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2018/06/30
シストレ活用事例

ループイフダンをいつから始めるか【豹】

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ループイフダンをいつから始めるか

 

第1回のテーマは、初級者〜上級者、誰もが直面する課題「いつから始めるか」です。

初心者であれば投資自体が怖いことでしょう。上級者であれば今はスタート(ポジションをとる)チャンスではない、と考えてしまいます。

 

1.ループイフダンの特徴

 

では一度、ループイフダンとはどういうものかを考えてください。

シストレちゃんねるを読んでいる方は仕組みは理解していると思います。プラスで私が思う概念を。

ループイフダンとは、1つの新規→決済のトレードに固執せずに、レンジ、幅で考えるトレード手法です。今は上がる?下がる?これは上級者でも当てることは難しいです。なので通常はストップ(損切り)ラインを決めておくのです。しかし、ループイフダンはというと、

とりあえず、ポチっといて、利益が乗ったら決済しよう。でも、○○円以上で買いポジションを持っても3年に1回くらいの決済チャンスしかないな。○○円以上では買うのはやめておこう。

といった感じです。

 
 

2.実際のループイフダン

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これは、AUD/JPYのループイフダンB40の設置イメージ(日足)です。

85.1〜80.3円の間で0.4円幅で1万通貨ずつ買う

という設定とします。この赤ラインに達する度に新規や決済が繰り返されます。陽線(ろうそくが透明)の場合、赤ラインと交わる度に、4000円の利益がでます。陰線(ろうそくが白色)の場合、赤ラインと交わる度に新規ポジションを取得していきます。

※今回はスワップを考慮しません。

※日足につき、約定回数は交わった回数よりも多い場合があります。

この時点(2018年6月11日20:30)でのレートが、1豪ドル83.636円で、この日は陽線が伸びていますよね。

なので、1日で83.1、83.5の決済が発生し、4000円×2=8,000円の利益をあげています。この時点でもっているポジションは、83.9以上の4つとなります。

 
 

3.含み損の考え方

 

ループイフダンに付きまとう含み損。これがあるから皆踏み出せないですよね。

ここで考えなくてはならないのは、先程の4つのポジションの現段階の含み損をどう考えるか?ではありません。

レートが下がり、すべてのポジションを取得し、さらに万が一のとこまで下がった場合の含み損を考える。これが正解です。

仮に75.1円まで下がったとしましょう。1番上の85.1のポジションの含み損は10万円です。次が9.6万、9.2万、8.8万・・・・

(10+5.2)/2×13=98.8万円と100万円近くになります。

この100万円をどうみますか?

100万円を定期預金として考え、利息分のみを頂く。

※「定期預金」はあくまで筆者の主観的な考え方であり、ループイフダンはあくまでリスクのある投資商品となります。

どうせいつかは円高(含み損大)になるのです。無理に極端な円高チャンスを待たずとも、自分の想定レンジ内であれば即始めて問題ないのです。というのも、たまたま円高チャンスでスタートしたところで、すぐ想定レンジ内のポジションはすべて取得します。よって、85.1円で始めようが、80.3円で始めようが長い目で見れば同じなのです。

この半年強だけで10万円以上利益を生み出しています。さらにこのレンジを通る度に月間数万円を生み出します。5年おきに少し想定レンジを調整する程度で問題ありません。

アイネット証券の目安資金表にて含み損計算はしっかりと行いましょう。

結論!!

想定レンジ内であれば始めましょう

 

4.補足、レンジの読み方

 

想定レンジといってもそれが難しいんじゃん!という方もいらっしゃると思います。が、ほんとにざっくりで大丈夫です。ループイフダン自体がざっくりとした手法ですので。

私のブログを参照していただいても結構ですし、ループイフダン系のブログは多数執筆されております。真似すると楽ですね。

ちゃんと考えてやりたい!という方は、週足チャートを表示し、平行線を2本引き、コアレンジを探しましょう。あとは含み損計算次第で、コアレンジのどこまでを上限とするか、幅を決めましょう。簡単ですよね。

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もちろん原資は塩漬けという考えですが、それ以降の利益はまるっといただきです。

次回は、「複数のループイフダンを回す??」です。

 

<著者のブログをチェック!>

毎日が焼肉 〜ループイフダンの可能性。トラリピ卒業しました(笑)〜

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