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2018/11/08
シストレ活用事例

ループイフダン5通貨ペアの運用レポート(2018年10月)【秋川匡人】

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ループイフダン5通貨ペアの運用レポート(2018年10月)【秋川匡人】

こんにちは。ループイフダンなど、リピート系自動売買の運用を公式ブログ「トレード12」(http://trade12.jp/)で公開している秋川匡人です。よろしくお願いいたします。

私は2016年の10月から、ループイフダンのデモ口座を複数動かして、長期的にどのような結果になるかを検証しています。

また、「同一のリスク(=レバレッジ)なら、どの値幅の収益性が高いか」の検証も行っています。

こちらの記事では、2018年10月までのループイフダンのデモ運用結果をまとめたものを、通貨ペアごとに公開します。

 

■豪ドル円のB80とB20の運用

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B80の方が年間利益率換算で1%高くなっています。

■ドル円のB100とB25の運用

USD.png

?B100の方が年間利益率換算で1%高くなっています。

 

■ポンド円のB150とB50の比較

GBP.png

B150の方が年間利益率換算で約1.3%高くなっています。

 

■ユーロ円のS120とS40の比較

EURJPY.png

?両者の年間利益率はだいたい同じくらいです。

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■ユーロドルのS60とS20の比較

EURUSD.png

?S60の方が年間利益率換算で0.17%高くなっています。

 

■まとめ

その1 値幅について

当初から予想していた通り、リスクを揃えた状態なら、値幅が広い運用の方が、狭い運用より長期的な収益性が高いことは間違いないようです。

特にポンド円は年間利益率換算で1.4%ほどの差があります。

ただし、これはあくまで利益が出ている、「良い運用」の場合で、いわゆる「悪い運用」のユーロ円売りでは、値幅が狭い設定の方が僅かに年間利益率は高くなっています。

ただ、今はプラス運用に転じているユーロドルにも、マイナス収支だった時期にはこんな傾向がありました。今後ユーロ円の売りがプラスに転じることがあるなら、同じような結果になるか注目してみましょう。

その2 通貨ペア選定について

通貨ペアごとに年間利益率を比較してみると、ドル円とポンド円は値幅が広い方の運用で7%ほどの年間利益率を叩き出しています。対して、私がメイン運用している豪ドル円は2%台と明らかに低調です。

ただこれは、この検証を開始した2016年秋から2年間の値動きに基づいた結果です。

例えばポンド円は最安値と最高値の幅が広い運用なので、相場に方向性が出れば大きく上下に動きます。

またドル円は基軸通貨であるため、本格的な長期トレンドにはしっかり反応します。

なので、今後大きな下落相場が訪れれば、豪ドル円以上にポンド円は下落する可能性がありますし、豪ドル円以上にドル円のトレンドがはっきり出る可能性があります。

よって、2年程度の期間では、通貨ペア選びの参考にはあまりならないと考えます。

 

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