、実際にコロナショックの時もワンタッチした後すぐ戻したことを考えると、レンジを下方向に抜ける可能性は低いという点も、自動売買に向いているポイントです。

 

オーストラリアとニュージーランドを比べると、上記のような共通点はある反面、

  • 人口(2,499万人VS495万人)
  • GDP(13,379億ドルVS2,015億ドル
  • 貿易総額(7,986豪ドルVS1,101NZドル)

というように、基本的にはオーストラリアの方が国力が強いという関係にあり、こうしたことからも、豪ドルとNZドルの逆転(=豪ドル/NZドル1.0割れ)の可能性は高くないと言えます。

 

これが豪ドル円であれば、史上最安値は55円くらいで、現在の71円から見てもまだかなり下落余地が大きく、さらに中国経済の停滞や、オーストラリアの金利がどんどん下がっていること、リスクオフがあった際には円高になることを考えると、史上最安値割れがあってもおかしくないというように、豪ドル円では「レンジの下限をどうするか」というのも難しいです。

 

それに対して、豪ドル/NZドルであれば、中国経済の悪化は豪にもNZにもどちらにも悪影響なのであまり影響がなく、また、オーストラリアが利下げ方向になる時は、NZも若干時期がズレることはあっても、大きな目で見れば利下げフェイズにはなっているので、豪ドル円よりはるかにレンジ相場になりやすいです。

ループイフダン豪ドル/NZドル私の設定と実績【豪ドル円よりおすすめ】

 

このように、中国経済や世界のリスクオン・オフといった「ノイズ」を取り除きつつ、1.0という下値余地もあり、さらに通貨ペアとしても非常にレンジになりやすいという特徴があります。



 

現在の豪ドル/NZドルのチャート分析と今後の見通し(2020年6月最新情報)

 それでは、最近の豪ドル/NZドルが今後どうなるかを予想しましょう。結論から言うと、今は「1.084くらいを上限としたレンジなのか、まだ上昇トレンドが続いているのかいまいち分からないが、1.07を割ったくらいでは買っても良い水準」と考えております。

 

まず、豪ドル/NZドルの日足チャートを見て、値動きをおさらいしましょう。

 

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このように、コロナショックで一時急落するもその後上昇トレンドに入り、ただ今はそのトレンドラインを少しだけ割り込み、今後どうなるか・・・・という状態です。

 

豪ドル/NZドルというのは元々豪とNZの金利の差に反応しやすい通貨ペアで、実際に過去の推移を見ても、金利差とほぼ同じような値動きをしております。

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これを見ると分かるように、豪ドル/NZドルという通貨ペアは、かなり金利差との連動性が高いことが分かります。

 

そして、今回も3月にはコロナショックで豪もNZもどちらも0.25%に利下げしたことで金利差がなくなり、その後その金利差に見合った水準まで徐々に戻してきている状態です。(実はNZの利下げ直後はほぼ反応なしでしたが、あの時は完全にコロナショックど真ん中の時で、どこの国の利下げにも為替相場は無反応だったので、タイムラグがあったものと考えております)

 

では、それを踏まえて今がどうなのかを考えると、今くらいの水準は、金利差から見るとそこまで違和感がない水準と考えております。

 

2019年以降で金利差と豪ドル/NZドルの水準を比較してみましょう。

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このように、金利差と豪ドル/NZドルの水準を見比べても概ね違和感のない水準であり、一方で上でも見たように今でも上昇トレンドではあるので、このまま上昇しても、逆にこの近辺でレンジになったとしても、どちらでもあまり違和感はないかなというところです。



 

豪ドル/NZドルのおすすめ投資戦略

では、そうした環境分析を基に豪ドル/NZドルの戦略を考えたいと思います。

 

個人的には、

  • 基本的には買い方向(売りは怖い)
  • 今はレンジなのか上昇継続なのか分からないので、1.07以下まで待って、そこから買い始めて、1.08近辺で利確、1.06近辺まで落ちれば損切
  • または長期での買いのループイフダンを仕掛ける

