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2018/12/11
シストレ活用事例

ループイフダン5通貨ペアの運用レポート(2018年11月)【秋川匡人】

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こんにちは。ループイフダンなど、リピート系自動売買の運用を公式ブログ「トレード12」(http://trade12.jp/)で公開している秋川匡人です。よろしくお願いいたします。

私は2016年の10月から、ループイフダンのデモ口座を複数動かして、長期的にどのような結果になるかを検証しています。

特に注目しているのは、「同一のリスク(=レバレッジ)なら、どの値幅が収益性が高いか」という点。

なのですが、こちらに関してはすでに値幅が広い設定の方が、原則的に収益性は高いという点がデータ上からは確認できています。

このサイトでも、ループイフダンで値幅論争勃発!?その真偽を検証してみた(https://inet-sec.co.jp/column/20180725-1/)でその内容がまとめられていますよね。ちなみにこの元ネタは私のブログ(http://trade12.jp/loopifdone-nehaba-498/)です。

というわけで、こちらの記事では、2018年11月のループイフダンのデモ運用結果をまとめたものを、通貨ペアごとに公開します。

 

■豪ドル円のB80とB20の運用

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先月に引き続き、B80の方が年間利益率換算で1%高くなっています。

 

■ドル円のB100とB25の運用

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こちらも先月に続いて、B100の方が年間利益率換算で1%高くなっています。

 

■ポンド円のB150とB50の比較

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こちらも先月に続いて、B150の方が年間利益率換算で約1.3%高くなっています。

 

■ユーロ円のS120とS40の比較

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先月に続いて、両者の年間利益率はだいたい同じくらいです。

 

■ユーロドルのS60とS20の比較

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S60の方が年間利益率換算で0.24%高くなっています。

 

■最適な値幅についての諸条件

もともとこちらの検証は、同じレバレッジならどの運用が一番効率良く稼げるか、がテーマになっています。

ただこれは、ループイフダンならではの、「利益確定幅とイフダン注文の設置幅が同一」という条件下におけるものです。

最近流行しているグルグルトレイン(グルトレ)は、基本の設定では10pipsの設置幅に対して50pipsの利益確定を取るもので、こうなるとまた話が違ってくると思われます。

こちらについては、新たな検証にチャレンジしてみようと思います。

また、私がループイフダンなどのリピート系には、「決して損切りをせずに長期的に放置できる」という部分を重視します。トレンドを読んだり、損切りをしたり、細かく操作をするのなら、デイトレの方が良いと思っているからです。

ですので、逆にたくさん操作をして、流れを読むスタイルの方の場合、最適な値幅もまた違ってくるでしょう。トレンドの判断をおおむね間違わないのであれば、短い値幅にたくさん注文を入れて、少々効率が悪かったり、スプレッドをたくさん支払うことになっても、高回転させた方が利益が多くなるケースもあると思います。

このように、ループイフダンにかぎらず、いろいろなFXの比較論争は、前提となる条件が変わってくれば、答えも変化するものだと最近思います。

 

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トレード12

 

 

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