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2018/12/26
シストレ活用事例

サトウカズオのトルコリラレポート【2018年12月第3週】

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【はじめに】

みなさん、こんにちわ(こんばんわ)!

トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨のスワップポイントで、”ほぼ”生活しているサトウカズオです。

目的は「ほったらかしでお金を稼ぐこと」ですので、その手段のひとつとしてFX自動売買も稼働・運用させています。

ループイフダンはトルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨の取り扱いも開始しましたので、利用しない手はありません。

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私も自腹で他のFX自動売買システムトレードツールと比較しながら稼働・運用していますので、よろしければ参考にしてください(笑

【忙しい人へまとめ】

トルコ経済は鈍化傾向

●アメリカは0.25%利上げし政策金利は2.50%に

●世界同時株安の様相を呈しリスク回避姿勢が進む中、トルコリラは底堅い

原油価格の低迷も輸入におけるエネルギー費用の割合が多いトルコにとっては朗報

●トルコリラは踏ん張るが、同じくリスク回避で円高が進む

●ドル安円高トルコリラ高が進み、対円ではトルコリラ安円高に

【12月第3週のトルコリラまとめ】

12月の第3週はおよそ1トルコリラ=20円88銭でこの週の取引を終了。

先々週(12月第2週)終値の1トルコリラ=21円12銭より、24銭のトルコリラ安円高で取引を終了しています。

先週のトルコリラは週を通して上値は重くも、実に底堅く推移しました。

アメリカの利上げとパウエルFRB議長のまずい(対応の)会見により、アメリカ株価はもとより世界の株価が総崩れでリスク回避姿勢が続く中、思いのほかトルコリラは底堅く推移しています。

むしろ他国通貨の下げが酷くて、トルコリラが優秀に見えます(笑

トルコの政治経済

トルコ9月失業率

8月実績11.1%、市場予想11.6%に対し、実績11.4%!

トルコ10月鉱工業生産

【前期比】
9月実績-2.6%、市場予想+0.0%に対し、実績-1.9%!

【前年同期比】
9月実績-2.4%、市場予想-4.3%に対し、実績-5.7%!

トルコ10月小売販売

【前月比】
9月実績-4.4%、市場予想-2.0%に対し、実績-2.6%!

【前年同月比】
9月実績-2.9%、市場予想-4.2%に対し、実績-7.5%!

トルコ11月住宅価格指数

【前月比】
10月実績+1.22%に対し、実績+1.72%!

【前年比】
9月実績+10.48%に対し、実績+11.30%!

トルコ11月住宅販売

10月実績前年比19.2%に対し、実績-27.0%!

まずはトルコの経済指標。
先週発表されたトルコの経済指標は、総じて前回実績・市場予想を下回り、冴えない内容となってしまいました。

特に重要指標である失業率が増加傾向と言うのがいただけません。

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トルコ失業率

TRADINGECONOMICS.COM様より

理由はトルコリラ安・インフレ率上昇・景気の悪化。

トルコショック時からの経済の混乱を引きずっており、2017年3月以来の高い数値となってしまいました。

また国民総生産(GDP)に直結し、さらに雇用(失業率)、設備稼働率、経常収支・貿易収支など様々な指標に影響を与える、鉱工業生産も大きくマイナスとなってしまいました。

2カ月連続で前年同月比を下回っており、景気経済の鈍化傾向どころか景気後退(リセッション)入りが現実味を帯びてきています。

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トルコ鉱工業生産

TRADINGECONOMICS.COM様より

ただ来年3月にはトルコ地方選挙も予定されており、エルドアン大統領は景気・雇用対策を打ってきそうです。

しかしトルコ経済にとって重要なのは、

経常収支>経済成長

消費者物価指数(≒インフレ率)>経済成長

です。

金利を下げてインフレが上昇しまうと元も子もないので、ここはインフレ対策を優先でお願いしたいです♪

アメリカの政治経済

さて現状、アメリカがくしゃみをすると世界は風邪を引くほど世界経済に影響を与えるアメリカですが、そのアメリカが利上げしたことで他の新興国では、

インフレ上昇対策

資金引き上げ対策

(リスクの高い新興国で運用するより安全で利益も見込めるアメリカで運用した方が良いため)

アメリカとの金利差縮小によるドル高通貨安防止

のために、政策金利の利上げを行っています。

トルコは政策金利の据え置きを決定した訳ですから、アメリカとトルコの金利差は縮小しました。

当然、上記理由によりドル高トルコリラ安が進んでもおかしくはないのですが、トルコリラは踏ん張っていますね♪

(まあ、今回はアメリカ連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長のまずい会見(対応)によりドル安が進んだ訳ですが…)

トルコリラの推移

週の高値は21円50銭くらい。

週の安値は20円83銭くらいでしょうか。

 

最高値は瞬間風速みたいなものでしたが、週で見るとやはり世界同時株安からのリスク回避姿勢台頭により、右肩下がりのチャートと言えます。

ドルトルコリラではトルコリラ高も、同時にリスク回避の円高が進んでいるため、対円ではどうしてもトルコリラ安円高となってしまいました。

それでも他国通貨に比べれば、トルコリラは十分底堅い、と言えます(笑

今後のトルコリラに期待したいです♪

【12月第4週・1月第1週のトルコリラ予想】

トルコリラに関しては、

12月26日:12月 設備稼働率

12月31日:11月 貿易収支

01月02日:12月 製造業PMI

01月03日:12月 消費者物価指数

などが予定されています。

トルコはイスラム教国…ではない(政教分離がきちんとなされている)ですが、イスラム教の国なので(笑)、01月01日は休みですが、それ以外は”ほぼ”通常通りです。

そのため月末月初と言うこともあり、重要経済指標が続きます。

年内最後の31日に11月貿易収支。

年明け03日には12月消費者物価指数が発表されます。

12月31日は月曜日。

01月03日は木曜日ですから、(市場参加者は少なく薄商いの閑散取引になると思われますが)FXの世界では”ほぼ”通常運転です(笑

そのため大きな値動きには注意が必要です。

【トルコリラ円の相場見通し】

トルコリラは底堅く推移していますが、新興国ゆえに、やはりこの世界同時株安からのリスク回避姿勢には影響を受けそうです。

よって12月第4週・1月第1週のトルコリラ円の為替相場見通しは、

19円00銭から22円00銭程度と予想します。

先週は、19円50銭から22円50銭程度のレンジ相場と予想していました。

ただ正直トルコ経済だけではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙

そうは言っても現状ドルが弱いこともあり、トルコリラは強含んでいます。

しかしトルコリラ以上にリスク回避の円高が強いこともあり、トルコリラ円の上値は重くなっています。

なにかポジティブ材料があれば良いのですが、実際はネガティブ材料が多いのが現状です(涙

それでは次回もよろしくお願いします。

(どこにでも居るトルコリラブログの1素人管理人の意見ですからね!)

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サトウカズオ
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