というのが良いかなと思っております。

 

まずはじめの売りは怖いというのは、今は上でも書いたように「レンジになってもおかしくない」と考えてはおりますが、一方で実は今の豪ドル/NZドルの週足の形状が、過去に1.0チャレンジをして、その後反発した局面とかなり似ており、その時は1.15近くまで上昇したように、売ると大きく踏み上げられるリスクもあるのがその理由です。

 

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また、ファンダメンタルズ的にも、コロナの第二波や、世界経済へのダメージ、さらには米中対立等リスク要因は山ほどあり、こういうリスク環境に対して、先にマイナス金利等の思い切ったことをしそうなのは豪よNZの方が可能性が高そうなので、売ってしまうと踏みあげられて戻ってこないリスクもあるのかなと思っております(NZの中銀であるRBNZは、かなり思い切った政策をして、サプライズもよくあるところで、一方の豪の中銀のRBAは、政策変更がない時はただ単に前月のコピペなんじゃないかと思うような声明文を出すところです)

 

なので、基本的には買い方向が良いかなと思っております。

 

ただ、だからといってこのまま上昇していくのか、レンジに戻すのかはいまいち分かりづらい状況であり、あまり高値で買いたくないというのも事実で、そこで、買うとしたら1.07割れくらいから買って、1.08近辺で利確、1.06近辺で損切というようなルールが一番やりやすいかなと思っております。

 

豪ドル/NZドルは、レンジになる場合、レンジは幅はおおむね150pips〜200pipsくらいで推移することが多いので、1.06前半まで見ておけば、下落トレンドに入らない限りはロスカットされる可能性は低く、一方で1.08くらいであればレンジでも戻す可能性も高いので、リスクリターンを考えると悪くないかなと思っております。

 

また、こういう短期トレード以外だと、長期での自動売買買いでの放置戦略がおすすめです。

 

こちらは私も実際にやっている戦略なのですが、「15万円を元本に、ループイフダンの豪ドル/NZドルのB80を14本入れて、あとは放置する」というもので、これで過去のバックテストをやっても平均年間利益率10%程度、さらに1.0を割っても余裕で耐えられるという、かなり面白い設定があります。

関連記事:【ループイフダン設定のやり方】おすすめ設定・実績と考え方を解説

 

私はこれを7単位で元本105万円で運用しておりますが、年間利益率10%くらいの水準で実際に運用できており、かなりおすすめです。

 

こちらの戦略については、初心者でも簡単に設定できて、また、この豪ドル/NZドルを自動売買で取引する場合、ループイフダンが自動売買の中で一番スプレッドが安く、スワップも有利なので、もし興味があれば、是非どうぞ。(もちろん、口座開設や口座維持手数料は一切無料で、また、自動売買であるループイフダンにも手数料はかかりません)


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口座開設は、

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今回は以上です。私は豪ドル/NZドルについてはかなり色々と分析しており、他にも色々な記事や、最新情報をブログでも書いているので、興味があれば、関連記事から是非ご覧ください。

【関連記事】

通貨ペアの説明、相場見通し:豪ドル/NZドル週間見通し| 重要指標・チャート・IMM通貨先物で予想(毎週更新!)

裁量トレード戦略:【5か月で利益66万円】豪ドル/NZドルの裁量トレードのやり方と実績

自動売買戦略:ループイフダン豪ドル/NZドル私の設定と実績【豪ドル円よりおすすめ】

豪ドル/NZドルループイフダン(ハイリスク版、年間利益率40%程度):【利回り40%】ループイフダン豪ドル/NZドルおすすめ設定と実績をブログで公開

 

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著者プロフィール
Yuki
Yuki

FX歴10年超のファンダメンタルズ派トレーダー。主に短期から中期でのトレードを得意としており、最近は自動売買やスワップ投資も行っております。 2010年より為替研究所を運営。相場の見通しや、FXでのおすすめの投資方法などを分かりやすく解説しております。 ループイフダンでは、豪ドル/NZドルやトルコリラ等を運用中。