- No.10
- 日付:2017/03/16 21:30:09
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【i-NET TRADER】GMMA(複合型移動平均線)の見方を教えてください
回答
◆GMMA(複合型移動平均線)とは
トレンド系のテクニカル指標で、12本の指数平滑移動平均線(EMA)を用いて価格トレンドを視覚化しようとする指標です。開発者Daryl Guppy氏の名前を取ってGuppy Multi Moving Averageと呼ばれ、GMMAと略されます。トレンドの性質や状態を判断するには効果的な指標ですが、一方でトレンドが弱いレンジ相場には不向きです。
短期EMA6本(3,5,8,10,12,15)と長期EMA6本(30,35,40,45,50,60)で描かれるのが基本ですが、i-NET TRADER(デスクトップ版)では、移動平均線の種類やパラメータを自由にカスタマイズ可能です。
◆GMMA(複合型移動平均線)の見方
短期線グループ(ブルーのライン群)
短期スペキュレーター(投機的な参加者)の売買動向と捉え、一時的・短期的な価格推移を表します。
長期線グループ(ピンクのライン群)
中長期トレーダーの売買動向と捉え、価格推移のトレンドを表します。
移動平均線の代表的な見方にゴールデンクロスやデッドクロスがありますが、GMMA(複合型移動平均線)はラインの交差ではなく、2つのグループ内の各ラインやグループ同士の位置関係からトレンドの性質や状態を判断します。
- トレードの基本方針は、長期線グループのトレンドに従った戦略とする。
- 長期線グループ内の各ライン(ピンク色)の間隔の開き加減により中長期的な価格トレンドの強弱を判断する。
- 短期線グループ内の各ライン(ブルー色)の間隔より、短期的・投機的な価格変動を判断する。
- 2つのグループ同士の間隔から、発生中のトレンドの状態を判断する。
- ラインの収束は、現在の価格帯への合意と判断する。
- それぞれのライングループが同時期に収束を見せた時は、トレンドが転換する可能性が高い。
- 2つのライングループの位置関係から、トレンドの方向や強さを判断する。