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2023/08/02
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【警告】海外FX会社が突然のサービス休止!!海外FXの危険性とは!?

 

 

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ど派手な広告やキャンペーンを大々的に打ち出していた海外FX会社G社が2023年5月31日に突然のサービス休止を発表しました。

しかも、本記事作成時点(2023年6月)では、G社にお金を預けている大半のユーザーが出金について見通しが立たない状況です。

サービス休止の理由は、運営資金の枯渇であるとされています。
一体なぜ、G社はこのような事態に陥ってしまったのでしょうか?
サービス停止までの経緯から理由の1つとして、海外FX会社特有の危険性が挙げられます。

そこで、今回は、海外FX会社の盲点となりやすい危険性をご紹介します。

多くの海外FX会社は、G社のよう派手な広告やキャンペーンなどを大々的に打ち出していて、一見すると魅力的に思えますが、実は大きな危険性があるのです。

それでは、その真相をみていきましょう。



 

海外FXの盲点①<信託保全>

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信託保全は、顧客の資産を自社の資産と明確に区分して信託銀行や信託業務の兼営認可を受けた銀行などに顧客の資産を預け入れ、サービスを提供する会社が破綻した際に顧客が預け入れた資産を返還する仕組みです。

金融庁に登録されている国内のFX会社は、法令で顧客の資産と自社の資産を明確に区分して全額を信託保全することが義務づけられています。

一方で、海外のFX会社に信託保全の義務がありません。
その為、日本はもちろん厳しい規制が強いられている国の基準を回避しつつ、海外FX会社の営業はおこなわれていることが多いようです。

もし、信託保全の制度がない海外FX会社を使っていて、万が一その会社の破綻やサービス休止に巻き込まれたら、あなたの資金はどうなってしまうでしょう。。。

▼信託保全の詳細はこちらの動画をチェック▼
https://youtu.be/Jn7LD2PQYUo



 

海外FXの盲点②<レバレッジ>

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海外のFX会社を使うメリットとして、レバレッジが高いことが挙げられることがあります。
「そもそもレバレッジって何?」という方に簡単に説明すると、レバレッジは、自己資金以上に大きな取引を行うことができる仕組みです。

金融庁に登録されている国内のFX会社は、個人口座の場合、自己資金に対して最大25倍までの取引ができます。
一方で、海外FX会社では、自己資金に対して200倍、500倍、場合によっては1,000倍以上の取引ができる会社もあります。
ここまで聞くと、海外FX会社のほうが少ない資金で沢山の利益が狙える!と考える方も多いのではないでしょうか?

でも、ちょっと待って!!

例えば、1米ドルが100円の時に資金10万円で国内のFX会社、海外のFX会社それぞれ最大レバレッジをかけて取引したとします。

【国内のFX会社】

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レバレッジ25倍で取引を行うと米ドル円を25,000米ドル(25,000通貨)の取引できます。
これは、レバレッジ効果で250万円分の取引をしている事になり、米ドル円のレートが1円動くと損益が25,000円変動します。

【海外のFX会社】

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レバレッジ500倍で取引を行うと5,000万円分の取引している事になり、先程と同じ資金10万でも米ドルを500,000米ドル(500,000通貨)の取引ができます。
そして、500,000米ドルを取引している時に米ドル円が1円動いた時の損益は、500,000円です。

利益方向に相場が変動すれば、米ドル円が1円動いただけで投資額10万円の5倍もの利益です。

一見すると魅力的ですが、レバレッジ効果は、損失にも同様に作用します。

もし、米ドル円が1円損失方向に変動した場合、レバレッジ25倍では25,000円の損失で済みますが、レバレッジ500倍では、単純計算で投資元本の5倍の50万円の損失が発生します。
実際には、わずか20銭レートが損失方向に変動した段階で、元手資金10万円すべてを失うことになります。

これでは投資というよりギャンブルと言っても過言ではないですよね。



 

海外FXの盲点③<破産のリスク>

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冒頭で触れましたが、派手な広告やキャンペーンなどで顧客を集客する海外FX会社は少なくありません。

今回、破綻に陥った海外FX会社G社でも『入金額200%ボーナス』といった内容のキャンペーンを定期的に開催していました。
たとえば、100万円入金するとその200%に相当する200万円のボーナスが追加されて合計300万円分の資金が口座に反映されるというものです。

顧客にとっては大変魅力的ですが、ボーナスだけを利用して顧客が取引で大きく勝つと海外FX会社は手数料収入を上回る出金対応に迫られてしまいます。
実際にG社は、破綻の理由の1つとして、2022年中頃から、このボーナスを狙った不正や禁止行為が横行して大きな損失が発生したと報じました。

また、海外のFX会社に『ゼロカットシステム』といった制度があります。
『ゼロカットシステム』は、預けた資金以上の損失が発生した際、FX会社が損失分を負担する制度のことです。

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例えば、10万円をFX会社に預けて、急激な相場変動で-30万円の損失が発生したとします。

この場合、損失が無くなるわけではないので預けていた資金はもちろんなくなりますが、預けた資金を超過して発生した損失―20万円はFX会社が負担()します。

※金融庁に登録されている国内のFX会社では、ゼロカットシステムのように顧客の損失を補填することは法律により禁止されています。

これだけ聞くとなんて素晴らしい仕組みだ!!と思う方もいらっしゃるかも知れません。
でも、ゼロカットシステムは、口座残高のマイナス分をFX会社が投資家の代わりに負担する制度です。

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その為、FX会社が顧客の損失を負担することで、FX会社の資金が底をついてしまえば倒産してしまう可能性があるのです。

冒頭で海外FX会社に「信託保全」の義務がないことをご紹介しましたが、、、

海外FX会社は、破綻した場合のセーフティネットが弱いだけでなく万が一の事態にも陥りやすいと考えられる点は、、、要注意ですね。



 

本日のまとめ

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今回は、海外FX会社のデメリットをご紹介しました。

弊社をはじめ金融庁に登録されている国内のFX会社は、金融商品取引法など厳しい法令やルールの上で運営しています。

資産形成は、リスクを抑え取り組む事が鉄則です。

大切なお金を預ける会社だからこそ、長期的に安心して取引ができる国内のFX会社を利用しましょう。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました!



 

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