サトウカズオのトルコリラレポート【2018年12月第2週】
【はじめに】
みなさん、こんにちわ(こんばんわ)!
トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨のスワップポイントで、”ほぼ”生活しているサトウカズオです。
目的は「ほったらかしでお金を稼ぐこと」ですので、その手段のひとつとしてFX自動売買も稼働・運用させています。
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【忙しい人へまとめ】
●トルコの経常収支は過去最大の黒字幅を記録!
●トルコ政策金利は24%と据え置き
●トルコ100日プラン第2弾(巨大インフラ事業)を発表
●世界的なリスク回避でドル買いトルコリラ売リ
●しかし他国通貨に比べればトルコリラ頑張っている
●今後のトルコリラはアメリカの利上げペースに注意
【12月第2週のトルコリラまとめ】
12月の第2週はおよそ1トルコリラ=21円12銭でこの週の取引を終了。
先々週(12月第1週)終値の1トルコリラ=21円22銭より、10銭のトルコリラ安円高で取引を終了しています。
先週のトルコリラは週を通して上値は重くも、実に底堅く推移しました。
経常収支が過去最高の黒字を記録したり、無事政策金利が24.0%据え置かれたりしたのですが、なにせドルが強いです。
世界的なリスク回避姿勢の中、ドル高円高の影響を受けるも21円を割ったところでは割安感から買いが入るなど、他通貨に比べれば、なかなか底堅い動きとなっています。
トルコの政治経済
●トルコ7-9月期四半期GDP
【前期比】
前回4-6月期実績+0.6%、市場予想-1.2%に対し、実績-1.1%!
【前年同期比】
前回4-6月期実績+5.3%、市場予想+2.2%に対し、実績+1.6%!
●トルコ10月経常収支
9月実績+18.1億ドル、市場予想+25.5億ドルに対し、実績+27.7億ドル!
●トルコ中央銀行 1週間物レポ金利(=政策金利)
前回実績24.00%、市場予想24.00%に対し、実績24.00%!
●トルコ中央銀行 翌日物貸出金利
前回実績25.50%、市場予想25.50%に対し、実績25.50%!
●トルコ中央銀行 翌日物借入金利
前回実績22.50%、市場予想22.50%に対し、実績22.50%!
まずはトルコの経済指標。
先週発表されたトルコの経済指標は、数こそ少なかったものの大注目であるトルコ10月経常収支、そして今年最後の政策金利発表がありました。
まずトルコ2018年10月経常収支。
消費者物価指数(≒インフレ率)と同じく、トルコの最重要経済指標ですね。
その結果は…、3カ月連続の経常黒字!
す、素晴らしい!
しかも市場予想を上回る黒字幅であり、月額では過去最大の経常黒字額となっています
トルコ経常収支
TRADINGECONOMICS.COM様より
原因としては、原油価格の下落によりトルコの貿易赤字の大部分を占めるエネルギー輸入額が減ったこと。
そしてトルコリラ安やインフレ高進行からくるトルコ経済の低迷・消費の落ち込みにより輸入総額が減ったことも挙げられます。
この理由のため過去最大の経常黒字と言う大朗報の反面、トルコ7-9月期四半期GDPは前期比でマイナスになるなど、来年2019年はトルコ経済の鈍化・景気後退が囁かれています。
トルコ四半期GDP
TRADINGECONOMICS.COM様より
しかしトルコ経済・経済指標上、
経常収支>経済成長
消費者物価指数(≒インフレ率)>経済成長
の方がより重要(より経済に与えるダメージが大きい)ため、エルドアン大統領には優先順位を間違えないで経済政策を執り行って欲しですね。
そして13日には今年最後の政策金利が発表され24.0%の据え置きが決定されました。
市場予想通りだったので為替相場的には動かないと思っていましたが、結果は大きく上昇!
その理由はトルコ中央銀行の声明文で「断固として引き締め維持」の文言が削除されたことで、トルコの危機的なインフレ上昇局面は脱したとの見方からトルコリラ高が進んだ訳です。
しかしその後にエルドアン大統領が第2回100日プランを発表すると一転、トルコリラ売り(トルコリラ安)が進んでしまいました(涙
黒海から地中海へと抜けるイスタンブール運河
ボスポラス海峡の海底トンレルを通るグレート・イスタンブール・トンネル
など、いったい総工費がいくらかかるのか、トルコを揺るがす財政負担になるのは目に見えている巨大インフラ事業が原因です。
依然インフレが厳しい中、トルコの財政が耐えられるか心配です。
トルコリラの推移
週の高値は21円34銭くらい。
週の安値は20円91銭くらいでしょうか。
週の最高値は、週初め10日の東京時間。
週の最安値も、週初め11日の東京時間。
つまり21円台前半での本当に狭い範囲でのレンジ相場となっています。
まあ20円台ではトルコリラは買われ、すぐさま21円台には戻していますので、トルコリラは底堅い…とも言えます。
今後のトルコリラに期待したいです♪
【12月第3週のトルコリラ予想】
トルコの政治経済
12月17日:09月 失業率
12月17日:10月 鉱工業生産
12月21日:12月 消費者信頼感
などが予定されています。
(今年の残り重要経済指標は26日の設備稼働率、31日の貿易収支くらいでしょうか)
今週は、17日の失業率に注目です。
市場予想は11.6%、前回8月実績の11.1%より悪化が見込まれています。
トルコ経済は鈍化・来年はマイナス成長すら見込まれています。
厳しい局面ですが、打開するためにエルドアン大統領が景気刺激策を執って、結果インフレ率上昇⇒トルコリラ安、とならないことを祈ります。
(来年3月の地方選挙前に景気刺激策を執り行う可能性が高そうですが…)
【トルコリラ円の相場見通し】
よって12月第3週のトルコリラ円の為替相場見通しは、
19円50銭から22円50銭程度と予想します。
先週も、19円50銭から22円50銭程度のレンジ相場と予想していました。
確かにトルコリラは底堅い。
しかし上値も重い。
あれ?トルコリラ安定していますね?(笑
(ただしどこにでも居るトルコリラブログの1素人管理人の意見ですからね!)
それでは次回もよろしくお願いします。
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著者プロフィール
- サトウカズオ
- 【サトウカズオ:会社員・投資家・ブロガー・初心者の味方】
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